夏休みはいいですね、夜が楽しいです。
さあ、今日は第6回「1から始めるカタン~終盤に輝くのは羊?!」 です。
タイトルから嘘をついてしまいました。羊が輝くことなんてありません、
唯一の例外を除いて。
その唯一の例外とは…
いよいよ出ました、「メーメーパラダイス」です!!
このアンポンタンなメーメー…
いや命名をしたのは誰か忘れましたが、
相当インパクトのある作戦です。
この作戦は、「貿易港」を利用した「貿易戦略」です。
本来カタンでは、他プレイヤーとの交渉の他、
同じ資源4つで好きな資源を手に入れられる
銀行との交換という技があります。
大体羊が4枚余って、交換されていきます。
もし貿易港がある場所に開拓地を建設すると、この交換がお得になります。
同じ資源3枚を好きな資源1枚と交換できる3:1港
特定の資源2枚を好きな資源1枚と交換できる2:1港がそれです。
メーメーパラダイスは、
・この羊2:1港に開拓地を建設する
・羊が出る土地に開拓地を建設する
の2つの条件で実行できます。
羊ゲット
↓交換
羊が出る場所にさらに開拓地
↓
さらに羊ゲット
↓交換
羊が出る開拓地を都市化
↓
さらにさらに羊ゲット
↓交換
羊がもっと手に入るようにする
↓さらにさらにさらに羊ゲット
の無限ループで、10点を目指すわけです。
サイコロが振られる度に羊が鳴きながら手札に来て。
自分の順番の度に羊が泣きながら売られていく。
すべてを羊でまかなう。これが「メーメーパラダイス」です。
この作戦をやると、「ドナドナドナ~♪」のフレーズがよく頭に浮かびます。
もちろん羊以外の資源でも、
この作戦はできます。
有効な貿易戦略の順に、
1麦、2木、3羊、4土、5鉄、らしいです。
なんと羊は1番じゃない!っていうか3番?!
どこまでも不憫なやつです、かわいそうに・・・。
麦や木は序盤から終盤まで、それ自体が利用頻度が高く、
なおかつ後半にあまりやすいからため上位に。
土や鉄は利用頻度が高い上、木や麦に比べて出にくく、
交換する機会があまりないので下位です。
最初から最後まで余る羊は、交換には便利だけど、
そもそも交換で欲しい資源(羊以外の資源)を、
自力でとれた方がいいわけです。
ただ不思議なことに、4人集まると1人は羊好きがいるんですね。
まあ羊の話は置いておいて、
終盤は、あと1、2点を先にとった人が勝ちなので、
ほとんど交渉が成立しなくなります。
そんな時に、この貿易港があると、とっても便利です。
最後は1ターン早いか遅いかで勝敗がわかれます。
華麗に勝って、笑顔で「もう1回やる?」って言いたいですね!
ちなみにこの貿易港、最初におさえることもできます。
その場合は次のことをよく考えましょう。
・本当に最初におかないといけないか、道をのばしてそこをとれないか
・ゆくゆく都市化できるか
・良い場所に開拓地が建てられるか
「貿易戦略」は他の戦略の一環、戦術に近いものです。
必要資源が自力でそろうなら、そもそも港はいりません。
10点に必要な資源を、補うために港はあります。
都市戦略なら、狙った資源を大量に獲得し、それを港で交換しまくり、
開拓地戦略なら、バランス良く資源を獲得する中で、不足する資源を港から確保します。
羊だけは最初から余り気味だから、羊港は序盤から使えるけど、
最初に無理して港を押さえなくていいので、あくまで補助的なものとして考えましょう。
交換より人と交渉した方が、断然お得なので。
まあ散々書いておいてなんですが、自分はついついやってしまいまうね。
この貿易を使いこなして勝つとものすごく気持ちいいので。
最初に置いた開拓地とすごく相性のいい港があったら、やってみてもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、「貿易戦略」をとる人は、たまにあだ名がつけられます。
鉄→鉄鉱王、木→木こり、麦→農家、羊→牧場主、です。
土だけまだないので、思い付いた人はぜひ土貿易で勝負を挑んでください☆
おっと、最後まで盗賊のこと説明できなかった…
また機会があったら、盗賊と騎士の説明をします。