犬猫のワクチン接種は
飼主さんの間では悩みの種だね。
LINE@でも必ずワクチンの相談が来るし多い。
毎年打たなくちゃいけないのか？
こういう病気になんだけどワクチンを
打たなくちゃいけないか？
高齢なんだけどワクチン打たないと
いけないか？
などなど・・・。
たくさんワクチンの相談がある。
病院によっても違うし、
獣医の考え方によっても違うし
その子の生活環境によっても違う。
だから飼主さんは迷うよね。
世界小動物獣医師会
DAI語風だとWASAVAが
2015年に世界的に適応できる
犬猫のワクチンのガイドラインを
世界の獣医師が集まって作成した
ガイドラインをかなりわかりやすく
ザックリ言うと
コアワクチンは3年に1回
ノンコアワクチンは1年に1回
がいいんじゃねーってなってる。笑。
コアワクチンって言うのは
全ての犬猫に打つべきワクチンで
ノンコアワクチンは生活環境に
合わせて打つワクチン
なのさ。
全ての犬猫に打つコアワクチンは
犬は
・犬ジステンパー
・パルボウイルス感染症
・犬伝染性肝炎
・犬伝染性喉頭気管炎
の4つ
猫は
・猫汎白血球減少症
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
の3つ
それ以外はノンコアワクチンになる。
犬の5種ワクチンが一般的だけど
5種ワクチンはコアワクチンに
パラインフルエンザウイルス感染症が
入って5種ワクチンになる。
日本でコアワクチンを犬で打つとしたら
5種が一般的になると思う。
7種、8種、9種、10種は
ノンコアワクチンになる。
猫は、3種がコアワクチン
4種、5種がノンコアワクチンになる。
5種ワクチンを打ってる犬は3年に1回
7、8、9、10種を打ってる犬は毎年
3種を打ってる猫は3年に1回
猫白血病ワクチンは2～3年に1回
5種を打ってる猫は毎年
ザックリこんな感じになる。笑。
本当に3年に1回でいいのかは
その子の状況によって変わってくる。
ちゃんと予防できるほどの抗体価が
あればいいけど、ないと感染する
感染しないためにはワクチンの抗体価が
ちゃんとあるか調べる必要があるけど
それを調べるのがかなり高い。
調べるよりもワクチン打った方が
ぜんぜん安いので
ワクチンを打つ方が現実的だった。
それがこの度、富士フィルムが
犬猫のワクチン抗体価を調べる
検査を開始した
コアワクチンに限定されるけど
ワクチンよりもちょっと高い料金で
調べられるようになった。
これなら愛する我が子に
ワクチンを打って負担をかけるより
愛する我が子のためなら割高だけど
調べて抗体価があればワクチンを打たない
選択をする飼主さんもいると思う。
しっかり予防できるほどの抗体価があれば
3年経っても打たなくてもいい。
抗体価が下がって予防できないほどに
なってたらワクチンを打てばいい。
これならワクチンの負担を極力
減らすことができる。
感染症が予防できるほどの抗体価があれば
病気の子や高齢の子にワクチンを
打たなくてもいい。
犬の7、8、9、10種、猫の4、5種
を打ってる子は毎年打つ必要があるので
調べる必要はない。
ワクチン接種は厳密にはこんなに単純じゃない。
もっと細かいことがたくさんある。
例えば外に行く猫は3種であっても毎年打つとか
その子の生活環境に合わせて
ワクチンは打つ必要がある。
それでも犬猫のワクチン接種を減らせる
時代がやっと来た。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
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