こんばんは。
ふじわら動物病院、藤原です。
今回は、慢性腎臓病の症状の話を
するね。
慢性腎臓病の症状は、ステージによって
様々な症状が出てくるので、
ステージ別にどんな症状が出てくるか
話をするね。
ちなみに慢性腎臓病のステージ分けは
国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)の
ステージングに基づいているよ。
慢性腎臓病のステージⅠの初期の段階
では、無症状で何も症状が見られません。
飼主さんが気づくことはほとんどないし、、
獣医もわからないと思う。
ステージⅡになってくるとお水を飲む量が
増えてきて、おしっこをする量が増えて、
少し脱水してくる。
だからいつもどのくらいお水を飲んでいるか
よく見ておいてね。
毎日測ってもらえると最高!
高齢になっていつもよりお水の飲む量が
増えておしっこを多くするようになったら
要注意だよ。
ステージⅢになってくると食欲が落ちたり、
体重が減ってきたり、
毛づやが悪くなってきたり、
貧血してきたり、
口臭がきつくなってきたり、
嘔吐が見られるようになってくる。
ステージⅢになると飼主さんが気づく
ことが多くなって病院に連れていこうと
思うようになってくる。
こうなっちゃうと機能できる腎臓が残り
25%を切っていることになる。
だいたい10~25%になっているね。
ガーン
そんなに進行してるんだーーー
ってなっちゃう
ステージⅣになってくると食欲がなくなって、
嘔吐や下痢の症状が見られたり、
昏睡状態になったり
失明したり、
多臓器不全になったり
して亡くなっていくんだ。
こんな感じで慢性腎臓病の症状は
病気が進行している状態で
見つかることが多いんだよねー。
明らかな症状が出たときには、
慢性腎臓病が進行しちゃっているんだ。
その為に、早期発見、早期治療をする為には、
健康そうに見えても定期的に検査を
することが大事なんだよねー。
それがわかってもらえると
いいんだけどなー。
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