更年期の「ぽっこりお腹」をヨガで解消しましょう | 50代ヨガ講師の女性ホルモンできれいになろう!

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50代になっても、日々のヨガとケアで更年期知らずの若々しい体を目指しましょう。

更年期世代のお腹のお悩み、

ぽっこりお腹

 

 

体にフィットする服を着たときや、入浴前に裸の姿を鏡で見たとき…

ボディラインは年中、気になるものですよね。とくに、更年期世代は、お腹まわりの余分なお肉が落ちにくくなったことを気にしている方は多いのではないでしょうか? 気になる下腹のでっぱりは大腸の形と筋力不足による下垂にも原因があります。ヨガを取り入れてお腹をスッキリさせましょう

お腹まわりのお悩みは大きく2つに分かれます。ぽっこり出た下腹部。これは主に10〜20代の若い方が気にする部分です。もう1つは、腰回りについた余分なお肉。これは主に30〜40代に多いお悩みです。この2つはそれぞれ原因が異なるのだそうです。

老化によって体の様々な細胞や器官が衰えてしまい、基礎代謝が低下してしまいます。

基礎代謝が落ちると、摂取カロリーを消費することができず、余ったエネルギーが内臓脂肪としてお腹に蓄積されてしまいます。
その結果、いわゆる中年太りになってしまうのです。

 

女性は閉経後など女性ホルモンの減少に伴い内臓脂肪がつきやすくなる

女性ではホルモンが脂肪蓄積と深く関係しています。閉鎖後にはエストロゲンと言われる女性ホルモンが減少してしまいます。
このホルモンは女性らしい体にするだけでなく、脂肪の蓄積を防いだり、食欲を抑えたりするなどの働きがあるとされています。
女性ホルモンの減少に伴い、このような働きが低下してしまうことからお腹に脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。

筋肉量が減ったことにより内臓が下がるため

インナーマッスルという体の深層の筋肉が各関節や器官を持ち上げ正しい位置に保ってくれます。しかし、老化や運動不足によってインナーマッスルの筋肉量が減少し機能が低下してしまうと、胃や腸といった内臓も下垂してしまうことがあります。内臓機能が低下してしまうと消化吸収がスムーズに行われなくなり、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。腸が下がって、ねじれるのは、運動不足による筋力の低下の影響が大きいです。腸や内臓をささえているのは、筋肉ですから、その力が衰えると当然下垂しやすくなります。

 

呼吸法と下腹部を刺激するヨガのポーズで、腸下垂を改善

呼吸で内臓を上下させるヨガは大腸を動かせる効果的な方法です。私が行っていいるヨガはハタヨガと呼ばれていて、陰と陽のバランスを整えるものです。「ハ」は太陽という意味で吸う息や活動を表し、「タ」は月で吐く息や休息を表します。

まずは肺がからっぽになるくらいまで吐ききります。すると吸う息はとても大きくなります。どんなポーズでも必ずこの深い呼吸をしながら行います。息をしっかりと吐ききって横隔膜がぐっと上へあがることで、ぽっこりお腹の原因になっている下に集まった腸を引っぱり上げることができます。

 

お尻を上げて腸を動かすポーズ

 

  1. 両手ひざを床につけ、足は腰幅、手を肩幅に広げます
  2. 腕と太ももを床に対して垂直にキープ
  3. ゆっくりと息を吐きながら、ひじを伸ばし、お尻を上げます
  4. 腰を十分に伸ばしながら、体で三角形を作ります
  5. お尻を斜め上に突き出すように手で強く床を押し、首をリラックス
  6. この呼吸で深い呼吸を5呼吸します。

腰をひねって便秘にアプローチ

足を前後に広げ、左ひざを90度に曲げます。右ひじを左ひざに乗せ、両手の平を胸の前で押し合わせます。

5回深い呼吸をします。反対側も同じように行いまましょう。

ひと呼吸ごとに”もう吐く息がない”と感じるくらい吐ききると、次の吸う息がすごく大きくなります。

すると横隔膜が上下に動き腸が内側からマッサージされます。最初はむつかしいかもしれませんが

是非取り入れてみましょう!

加齢や運動不足のため腹筋はどうしても衰えていくので、意識的に鍛えたいものです。