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NOTRE MUSIQUE

Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

StephPocketsなんとなくレゲエにはまりそうな今日この頃ですが、今日は去年発売されたSteph Pocketsのファーストアルバムを紹介。
友人YNQ氏に薦められて聴きましたが、なんとあのBob Marleyの実の娘だそうです。ジャンル的にはレゲエではなくHipHopということになりますが、凄く繊細でデリケートなHipHop。
ラップというスタイルでありながらそのボーカルには非常に歌心を感じます。生演奏を多く取り入れ、ヒップホップだけでなくレゲエ、ソウル、ロックといった多種多様なエッセンスを消化した良質のポップミュージックで、全体的にオーガニックなサウンドでゆったりとしたリズムの中にも1曲1曲に芯の強さが感じられます。
彼女にとってはジャンル分けはもちろん、偉大な父のネームバリュー(親の七光り)すらもまったく無用の長物でしょう。あくまで自分の音楽をやるという純粋で真摯な姿勢が伝わってきます。
個人的にはHipHopのアルバムでこんなに口ずさみやすいアルバムは他に思いあたりません。間違いなくワンアンドオンリーな存在です。若くして死んだBob Marleyですが、こんな遺伝子が残されていたとは驚きです。

GunsN'Roses初めてこのBlogに読者がつきました。タイトルからして“不動産とハードロック”なんて共通項が多くてドキドキしてしまいます。記念に今日は個人的に死ぬほど聴いたハードロックのアルバムを紹介。
いまでこそハードロックを聴くことはほとんどなくなってしまいましたが、高校生の頃はとにかく“5度コード以外はコードじゃない”と思ってるほどのハードロック少年でした。(5度コード以外はコピーできなかっただけでもありますが・・・)
ZEPPやパープルも好きでしたが、ハードロック(ヘビーメタルとはちょっと意味合いが違う)バンドとしてはやはりこのGuns N'Roses。このアルバム“Use Your Illusion”は衰退しかけたLAメタルを一気に復活させたガンズの1991年の超名盤でもあり超問題作の2枚組。1枚目も大好きでしたが、この2枚組の持つエネルギー、バラエティに富んだ楽曲群は今聞いてもまったく遜色なし!
発狂したレオンラッセルのようなアクセルの声、ベーシックながらも豪快なスラッシュのギター、イジーストラドリンのソングライティング・・・とにかくすべてにおいてスケールがデカいのです。
ボリュームの大きさゆえ散漫だという見方もありましたが、どこを切ってもハードロックの持つカタルシス以外の何ものでもありません。今思うと当時は10代の若者特有の欲求不満な感情だったり理由のない反抗心なんかをすべてガンズにぶつけていたような気がします。
この後、このアルバムですべてを出し尽くしたかのようにガンズは衰退していき、わたしはブラックミュージックにハマっていきました・・・
MaceoParkerMaceo Parkerの新譜。
今回のテーマは何の脈絡もなく、なぜか“学校”です。
たぶんメイシオ自身が教壇に立って、現代の若者達にファンクを叩き込んでやるというもので、無事にこのメイシオ学園を卒業すると一人前のファンクマスター(P-Funk流だとFunkATeer)になれるというものでしょう。
このP-Funk直系のバカっぽさが実にメイシオらしい!
毎回恒例のソウル有名曲カバーもテーマに合わせてジャクソン5の“ABC”、ゲストにキャンディーダルファーを呼んだと思ったら“What A Wonderful World”をほのぼのとボーカルでデュエット!
全編そんな遊び心に溢れたアルバムだが、やはり決めるところは決めており、60歳を超えてるとは思えないファンキーなソロの嵐。P-Funk時代の盟友ロドニー”スキート” カーティスのベースも健在。
プリンスの横でクールにファンクするプレイもよかったけど、メイシオはこういうバカやってるほうが似合う。
「2%ジャズ、98%ファンク」というメイシオ学園の校風そのものといったアルバムです。
PeterTosh先日のCornell Campbellを読んで友人K氏が勧めてくれたPeter Tosh。
ずいぶん前にミックジャガーとやってるライブをちらっと見ましたが、アルバムを聴くのは初めてでした。で、聴いた瞬間に完全にK.O.されました。
このPeter ToshはBob MarleyらとともにWailersを結成し、レゲエという音楽を世に知らしめたルーツレゲエの最重要人物の一人。
人間の平等を訴え、マリファナ解禁を叫ぶなど社会的メッセージの強い人で、87年凶弾に倒れたため、政治色の強い反権力的なシンボルとして認知されていますが、そんなメッセージなしでも十分過ぎるほど素晴らしい音楽を残しています。もちろんそんな強い意志の持ち主だからこそ音楽が素晴らしいのは言うまでもありません。
あのミック・ジャガーを魅了しRolling Stones Labelの第1弾アーティストとしてソロデビューしていることからも証明されています。
このアルバムは1976年のボストンでのライブを収めたもので、世界最強のリズム隊Sly DunbarとRobbie Shakespareをバックに従えアメリカ人相手に素晴らしいステージを披露しています。
サウンド的にはストーンズとの交流の影響もあってか、ルーツレゲエの割には2拍目4拍目がそれほど協調されておらず、意外とロック、ソウル的なグルーブもあるような気がします・・・(気のせいかな)
リズムも凄いのですが、曲も一度聴いたら耳の中でずーっと流れっぱなしで忘れられないほど良い曲が多いです。

LittleFeatいままでウエストコースト系のミュージシャンの話で、何度もLowell Georgeの名をあげていますが、今日は本体であるLittle Featのローウェル在籍時の唯一のライブ盤。
このバンドはもともとフランクザッパのマザーズ出身のミュージシャンで結成されていて、一聴すると普通のウエストコーストロックですが、聴けば聴くほど深読みできてしまう音楽。ミックジャガーが彼らのファンでライブを見に行っていたり、ジミーペイジがローウェルを尊敬するギタリストに挙げていたりと、やたら玄人受けするバンドでもあります。(特にZeppのボンゾのドラムの音はかなりFeatの影響受けています)
特にローウェルの独特なスライドギターはフォロワーが存在せず、そのオリジナリティーは特筆に価します。
このバンドの音楽性はファンキーでブラックミュージックの影響なしでは語れないバンドですが、その影響をもうひとつのカントリーの要素と合わせて非常に個性的で批評的に解釈しています。
このライブ盤はそんなFeatのLowell Georgeが脱退(死亡)する前の全盛期のもので、ホーンにTower Of Powerが参加(Lenny Picketのソロも1曲あり)。
ルーズな中にも緊張感の漂うスタジオ盤の数倍パワーアップした演奏が聴けます。
ちなみにタイトルの“Waiting For Columbus(コロンブスを待ちながら)”とはミュージシャンからは評価されながらも、セールス的には決して評価されなかったFeatがコロンブス(一般のリスナー)に発見される(評価される)のを待っているという彼等らしい皮肉でもあります。
このライブ盤は数年前に他のアルバムにちらばっていたテイクと合わせて完全版がでました。一家に一枚の必携アルバムです!

Marvin1職場の同僚であり、このアクセス数の少ないブログを見てくれている数少ない友人のひとりであるI氏に長男が誕生しました。
今日はI氏の奥様が好きだというマービンゲイの1973年の超名盤。
モータウンのアーティストで初めてセルフプロデュースを行った“What' Going On”では社会的問題を題材とし、サウンドクリエイターとしてもソウルミュージックの新境地を切り開いたマービンだが、次作である本作ではテーマを一転して男女の“性愛”に移しています。
全体的には前作同様コンセプトアルバムでもあり、統一感のある構成となっていて無駄な曲は一曲もなく、これ以上のボーナストラック等も不要なほどの完成度を持ったアルバム。(実際、最近出たDeluxe Editionもボリュームありましたが、基本的にはオリジナルで十分)
生涯“聖”と“性”の間で苦しみ続けたマービンの“性”に関する男性の愛情、孤独、弱さ、貪欲さ、希望、哀愁といった繊細かつ激しい感情が表現されています。
この作品でセックスシンボルとしてイメージを確立し、彼の表現力豊かなソウルフルなボーカルスタイルは80年以降のあらゆるシンガーたちに絶大な影響を与えました。
マービン自身はモ―タウン社長ベリー・ゴーディJr.の妹である奥さんや実の父親とは結局最悪な関係しか築けず、お祝いには向かないアーティストかもしれませんが、そんな心配はI氏には無用でしょう。
Lotusの誕生を心からお喜び申し上げます。
MuchachitoMuchachito Bombo Infierno(ムチャチート・ボンボ・インフェルノ)というバルセロナのグループのデビューアルバム。(カタカナだとちょっと間抜け)
ジャンル分けするとミクスチャールンバというらしいですが、そのとおりスペインのルーツミュージックであるルンバやフラメンコだけでなく、ファンク、スウィング、ブラスロック、スカ、レゲエなどが多種多様な要素が混ざった音楽です。あらゆる人種の集まるバルセロナという都市ならではの音楽ということでしょう。長年ストリートミュージシャンとして鍛え上げられたらしく演奏力も安定していてなかなかの実力派グループ。
バルセロナ周辺のストリートミュージシャンのスタイルは“ルンボクシング”(ルンバとボクシングの合成)と呼ばれるらしく、アッパーでパンキッシュな要素もあります。
まさに情熱の国スペインの現在進行形型の血沸き肉踊る音楽!アコギのカッティングや豪快なブラスアレンジも素晴らしく、ムチャチャートのややデスボイス気味なボーカルも痛快でイカしてます!ジャケットとライナーのノスタルジックなイラストもCool!
こりゃライブも楽しそうだなぁー。個人的にかなりハマりました。今年度ベスト1かも・・・(まだ4月だけど)
CornellCampbellジャマイカのCornell Campbellの2枚組アンソロジー。
70年代から現在も現役で活躍してるレゲエアーティストで甘いファルセットボイスのせいか、ジャマイカのカーティスといった呼ばれ方をよくします。
ただ、私としてはカーティスとは違って社会的なメッセージが希薄なため(悪い意味ではなく)あまり、そういう見方はできません。
同じレゲエのアーティストでもボブマーレーなんかのほうがよりカーティスに近いかな。。。
個人的にはレゲエの2拍目4拍目を強調したリズムって聞いてるとすぐに飽きてしまい、ボブマーレーの一連の名作など一部を除いてはイマイチはまれないジャンルなのですが、この人の音楽は同じ2拍目4拍目でも独特の軽さがあり、そのリズムにのる甘く爽やかなファルセットがは清涼剤のようで、聴いているととにかく気持ちいいのです。
特にこれからの季節、レゲエというとスライ&ロビーやジミークリフくらいしか浮かばない人(私のことです・・・)にはぜひお勧めです。
Faniaセネガル生まれフランス育ちのFaniaというアーティストのデビュー盤。
もともとゴルチエのイメージ・キャラクターなんかもつとめたスーパーモデルであったそうです。
だからといいってモデルが副業として出したアルバムというものではなく、作詞・作曲もすべて手がけていてサウンドもかなり本格的。
先日のYusaもそうでしたが、アフロなポリリズムにのるギターを始めあらゆる楽器の音色が非常に美しく、極上のオーガニックサウンド!とにかくフランス語とウォロフ語の不思議な響きとセネガルの素朴な弦楽器シャレムの音色がとても神秘的です。

アフロやレゲエといったネイティブな黒人音楽の要素がベースになってますが、全体の印象はスタイリッシュなポップミュージックです。この音楽性は長年モードの世界で活躍してきたということに深く関係するのでしょうか。
ネイティブの黒人の音楽性が優れていることなど今さら言うまでもありませんが、アフロポップがここまで洗練されているとは!驚きました。。。

VanDykeアメリカン・ロック最高のオタク系プロデューサー、ヴァン・ダイク・パークスのソロ第一作。
初のコンセプトアルバム、ビートルズの“SGT Pepper's”の翌年にリリースされたアルバムで、同じコンセプトアルバムとして同レベルのクオリティを持ちながらもまったく売れなかったアルバムです。
アメリカン・ロックの良心ともいえるバーバンク・サウンドという言葉もまだ一般的でなかった頃です。
ストーンズは“SGT Pepper's”の影響で“Their Satanic Majesties”をつくってコケましたが、アメリカでこんなの作ってた人がいたんですねぇ・・・
このアルバムのコンセプトはまさにバーバンクサウンドの魅力である、“アメリカの繁栄と自然が理想的な状態で融合した世界”を音楽によって作り出すという試みです。

テーマパークのように音楽の断片をかわいくまとめあげた音楽なのに、全体から伝わってくる印象は凄く渋いのです。
ちなみにプロデュースもしているとおり、Lowell Georgeとも仲が良く、ブライアンウイルソンがビーチボーイズから失踪した際に、ふたりでLA中を探し回ったという逸話も残っています。
10年位前に最初に聴いたときは、まったく理解できませんでしたが、徐々に全体像が見えつつあります。その位深い(だろうと思う)アルバムです。
去年、ブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイクとで完成させる予定だった幻のアルバム“Smile”がリリースされましたが、ヴァンダイクについてもこれから再評価されていくのでしょうか。それはSong Cycle(歌の循環)であり、結局またよく理解されないまま廻っていくような気もします。。。