季節の移ろいが美しい日本。

 

しかし、日本列島は縦長いため、夏は東南アジアのフィリピンなみの蒸し暑さが続き、冬は北欧スウェーデンなみの寒気に襲われ、世界でもまれにみる厳しい気候にあります。

 

そして、日本の家が暑くて寒い原因のひとつは、日本の家の窓の大部分が、現在の断熱基準に達していない低断熱の窓ばかりなため、家全体の断熱性能も低くなっていることにあるようです。

 

 

建材メーカーのYKK APによると、

 

単板ガラスとアルミサッシの窓の場合、冬は52%もの熱が逃げ出し、夏は74%もの熱が入り込んでいます。
(出典: http://www.ykkap.co.jp

 

という数値が出ています。

 

窓は熱の出入りが一番多い場所。

 

窓の性能を高めることで、家全体の断熱性能を改善することができるんですね キラキラ

 

 


 窓の進化 
1960年代から日本で主流となった「アルミサッシ+単板ガラス」の窓。

 

現在でも、この窓の家が多く存在しています。

 

しかし、ここ数十年で窓はどんどん進化し、2~3枚重ねの複層ガラス、表面に放射率の低い銀などの金属をコーティングしているLow-Eガラス、外側がアルミニウムで内側が樹脂でできているアルミ樹脂複合サッシ、外側も内側も樹脂製のオール樹脂サッシなど、非常に高性能になりました。

 

例えば、古い「アルミサッシ+単板ガラス」の窓から、最新の「樹脂サッシ+ダブルLow-Eトリプルガラス」の窓に変えた場合、断熱性能が7倍もアップするようです。

 

 

 窓の断熱改修メニュー 

窓の断熱改修にはさまざまな方法があり、それによって効果や価格も変わってきます。


①内窓の設置
既存の窓の内側にもう1つ高性能な窓を設けて二重窓にする方法です。
確実に性能が高まり、工事もやりやすいのでおすすめ。
断熱性能だけでなく、遮音性や防犯性も高めることができます。

 

②窓全体の交換
窓ガラス、サッシ、外枠を取り除いて、新しい窓に交換する方法です。
窓周囲の外壁を工事する費用も必要になります。

 

③ガラスの交換
サッシはそのままで、窓ガラスだけ単板ガラスから複層ガラスなどに交換する方法です。
窓はサッシの性能が断熱性能を左右するので、ガラスだけ交換しても断熱効果は小さいかもしれません。

 

④カバー工法
既存のアルミサッシの枠に新しいカバー取り付けて、樹脂サッシを設置する方法です。
建物を壊さずに、高性能の窓に変えられます。
新しい枠を被せる分、窓が小さくなってしまいます。

 

 

窓そのものの性能を高めるのであれば内窓を設置したり、窓を最新のものに変えたい場合はカバー工法を採用したり、窓交換の方法も進化しているので、家の状態や予算に合わせて選ぶことができます。

 

 

窓の断熱性は、快適でエコな暮らしの重要ポイントとなりそうですね 流れ星

 

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株式会社 藤原木材産業
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