慢性腎臓病の食事 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

はじめまして。
先生のブログでいつも勉強させてもらっています。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 



7月に15歳になるMダックス を飼ってます。
昨年12月に慢性腎不全と診断され、

あと数日もたないという状況になり、

3月には大量の血便がでてしまいましたが、

今は落ち着いてます。食欲もあり、便も普通です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


輸液は2日に1回ペース

 

 

 

 

 

 

 

 



そこで、食餌についてご意見伺いたいのです。

 

 

 

 

 


犬は狼の子孫だから動物性タンパク質をとったほうが良く、

グリーントライプがいいと聞いたのですが、

タンパク質制限があるので与えていいか迷っています。

 

 

 

 

 

 


今は療法食3/4と手作り食1/4の割合で

1日のタンパク質12gを超えないようにしています。

 

 

 

 

 

 


3月に血便が出た時にタンパク質の量が多かったのでは?

と反省してますが、グリーントライプで状態が良くなった

という話も聞きます。

 

 

 

 

 

 

 

 


情報がいろいろありすぎて混乱してます。

 

 

 

 

 

 

 

 



わんこが辛くなければ何でもいいのですが、

少しでも腎臓に負担かけず穏やかに過ごせる方法を

模索してます。







どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

って相談をもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

慢性腎臓病の食事って悩むね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慢性腎臓病の療法食を食べるのがいいって

言うのはわかってる。

 

 

 

 

 

 

 

タンパク質とリンを抑えて、塩分を控えるって

言うのはわかってる。

 

 

 

 

 

 

 

これは、エビデンスもちゃんとあって

そうすることで慢性腎臓病による長期生存率が

高くなることは立証されてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西洋医学、現代医療、エビデンスは

療法食を食べて、タンパク質とリンを抑えて

塩分を控えることがいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

東洋医学、薬膳だと、慢性腎臓病の食事の考えは

タンパク質やリン、塩分と言った観点ではなくて

食べ物の性質を重視するから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果的にタンパク質、リンも取ることになるし

塩分も使うことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、補腎と言って腎の精を補いたい場合は、

油の取った牛肉や豚肉、鶏肉、スズキ、タイなどの

肉も使う。

 

 

 

 

 

 

 

 

しょっぱいものを食べたくなると腎がそれを

欲しがってると考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、慢性腎臓病の食事でも

肉などのタンパク質、リンも使うし、塩分も使ったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西洋医学や現代医療だけの考えをする場合は、

慢性腎臓病の食事は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンパク質、リンを抑えて塩分を控えることになるけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東洋医学や薬膳の考えを知ってる人は

タンパク質、リンも塩分も使うことになるから

どっちがいいのか悩む。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットの情報ではいろいろ書いてあるし

獣医によっても言うことが違ったりして

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくら飼主としてはどうしたらいいのか悩む。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、猫と犬でも考え方は違って

同じ慢性腎臓病でも犬と猫じゃ違うから

余計わからなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは難しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

獣医はいろんなこと言うから

結局、ぼくら飼主がどう考えるかになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼく個人的な考えになるけど

療法食を食べるなら

療法食がいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

療法食を食べることで長く維持できた子は多い。

ただ、慢性腎臓病ステージ2ぐらいから使った場合だけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

ステージ3、4になると療法食の食べが悪くなったり

食事自体食べなくなったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう時は食べることを優先したいので、

タンパク質、リンが高くても食べる方を優先する

 

 

 

 

 

 

 

確かに慢性腎臓病のためにはタンパク質、リンを抑えて、

塩分を控えた方がいいけど

 

 

 

 

 

 

 

 

動物の体は腎臓だけじゃないから

食事を食べないなら食べる方を優先して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多少腎臓に負担がかかって

腎臓の悪化が進行するとしても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンパク質、リンが高くて塩分が高くても犬猫がよろこんで食べるなら食べる方を優先する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくはそうする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

 

 

 

 

 

 

 

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