犬猫の抗菌薬の使い方 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

 

 

 

 

  犬猫の抗菌薬の使い方を

  改めて気をつけなければと思う

  人の医療の報告があった

 

 

 

 

 

 

  ニューヨーク大学グロスマン医学部

  のアダム先生が抗菌薬の使用と

  IBDリスクとの関係を検討した

  結果を報告したんだけど

 

 

 

 

 

 

  IBDのリスクは抗菌薬の投与

  回数が増えるごとに

 

 

 

 

 

 

 

 

  リスクが増えて5回以上でリスクが

  最も高くなって

  抗菌薬を飲んで1~2年後にIBDに

  なるリスクが最も高くなってた。

 

 

 

 

 

 

  更に40歳以上で50%近く

  リスクが上昇してた。

 

 

 

 

 

 

  40歳以上で抗菌薬の使用後

  1~2年で、抗菌薬投与回数の増加

 

 

 

 

 

 

 

 

  と共にIBDのリスクも上昇する

  と報告があった。

 

 

 

 

 

 

  これは、人の話だけど

  動物も他人事ではないなって

  思ったね。

 

 

 

 

 

 

  動物でも抗菌剤はよく使うし

  獣医療でも抗菌剤の使用の

  問題も言われてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  避妊去勢手術した時に

  予防的に抗菌薬を使うとか

 

 

 

 

 

 

  動物が頻尿になった時に

  尿検査で細菌感染があるか

  ないか確認せず頻尿だけで

  抗菌薬を使うとか

 

 

 

 

 

 

  下痢した時に抗菌薬を使うとか

 

 

 

 

 

 

  安易に抗菌薬を使うことが

  今まで多かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  獣医療的にも安易に抗菌薬を

  使うことはやめて

  必要な時に使いましょうって言う

  流れになってきてる。

 

 

 

 

 

 

  これだけ抗菌薬を使っても

  それほど動物はIBDになる子は

  多くないから

 

 

 

 

 

 

  動物が抗菌薬を使うことで

  IBDになるリスクが高くなる

  かどうかはわからない。

 

 

 

 

 

 

  それでもIBDのリスクが高く

  ならなくても抗菌薬の使用は

  よく考えて使わないと

  いけないと思う。

 

 

 

 

 

 

  下痢したら抗菌薬と下痢止め

  頻尿になったら抗菌薬

  避妊去勢手術の後の

  予防的抗菌薬などなど

 

 

 

 

 

 

 

 

  流れ的に抗菌薬を使って

  しまっていたことがあるけど

  ホントに抗菌薬が必要なのか

  考えて動物にも使わないと

 

 

 

 

 

 

  今までは大丈夫でも

  今後どうなるかわからない。

 

 

 

 

 

 

  抗菌薬が効かない細菌の

  問題だったり

 

 

 

 

 

 

 

  腸内細菌に与える影響なども

  考えないといけない。

 

 

 

 

 

 

  抗菌薬を使うことで腸内細菌叢の

  多様性が低下して長期的に

  腸内細菌叢を変化させてしまうと

  バランスが崩れてしまう。

 

 

 

 

 

 

  腸内環境のバランスが崩れれば

  いろんな病気が起きても

  おかしくない。

 

 

 

 

 

 

 

  腸内細菌叢に影響を与える

  薬物は抗菌薬だけじゃなくて

  胃薬なども影響を与える。

 

 

 

 

 

 

  胃薬と抗菌薬がセットだと

  どれだけ腸内細菌叢に影響を

  与えてしまうのか。

 

 

 

 

 

 

  薬物を処方する獣医師として

  改めて気をつけなければと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 今日もありがとう

 人間より動物好きの獣医

 獣医師シワ男

 

 

 

 

 

 

 

 

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