更年期に多い便秘の悩み
私のクラスは50代から60代の方が多いです。
その中でよく出る話題が「お通じ」の悩み。
ほっそりした方でも、1週間お通じがなく、便秘薬で何とか。。という方もいらっしゃいます。
若いときは、快調だったのに、なぜ?と思いますよね。。
・ホルモンバランスの変化に伴う自律神経の乱れ
40代後半から50代になると、女性の身体のホルモンバランスは急激に変化し、
エストロゲンの分泌量が減少してプロゲステロンの分泌量が増加します。
ホルモンバランスの急激な変化は、自律神経の乱れをもたらします。
その結果、自律神経によって制御されている腸の蠕動(ぜんどう)運動が
うまく機能しなくなり、便秘を招いてしまうのです。
・年齢による腸内環境の悪化
女性に限ったことではありませんが、年齢を重ねるとともに腸内では悪玉菌の活動が活発になり
善玉菌が減少しやすくなります。また、加齢とともに筋力が衰えることによって排便時に“いきむ”力が
低下しやすくなり排便がスムーズに行えなくなることも、要因だと考えられます。
・家庭環境や職場環境の変化によるストレス
更年期という年代は、家庭環境や生活に変化が生じやすい時期だといえます。
例えばお子さんがいらっしゃる方の場合、子供の進学や結婚問題、両親や義両親との同居など。
仕事をされている方は、職場での立場か変わったり責任ある業務を任されたりといったことなど。
このような精神的なストレスが大きくなると、自律神経の乱れが生じやすくなります。
その結果、腸内環境が乱れて便秘を誘発する恐れがあります。
更年期という年代は便秘の原因となりうるトラブルが重なりやすくなる時期なのです。
便秘に効く万能ツボ「合谷(ごうこく)」
手の親指と人差し指の付け根にあるくぼみが谷のように見えることが名前の由来です。
===見つけ方===
手の甲側の人差し指側の骨の際です。
===押し方=====
親指をツボに当て、人差し指の骨のキワに引っかけるようにして押し上げましょう。
ねじりのポーズ
- 右側のお尻を床につけて横すわりになり、左足のかかとを右側のお尻の横につきます。
- 右ひざを立てて、足を交差させるように左足の外側に回して床の上に置きます。
- 右ひざが体の中心に来るように意識します
- 息を吸いながら左手で右足を抱えて右手を後ろ側の床に置いて背すじを張ります
- 息を吸いながら、体を右に捻じります。
臓器にたまった毒素の排泄を促します。
腹部を刺激して、お腹のシェイプアップ効果や消化器官の活性化を促します。
日々の生活の中で、ヨガのポーズを取り入れてたり、入浴中のリラックスした時ツボを押したりして
スッキリしたお通じを心掛けたいものですね。