ぼくは、漢方薬や鍼灸治療もしてるんだけど
東洋医学は、西洋医学とちょっと違った
診察方法になる。
東洋医学の治療方法を決めるのは
望診、聞診、問診、切診の四診って
言うのをする。
切診では舌診、脈診、腹診って言うのをする。
舌診と言って舌の状態を診るんだけど
診察室で犬猫の舌を診るのは
上手な先生はうまいこと診るのに
ぼくはうまく診れない。笑。
犬猫に「口開けて」と言っても口開けて
くれないから、
口を開けて診ようとすると
無理に口を開けて舌を診ようとすると
舌の状態は変わっちゃう。
色がピンクから紫になったり
血行が悪くなったり
緊張してよだれが多くなったりする。
いつもとは違う舌の状態になって
わからなくなる。
犬はまだハァハァすると舌が診えたりするけど
猫はハァハァしないし、
診察室じゃ緊張してあくびしたり、
口を開けたりしないからわからない。
そこで舌の代わりに肉球を診て
舌診の代わりをしたりする。
犬猫は体から汗をかくことはない。
肉球にはエクリン汗腺があって
唯一、汗をかくところ。
緊張したり、興奮したりすると
人と同じように肉球に汗をかくんだ。
猫は肉球からフェロモンも出ていて
肉球からでるフェロモンは不安を感じた時に
出るフェロモンなんだ。
肉球も緊張したり、不安になったりすると
血行が悪くなるから
舌と同じで診察室だと緊張して
わからないこともあるけど
舌ほどじゃないから肉球が代わりになるのさ。
ぼくは、診察するときに1番最初に肉球を診てる
そんなに変わらないけど
早めに診ることでぼくの顔を見た後よりも
見る前の方がましかなって思ってる。
ぼくの顔見ただけで怒る子達もいるからね。笑。
犬だと大型犬で激しい運動をしてる子と
室内犬でそんなに遊ばない子だと
肉球は全然し、
猫でも外に行く猫と完全室内の子では
肉球も全然違う
年齢によっても違うし、
生活環境でも違うから
みんな同じ評価をすることはできないけど
年齢や生活環境を考慮しながら
肉球を診ていく。
肉球を毎日診てると
肉球ってみんな同じじゃないんだなって
わかってくるようになる。
みんなも見続けると違うのがわかるよ。
できれば、子犬、子猫の時から肉球を
毎日見続けると違いがわかりやすいけど
今からでも毎日7つのポイント
をみていくといいよ。
1.潤ってる、乾燥してる
2.艶がある、ない
3.変な匂いする、しない
4.熱い、冷たい
5.弾力がある、ない
6.血色がいい、わるい
7.浮腫みがある、ない
ぼくら飼主が見た目の体調の変化がわかると
治療した時に
肉球の血色がよくなったときか
乾燥してたのが潤ってきたとか
冷たいのが暖かくなってきたとか
などよくなってることがわかると
うれしいよね。
毎日見ておくと治療した時の変化や
体調の変化がわかりやすいから
肉球も毎日見てみて。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
東洋医学の話
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