終末期の点滴問題には
動物も人間も同じだなー
って思う。
緩和ケア医Drこまちさんがブログで
よくある点滴問題
入院=点滴というくらい
当たり前でなおかつ根っこが深い
点滴は必要な時には行うことの
メリットは大きい
病気の種類や時期によっては
デメリットが多いことは
案外知られていない
食べられなくなるのを
自然と捉えるか
食べられないから点滴が
できると考えるか
点滴は過剰でなければ
脱水を予防し多少の倦怠感の
軽減につながることも少なくはない
しかし、過剰の点滴は心不全や
胸水、腹水、浮腫に繋がります。
って書いてた。
終末期の過剰な点滴は
動物も人も苦しめる。
体力がある時に食べないから
点滴をするのと
終末期に食べないから
点滴をするのとは違うし
終末期に安易に食べないからと
言って点滴をするのも違う。
点滴は脱水を補うものであって
食事の代わりになるわけじゃない。
山で遭難して水だけ飲んで
7日間生存したと同じように
点滴をすれば脱水を補って
命を存続することはできるけど
栄養を補うこともできなければ
筋肉を維持することもできない。
慢性腎臓病で腎臓の数値が
どんどん上がって食べられなく
なった時
腎臓の数値を下げるために
点滴をたくさんして数値を
下げようと努力するけど
なかなか下がらなくて
更に点滴の量を増やすと
過剰点滴になって
動物を苦しめてしまう。
動物が
腎臓が悪くて苦しんでいるのか
点滴が過剰で苦しんでいるのか
わからなくなる。
特に慢性腎臓病の末期の時の過剰点滴は注意しなくちゃいけない。
点滴やれば大丈夫
点滴やればいい
というわけじゃーない。
終末期になって食べなくなると
点滴をするけど
筋肉量も少なくなってるし
代謝も悪くなってるし
痩せてきてるし
臓器も動きも悪くなってる。
健康な状態の動物に点滴するのと
同じようにはいかない。
体の状態を考えて点滴する必要がある。
点滴が悪い訳じゃーない。
点滴の良さはたくさんあるけど
万能じゃないし
食事の代わりにもならない。
終末期の過剰な点滴は動物も
人も苦しめてしまうからね。
今日もありがとう
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