犬猫の療法食は総合栄養食じゃーない | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  しちふく先生がとってもいいことを

  書いてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そうなんよ。

  療法食って総合栄養食じゃないのさ。

  これクッソ大事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  だから健康なのに病気の予防のために

  療法食を食べると病気になることも

  あるで。(って脅しをかける。笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  療法食って病気の治療をするために

  使う食事だからその病気に特化した

  栄養になっていて栄養自体は偏ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  わかりやすいのは腎臓病の療法食。

  腎臓病の療法食はタンパク質とリンを

  制限してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  健康な子はタンパク質が必要なのに

  腎臓病の予防のためにと言って

  腎臓病の療法食を食べると

 

 

 

 

 

 

 

 

  タンパク質が足りなくて筋肉が落ちたり

  肝臓の値が上がったり、老化が進んだり

  毛つやが悪くなったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  健康な子がタンパク質を制限して

  いいことは何もない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  体にとっては他の病気になったりする。

  そんなの本末転倒だよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  昔は療法食は獣医が処方しなくちゃ

  いけなくて誰でも買える食事じゃ

  なかったからよかったけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  今は、獣医が処方しなくても

  気軽にネットでもホームセンターでも

  買えることによって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  飼主さんが予防のためにとか

  肝臓が悪いから肝臓サポートとか

  勝手に買えちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

  これって結構怖いことで

  腎臓病の療法食は腎臓病予防には

  ならないし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  健康診断したら血液検査で肝臓の

  値が高かったからと言って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓サポートって言う療法食を買って

  食べさせたりするとえらいことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓の値が高いからと言って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓サポートを食べさせるのは絶対やっちゃダメなヤツ。

  余計肝臓が悪くなっちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓サポートは肝臓の機能が

  低下してアンモニアが処理できずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  血液の中のアンモニアが高くなった

  時に治療として使う食事で

  タンパク質が制限されてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  決して肝臓が悪いから使う食事

  じゃーない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓の治療には多くのタンパク質が

  必要だから肝臓が悪い時は

  タンパク質を多くして治療するのに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓サポート使ってタンパク質が

  制限されてたら余計肝臓は悪くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  このからくりをわかってなくて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肝臓の値が高いからと言って

  肝臓サポートを食べさせてる人がいる。

  ものすごく怖いこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  療法食って治療をするための食事

  だから健康な子が食べるような食事

  じゃないし、食べる必要がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  療法食をパッケージだけ見て

  選ぶのは危険。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  我が子のためにと思って

  療法食を選んだ結果病気になって

  しまうこともある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  療法食は決して病気の予防にならないし、栄養のバランスも偏ってる治療のための食事だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  獣医の処方なく安易に動物に

  与えないように注意してね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日もありがとう

 人間より動物好きの獣医

 獣医師シワ男

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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