スローライフでCMプロダクションinとっとり

スローライフでCMプロダクションinとっとり

テレビCM専業のワンマンオペレーションプロダクション。
クロマキースタジオ、ロケ車、特殊効果編集、NA録音、完パケ製作。
趣味が仕事なのか、趣味を仕事にしているのか曖昧。好きなことやって金儲け。
そんな仕事的コラムはかなりマニアックだったり…

ずっと独学でやっているので何が正解かわからないまま、未だに独自路線でやっている。

基準は地上波で流れる時のナショナルスポンサーのCM音声と自分が作ったCMの音声をテレビで聞いて評価する。

CM始めた頃はVUメーターだけに頼らざるを得なかったためなのか、全国CMに比べるとイメージとして3dBほど低い感じがした。

スポンサーからも「うちのCMは音が低いんだけど…」というクレームがたまに入っていた。

近年はラウドネスのお陰でレベルに関しては自動。

音質調整はパラメトリックイコライザー、コンプレッサー、エキサイターなどを駆使してナレーター毎にプリセットを作っている。

そのおかげでナショナルスポンサーとの音圧差は少なくなったが、そもそもローカルは喋りまくる告知CMが大半なのだが、ナショナルスポンサーのCMはタレントがセリフとして喋るドラマ風だったりするので、そもそもの音作りが違う。

テレビ番組や映画などとちがうのがCMは見ようとして見ていないというところだ。

つまり見たいと思っているコンテンツであれば少々聞きにくいセリフでも集中すれば聞き取れたりする。

ところがCMは聞くというより聞こえてくるという立場。つまり聞かせてやろうというアグレッシブな音作りが必要となるのだ。

ナレーターにもあまり強弱の無い、常にテンションをキープした喋りをしてくれとオーダーする。もちろん内容によるが、告知系でセールやオープンだと余計にテンション高めでやる。

ところが、宅録になってナレーターにお任せになるとどうしてもそのテンションコントロールがセルフで出来ない人もあって、こちらで波形を見ながら弱い言葉の部分を持ち上げている。一括でコンプかけてもある程度は上がるが、やはり手動の方が聞きやすい。

まぁ、15秒や30秒のCMだから出来る事である。30分のドラマでこんなことやってたら日が暮れてしまう(笑)

また、音楽編集のように何度か同じものを読んでもらって、微妙に読みが甘かったり聞きづらかったりすると別テイクの部分を移植したりといったことも行う。

告知CMはいかにどの言葉も聞きやすく伝えるかにかかっているのだ。

アメブロはすっかり放置なのだがなぜか毎日40~50ほどアクセスがあるのは「いきてるか~?」と確認しに来ている人がいる?

 

ま、気になる人はFacebookの方へ…

インスタもやってるけど時々。

 

まだまだ現役で仕事してますよ~

 

おはようございます。

今月はエフジェイデザイン20周年…

と言って何をするわけでもないですが😅

まぁよく続いてるものです。

大阪ではコロコロと職場を変えていたが年とともにそのスパンも長くなり…

それでも20代からやっているCGはデジタル映像という形で続いているわけだからデジタル映像歴40年ということになる。

70代、80代と続けられるかはわからないが生涯現役の精神は健在である。

 

もともと自分はグラフィックデザインの学校がスタート地点である。
親の看板屋を継ぐかもしれないという理由から…
しかし数年でグラフィックデザインには自分的に未来は無いなと感じ、デジタルの世界へまっしぐら。

 その後UターンしてCMの映像をやろうと開業はしたものの、CGやデジタル編集がまだ浸透してないドローカル。
もしそういった仕事が無かったらということで社名だけはFJデザインとグラフィックをイメージさせている。

 実際にやってみるとまぁ順風満帆。デジタル編集だけでもそこそこ。
そこに録音や撮影まで入れていき、グラフィックの世界に戻ることは無かった。
しかし静止画ベースのモーショングラフィックスにはグラフィックがつきもの。
幸い広告代理店内にはグラフィックデザイナーがだいたいおられたのでデザインされたデータとして持ち込まれることがほとんどだった。

 たまにデザインは外注という代理店さんもあり、簡単な修正やスーパーだけの場合だとウチでやってよと言われることがある。
一応グラフィック出身なのでイラレやフォトショップも触れるしフォントもある程度持っている。
なので出来なくはないのだが、最近は頑なにお断りしている。
その理由はデザインだけのリテイクが多すぎるということである。
映像のリテイク、修正なら本業なのでいくらでもやるのだが、文字の大きさとか色、書体、配置・・・こんな修正を何度もやり取りされられるのである。
つまりクライアントもグラフィックに関しては具体的な修正指示をしやすいという面がある。
映像に関して、カット繋ぎが…とか全体の色目を…なんて指摘ができる方は少ない。
しいて言えばBGMに関してうるさいクライアントは時々ある^_^;

 とにかくサービスと思って僅かなグラフィック作業を受けたせいで何度もやり直しをさせられる・・・といった案件が今まで何度もあったため強くお断りしているわけである。
前もって絵コンテなりで確認しておいてくださいと。
背景の映像に乗せてみて改めて色が見にくいとか文字が細いといった場合は、一度背景の静止画をデザイナーさんに送って静止画で確認をしてから最終データを送ってくださいと言う。

 これは作業分担であり合理的だと思っている。
誰がやったって修正には時間と手間がかかるわけだしコストもかかる。

 

うちのスタジオはもともとホームシアターとして設計している。

予算が決まっていたのでいかに安く作るか…

自分でイラストレーターを使って図面を作った。

そして構造もいろいろと調べて安くつく防音室に。

ひとつは窓を最小限。とにかく外からの雑音は窓から入って来る。全く窓のない部屋も息苦しいので最小限の防音サッシに鎧戸を付けてもらった。これで昼間でも簡単に真っ暗になる。

 

次に壁、天井。防音用の専用材は高くつくのでいろんなアイデアをいろんな工務店から聞いて出した結果が…コンパネを石膏ボードでサンドイッチという構造。厚さ約40mmになる。施工も材料費もリーズナブル。実際出来上がったらその効果にビックリである。

すぐ横に元国道53号線があり、以前はもの凄い交通量だった。何十年か前、バイパスが出来たおかげで舗装もやり直し、交通量は激減した。それでもときたまダンプが走ると室内でも「ゴー」と僅かに音がする。しかし音楽を聴いていると全く気にもならない。ナレーション録音しているとメーターは振れるが、ローカットすれば完全に消える程度。

 

当初は今のような仕事ではなかったので壁一面をスクリーンにして170インチで映画を楽しんでいた。

ところが、独立してCM編集をやりだすと、実写も要求されるようになってきた。最初は外注していたのだが自分でもできないかと…

そこでホームシアターをクロマキースタジオとして改造することにしたのである。

自分で壁一面にグリーンのパンチカーペット(クロマキー専用)、天井に反響防止用に吸音ウレタンを…

天吊りの照明用に鉄パイプを張り巡らしたりしてちょっとずつスタジオらしく仕上げていった。

 

今となってはホームシアター用の防音がこんなところで役に立つとは思ってもみなかった。

ある意味山陰でTV局以外で唯一の動画専用同録スタジオである。多分(笑)

他社で会議室をスタジオとして使ったりしているのを聞くが、防音、吸音が完全でなく、響きがあったり、何かブーーーンといったノイズがあったりするようだ。

 

実はMAに関しては素人もいいところである。

まぁ、CGや映像に関しても学校に行ったわけではないし、どこかの会社に入って教わったことも無いので全てが素人ではある^_^;

しいて言えば、3DCGをやっていたとき、CGのチェックを見てもらうのに監督のいる現場まで出向いたときにスタジオ撮影の様子を観察したり、ポスプロだったりしたのだ。ただ、MAだけは数回しか行ったことが無く、見て盗むような技術でもなくほとんど知らないままだった。

 

ただ、音に関して興味が無かったわけではなく、当時では最先端だったAKAIのサンプラーを中古で買ってSE集のCDを買ってサンプリングしてタイムコードにシンクロさせてCGに効果音付けたりして遊んでいた。

その後4トラックのマルチレコーダーが出たので購入したが、生音を録音することも無くほぼ宝の持ち腐れとなった(笑)

 

そこから長らく時を経て、PCでビデオ編集が出来るようになり、映像に沢山トラックが付けられるようになって昔々テープでのマルチトラック録音なんてやってたことを懐かしく思ったものである。

それでもやはり、音楽制作とは縁が無かったので結局マルチトラック録音などは触らずじまいだった。

 

何年か前、CMで歌の録音をしたいと要望があり、手持ちのオーディオインターフェイスで出来るのか?といろいろ調べた。

そもそもの理屈がわかってなかった(笑)

歌だけの録音をする場合、カラオケを歌い手にどう聞かせるのか?オケと歌のシンクロは?・・・

うちの場合、本格的レコーディングスタジオと違ってワンルームで録音とオペレーションを行うのでこちらの持ちにリングもヘッドホンでないとダメということに気づいた。いつものナレーション録音なら生声を聞いて、プレイバックをスピーカーでナレーターと一緒に聴いてチェックという形を取っていたのでスピーカー再生なのだ。

 

そこで歌い手とこちら用にヘッドホンが必要ということでヘッドホンを購入。

そしてヘッドホン出力が1系統しかないのでヘッドホンアンプ4系統も購入。

つまり、今までスピーカーでのモニターしかやってなかったものだから、いきなりヘッドホンでのモニターに違和感を感じる。

歌い手に指示するのもいちいちお互いヘッドホンを外す必要がある。トークバックなどないのだ(笑)

 

そして驚いたのが、アドビのオーデイション。標準でマルチトラックが出来るではないか。

その昔、マルチトラックレコーダーと言えば安くでも何十万円もしていたのに…(笑)

しかもトラック数は無制限に近いくらいマシンのスペックによってはいらでも設定できる。

そしてテープやHDDレコーダー時代とは違って録音内容をファイル名と波形であっという間に探し出せる。

もう浦島太郎状態である(笑)

 

ということで、たま~にではあるが、うちのスタジオで歌録音をやっている。

ただ、歌は専門ではないので出来ればお断りしたい^_^;

 

年取るといろんなものを経験済みとなる。

なので好奇心も減ってくる。

もちろんまだまだ知らない世界は多いのだが、経験値によって多分これはこうだろうと予測してしまってワクワクしなくなるのだ。

 

自分の場合は何かをする場合道具から入っていく場合が多い。

興味の対象はやりたい事より道具の購入に向いてしまう場合の方が多い(笑)

車だって、一応ロケにも使えるようにと荷室や環境対応のため4WDにしたりと…

何よりもここ何十年かは撮影関連機器にハマっていた。

カメラも10台以上、照明機材、音声機材・・・

新製品が出てくるとワクワクしたものだ。

 

しかしコロナ禍で撮影物はほぼ停止。

そして64歳という年でワンマンロケはきつくなってしまった。

なので撮影機材への興味はずいぶんトーンダウンしてしまった。

 

それでも編集物のCM制作は継続中でまだ飽きてはいない(笑)

 

年取るといろんなものを経験済みとなる。

なので好奇心も減ってくる。

もちろんまだまだ知らない世界は多いのだが、経験値によって多分これはこうだろうと予測してしまってワクワクしなくなるのだ。

 

自分の場合は何かをする場合道具から入っていく場合が多い。

興味の対象はやりたい事より道具の購入に向いてしまう場合の方が多い(笑)

車だって、一応ロケにも使えるようにと荷室や環境対応のため4WDにしたりと…

何よりもここ何十年かは撮影関連機器にハマっていた。

カメラも10台以上、照明機材、音声機材・・・

新製品が出てくるとワクワクしたものだ。

 

しかしコロナ禍で撮影物はほぼ停止。

そして65歳という年でワンマンロケはきつくなってしまった。

なので撮影機材への興味はずいぶんトーンダウンしてしまった。

 

それでも編集物のCM制作は継続中でまだ飽きてはいない(笑)

 

CM撮影では映画ベースのスーパー35mmサイズの撮像素子、F2.8からF1.2あたりの大口径レンズを使って被写体の背景をぼかす。

メイク系撮影なのでボケが足らなければ背景と被写体の距離を大きく取ったりといった自由度はあったりする。

しかしロケセットで広さに制限がある場合などは引きが取れずどうしても背景がはっきり写ってしまう場合がある。

 

こんな時はフルサイズセンサーによる更なるボケは有効だ。S35とフルサイズでは1絞り分ほど開放が広がる計算になる。

F2のレンズならF1.4相当なのだ。

フィルム時代のスチルカメラマンからすると逆のイメージで、もともとフルサイズが当たり前だったのがムービーカメラはAPSサイズ^_^;

せっかく持ってるF1.4のレンズがF2相当のボケしか出せないということになるわけだ。

 

そんなわけでムービーカメラもフルサイズが増えてきた。

ただ、大口径レンズでフルサイズとなるとカメラもレンズも大きくなってしまう。

ズームなんてバズーカ抱えている感じ!?(笑)

機動力の必要な撮影には向かない。ま、そんなシャローフォーカスだとAFにしろMFにしろフォーカス確認に時間がかかってささっと撮影を勧められないんだけどね^_^;

 

1980年代、まだ3DCGは研究所の中での世界だった。

そこから飛び出して建築シミュレーションとか、機械設計CADなど広がり、エンターテインメントの映像にも使われるようになったのが80年代半ばくらいだろうか…

最初は球とか円錐が空間にふわふわ浮いているといったシンプルなものだった。

その後、ポリゴンが出てきて文字やキャラクターを動かすようになってきた。

質感もただの陰影から、別のものに影を落としたり、透明や金属の反射なども表現できるようになったが、ある程度リアルなものをやろうとすると当時のコンピューターでは物凄く時間がかかった。

なので今考えるとシンプルに立体文字がクルッと回って飛んでくるような数秒の映像でも数十万円の製作費を頂いていた。

 

コンピューターとソフトが進化してくると、キャラクターなども作りやすくなってきた。

リアルタイムでシェーディングした状態で動かせるようになりアニメーションもやりやすくなった。

 

1990年代になると映画の世界でいきなりリアルな表現が出てきた。

ターミネーター2あたりのリキッドメタル表現はなんとか真似が出来たが、ジュラシックパークの恐竜を見て度肝を抜かれた。

形状のリアルさもそうだが、動きが筋肉や皮膚のたるみまで意識したアニメーションになっているのだ。

もう、そのあたりで3DCGの先を追及する意欲がそがれてしまった(;一_一)

 

そしてモーションキャプチャーや3Dスキャナーでのモデリングで、もう3DCGプロダクションは設備産業の工場になってしまった。

ゲームの世界も後押ししてリアルな映像制作はエスカレートし、最近の映画ではどこまでが実写でどこまでがCGなのか全く区別がつかなくなってしまった。

 

3DCGは十数年前にきっぱり縁を切った。

商売として個人でやるには採算が取れないと判断したわけだ。

今は映画鑑賞の世界で楽しませてもらっている。