ロックの角には福来たる

ロックの角には福来たる

F山の日記
工場生技渡世。音楽、暮らし、日々思うところ、読書、映画、音楽文化とファッション、などなど。Punk/Powerpop band WHIZZのベース。浜松在住。


PUNK / POWER POP Band、WHIZZ
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金の夜。遠鉄自動車学校前駅つう浜松の端っこで、バンドメンバーと居酒屋に入り浸り、先日録音した、レコード吹き込み用の自分達の音源について、全角度、全方位から褒め称える、絶賛に継ぐ絶賛を浴びせる、ということを、またしても2時間みっちりやり抜いて、まさに僕らは有頂天、というやつだった。プロモーションの準備も鋭意進める方向で、おそらくは、今が1番楽しい頃合いなのである。がんばるんば。


土の夜。今度は第一通り駅つう浜松の中心、あるビルの一廓にある飲食店に入り浸り、僕の兄貴、the  SLICKS淳ちゃんと、いつも通り、バンド、ライブ、レコード、そういうものについて1から100まで語り合った。新たなチャレンジのお話も伺った。この人がいなかったら、おそらく僕は浜松に根を下ろす事はなかったんじゃないかなと思う。いつも必ず思う。必ずだ。いい夜だった。












水戸Knoxのはっちゃんが、BloomfieldをTESTORSばりと評したので、おお、と思ってTESTORSのコンプリートCDを引っ張り出した。ジャケに2003とある。色々よみがえる。


僕は会社の都合で関西を離れて静岡市に移り、その後浜松に流れてきた。そしてパンク系専門ROCKING RECORDの常連となり、店主クスノキさんとすごく仲良しになった。変人同士ウマがあったというわけ。よく覚えてないが、このTESTORSもROCKINGで買ったはず。


その後僕は転職し、浜松に根をおろすことにした。新しい仕事をしながら、週末にはROCKING、ライブハウス、バンドで遊ぶ、そういう好きな過ごし方を続ける選択をした。


あれから20年。ROCKINGも当時のライブハウスも無くなったけど、仲間がいて、新しいライブハウスもでき、バンドもやって、いい感じに好きな過ごし方を続けている。結局僕は、やっぱり仕事人生であったが、、それでも音楽を続ける事が出来たのは、クスノキさんはじめ、みんなのおかげさま、そこは間違いない。いま、クスノキさんのヒャヒャヒャヒャという笑い声を思いだしつつ、うんうん、感謝しかない、本当に。





近所の大衆食堂、そこのラーメン🍜が優しい味で、半月のハムがのっており、かいらしなあ、ポニョのラーメンみたいやなあ思って、450円の値もあって気に入っていたのやが、先日行ってまた発注したらセコイ焼き豚に仕様変更されており、かいらしくなく、すごく嫌であった。


左様な悲しみごとは日常まあまああって、小さきダメージを重ねるが、僕は他者よりそういうのが少し多いように感じており、例えるならば、社食でラーメン頼んだらぬるくて麺が伸びていた、山岡家で辛味噌ラーメン頼むつもりが間違えて旨辛ラーメン頼んでしまった、牛丼屋で唐揚げ丼頼んだらいつまでも出されてこなかった、などなど枚挙にいとまがない。


なんでなんかなー、と思う。見た目で店員の扱いが異なるのは、まああったとしても、僕を一見した評価として、オゼゼをようけ持たんオケラに見えたから、であろうか。オゼゼは確かにようけ持たんが、心は錦やで?難儀な話やで。










少し前、とうとうコロナを患ってしまい、1週間棒にしてしまった。普段、二日酔いで終日苦しむ事があって、なんでまあ、コロナになってもそういうの慣れとるし大丈夫やろ、なんて思ったら甘かった。めっちゃ甘かった。高熱と諸症状、相当しんどい、いやはやしんどすぎて、あんまり記憶がない。


実際、39.6度まで上がって2日ほど苦しんだが、そこを越えるとかなり楽になって、しかし油断すれば体温計がすぐ上向きに反応するので、床に入り大人しくしていた。おおよそ本を読んで過ごした。町田センセの山頭火、読了した。


山頭火といえば、全国旅をしながら詩を書いた有名な詩人、くらいの認識で、仙人のようなイメージだったが、とても人間的、良くも悪くも、詩をはじめて読んだがすごくいい。大学の図書館では詩集を読む事も確かにあったが(35年前かー)ワーズワースという英国ロマン派詩人など好んだため、そっち方向は興味が向かなかった。いや、山頭火良いと思うなあ、詩集、市立図書館で借りてこようかな。





あんなに楽しみにしていた連休は、過ぎ去りし日々の思い出となり果て、まあ最初からわかっていたにせよ、やっぱり悲しき現実をともなって、ははーん、6日月曜日から仕事とあいなった。不労所得者が羨ましい、連休あけいつも思う。僕にも才能が、、なあ、、。


本連休は色々あって遠出を避けたものなり。浜松祭りを見に行ったこと、舘山寺周りの小山の遊歩道を散策したこと、娘と近所の焼き鳥屋に行って、僕は飲んで娘は食べ8千円使ったこと、まあそれくらいのもんだった。あとはいつもの休日のようにすごしたものだった。レコード聴いたり、ギター弾いたり、本を読んだり。恒川光太郎センセの作品、金色機械を読了したのだ。フフーン。


で、最終日。半田山のホームラン軒、ここのワンタンメンが好きでこの日の晩餉とした。ラーメン屋は炭水化物を重ねてこそ、、それがカッコイイと思う。半チャーハン頼んでやったぜ、お医者からは麺類などはよすように言われておるのだがな、ふふん、我は反逆者なり、背徳の味を求む。うーん、うまいぜ。










以前よりお医者に内臓脂肪を指摘されており、人間ドックの数値がそいつを物語るわけであるが、目方が多ない(57kg)のに何でなん?てなもんで、聞けばおなかにアブラが集中して数値的にアカンくなってるらしく、で、飲酒をきっかけとした良ろしない食をあらためよ、との指示で、とにかく頑張ってみることにした。


僕の場合、糖質をよしたほうが目方が減るのやが、しかしながら晩餉なんかはすでにそういったものを摂っておらず、次の手を思案していたのである。すうしたらば初耳、ビネガーが良いらしい。なんだかどうやら内臓脂肪を減らす効果が具体的にあるらしい。なんで、キチンの調味料の収納見たら米酢があって、そいつを薄めて試飲したところ、まあうまないが、吐き出すほどやない。息をころしたら飲めるので、しばし続けることにする。また、報告申し上げる。






バンドのライブ演奏が無いのになんだか忙しいのは、6月に録音することにしたからで、その準備としてまず、前回同じくMTRで試作音源をとることにした。そいつで我々の音の絡みを確認しつつ、エンジニアに送り先行で聴いて頂いて、準備を整えていく寸法や。


で、その試作音源どりにむけ、ベースフレーズ、運指、全体ブラッシュアップが必要やし、MTRの使い方も忘れてしもたんで勉強せなあかんし、あとレコードにした時の宣伝PV、これもまた自作しかないんで、アイデア練らなあかんし。まま、そういうモロモロが諸々あって、しょっぱな申し上げた通り、そんなわけで、忙しい。


そんな中先般、坂本教授の特番、録画してあったのを観た。人生全うされる最後の時をとらえたもので、運命受け入れながら、なお未来を見る、そういう内容だった。胸をうたれて、涙があふれた。ぼくも、、向き合う時が、もしかしたら、近づいているかもしれぬ。そういう年齢になりつつ。整えておかねば、、






会社の歓送迎会が先週末あって、ウヰスキソーダをガブ飲んで大々的に酔っ払ったが、わたくしの良手は酔ってもハラスメントなど迷惑な言動に至らないところである。しかしながら悪手もあり、後半、酔いで足がもつれてよく転倒するのだ。主に座席移動中、転んで酒をこぼして服がビショビショになる。今回も同様の様子だった(らしい)。


転ぶのは、掘り炬燵式の座敷が多い。あれは足を一旦穴から抜いて、横座りから起立となるわけやが、大虎に出来る芸当になく、従って平座敷を毎度リクエストするが、費用優先、座席後回し、毎度上記の通りで、全く難儀である。


んな事を思っていたら、僕のチームの1人が本社帰任となった。おうおう、また歓送迎会なわけね、平座席キボンヌ、などとふざけていたら、あらめでたい、お子が出来るらしく、パパ育休をとるらしい。帰任してすぐ休みなんもアレなんで、こっちで取って帰任、となった。


僕も育休取りたいなあ、なんて羨ましく、もしチャンスあるなら娘が結婚して孫が出来るタイミングか、なんて、しかし聞けば孫は対象外らしく、更にさらにもっと言えば、孫が出来る頃にはおそらく僕はすでに定年お役御免となっており、あらあら、あらあら、育休もなにも。むむむーん。






満開の桜、花、日差しよく、生命が爆発している様子、近隣の公園は沢山のお運びで、わんさかしている。僕、このわんさかいう言葉、我が故郷ではそない馴染みないんで、僕の中で通りが悪く、辞書ひいたところ、なるほどなるほど、意味はだいたい通ったが、どうやら漢字の設定がないらしい。へえ。


そんなわけで一丁、僕もわんさかに参加してこましたろ、思って、桜、お花の下を少々歩いた。咲き誇る木々、風と花吹雪、駆け巡る子供たち、下手くそなウグイス、水浴びのカモ、それぞれの春を過ごしている。僕も知らず知らず30分は歩いたと思う。美しい時間を過ごしたと思う。すごくいいんじゃないかな。














春はまだかと待つものの、答えは風の中なのだろう、冷たい空気に首元撫でられ心臓が停まる思いをする。窓の中から見る青空よ、まるで輝いているのにな、なんて誰に言うとはなしに言って、気分は、春よこい。年配パンクの切実さよ。


先週土曜夜、蒲郡まで脚を伸ばした。尻が熱いJRで少々の旅。たまに乗る電車、流れる風景、人々の表情、僕の存在を否定する感じ、色々楽しい。銀河鉄道の夜、というわけにはいきそうもないが。


閑散とした駅前、1か所異空間がある、そこは終着駅BUZZ HOUSE。外も中もすでにとてもイイ雰囲気で、みんなお洒落でカッコよく、僕もそこは予想してばつちキメてった。今日は友人Tのライブ企画なのだ。


ドリンク待ちで、DJチームの人にカッコいいねって褒めてもらったぜ。音楽好きな洒落男にカッコイイって言われるのが嬉しい。甲斐があったぜオホホホ。そしてライブは、もう本当に1から100までずずずいっと楽しかった。さすが。また行こう。イエイ。