エビデンスない治療でもいいじゃないのという具体例 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

おはようございます。

ふじわら動物病院、藤原です。

 

 

エビデンスの話をしているんだけど、

エビデンスに基づいた治療じゃなくても

いいじゃねーという、具体例を話すね。

 

 

慢性腎臓病が話しやすいので、

慢性腎臓病の具体例を話すね。

 

 

初期の慢性腎臓病になったら、

腎臓病用の食事療法食を食べて

治療していくというのが、

最初にやることなんだよね。

 

 

そこで、腎臓病用の療法食を

食べない子もいるの。

 

 

それならそれで、高齢用の食事などで

食べるものを食べてもらっていくんだけど、

当院に他から転院されてくる方で、

 

 

「腎臓用の療法食を食べなきゃだめだ」と

獣医の先生から言われるんですけど、

食べないんですーチーン

 

 

「やっぱり、食べないとだめですよね」

とおっしゃる方もいらっしゃるんだよね。

 

 

確かに療法食を食べることはエビデンスに

基づいた治療なんだけど、食べないものは

食べないし、しょうがないと思うんだよね。

 

 

食べないなら食べるものを

食べてもらって他にできる

治療をしていけばいいと

思うんだ。

 

 

療法食を食べないことで例え進行が

早くなってしまっても、それは

ペット本人の問題なので、療法食を食べない

 

 

という選択をしているペットを

尊重してあげてもいいんじゃないか

と思うんだよねー。

 

 

飼主さんとしては、それを受け入れないと

いけないけど、それは飼主さんの気持ちの問題で

ペットの気持ちを無視して、人間の都合をペットに

押し付けるのは違うと思うんだ。

 

 

それでもペットを病院に連れてくるのは、

人間なので人間の都合もあり、こちらも

手を替え品を替えてじゃあれやってみましょうかと

 

 

あれやってみましょうとか

これやってみましょうかと

いろいろやってもやっぱりダメなら

 

 

療法食は諦めてもらって

高齢用のフードで対応して

もらうようにするんだ。

 

 

これもエビデンスより外れたことに

なるけどそれでも食べなければ

始まらないから

 

 

食べるフードを使って

治療してもいいと

思うんだよねー!!

 

 

#初期の慢性腎臓病 #腎臓病用の療法食 

#ペットを尊重

 

 

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