犬猫にワクチンを打った時
副反応が起きることがある。
ワクチンの副反応として
どんな症状が出るかと言うと
・注射を打ったところが腫れる
・注射を打ったところが硬くなる
・注射後の痛み
・元気、食欲の低下
・下痢、嘔吐などの消化器症状
・過敏反応としてアレルギー反応
・アナフィラキシー反応
などがみられる。
ダックスなどに多くみられる
アレルギー反応の症状は
・顔が腫れる
・痒みが出る
・蕁麻疹が出る
・皮膚が赤くなる
などがある
顔が腫れるのはムーンフェイスと言われて
お月さんみたいに顔が丸く腫れる。
アナフィラキシー反応は
・虚脱
・貧血
・血圧低下
・呼吸促拍
・呼吸困難
・体温低下
・よだれ
・震え
・ケイレン
・尿失禁
などがみられる
アナフィラキシー反応は人でも
スズメバチに刺されると死ぬとか
食物アレルギーを持ってる子が
アレルギーを起こす食べ物を
食べるとショックが起こるのと同じで
起こったら早急に対応しないと
命の危険もある。
こんな怖いワクチンは打ちたくない
と思われるかもしれない。
確かに副反応が起きることを
考えれば怖いけど
今の新型コロナと同じで
病気になるともっと怖い
これをどっちがいいと考えるか
病気にならないようにワクチンを打つか
ワクチンを打たなくて病気になった時に
治療するか
どちらがいい悪いじゃないけど
犬猫は自分で選べないから
飼主が選んであげることになる。
副反応は、毎回打つと起きる子もいれば
たまたまその時だけ起きて
その後は起きない子もいる。
ワクチンを打つたびに副反応が
起きる子は打たない方がいい。
たまたまその時だけ起きた場合は
何か体調が悪かったり
調子が悪かったり
何か体のバランスが崩れている
ことがある。
これが予測できればいいんだけど
ぼくには予測できない。笑。
だから体調をよーく聞く。
(ぼくの病院はスタッフが聞いてくれるから
正確に言うと聞いてもらう)笑。
そこで元気がなかったり
食欲が落ちていたり
熱が高かったりしたり
動物を診て
ぼくがなんとなくイヤだったら
ワクチン接種は延期する。
「来たついでにワクチン打ってくれ」とか
「トリミングの帰りにワクチンに来た」とか
「証明書が必要だからどうしても」といって
ワクチン接種に来られることもあるけど
ワクチンは体調がいい時に打つことが副反応を起こさないことにつながる
子供の調子が悪いのにワクチン打ったり
しないのと同じ。
動物だからって大丈夫なわけじゃない。
人の都合を動物に押し付けないで。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
ワクチン接種、狂犬病予防接種についての話
飼主さんがワクチンを打つか打たないかで悩めるのはいいことだね
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