肝臓は特に難しい | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんにちは。
人間より動物好きの獣医

藤原です。

 

 

ご相談をいただく話をしたけど、

肝臓は特に難しい。

 

 

肝臓の値が上がってるという

ご相談をよくいただく。

 

 

皆さん悩まれていることが

多いと思う。

それは、獣医も悩むからだと

思う。

 

 

肝臓は、数値が上がっている

だけで診断がつくことはない。

 

 

レントゲン検査、超音波検査

CT検査などの画像検査も必要

だし、

 

 

食前と食後の胆汁酸の値や

アンモニアの値などの

他の値も必要だし、

 

 

最終的には、おなかを開けて

肝臓の1部を取って検査を

するか、

 

 

腹腔鏡で、肝臓の組織を取って

検査するかどちらかしないと

診断がつかない。

 

 

肝臓の診断は、組織検査が必要

なるんだよね。

 

 

自分は、麻酔をかけておなかを

開けて肝臓の1部を取って

組織検査するってことをよっぽど

じゃないとしない。

 

 

そうなると診断がつかないから

対症療法として、

 

 

点滴や肝臓の薬や

サプリメントや漢方薬や

ホモトキシコロジーなどの

 

 

治療をすることになってしまう。

 

 

肝臓は、診断をつけることが

ものすごく難しい。

 

 

よく「肝臓の値が高いんです」

ってLINE@でご相談いただく

けど、診断がついていないので、

 

 

どうしてあげていいかわからない。

 

 

当院でも健康診断をしてもらうと

肝臓の値が高いことがある。

 

 

そうすると追加検査をしていく

けど、異常がない時もある。

 

 

そこから診断するには、麻酔を

かけておなかを開けて肝臓の1部

を取って組織検査する必要がある。

 

 

元気もあって、食欲もあって、

嘔吐も下痢もなく、超音波検査、

レントゲン検査、追加の血液検査

でも異常がなければ、

 

 

「経過を診ましょう」ということも

ある。

 

 

「経過を診ましょう」っと言われると

飼主さんが不安なのはわかる。

 

 

けれども、そこで「麻酔をかけて、

おなかを開けて肝臓の1部を

取って組織検査をしましょう」

 

 

と提案するのもしにくい。

「心配だと思いますが、次回再度

検査して、状況を確認して

いきましょう」

 

 

という話になるね。

 

 

獣医も困るから飼主さんも

困っちゃうよね。

 

 

 

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