旅行記がキリの良いところなので急遽予定変更。

オンライン指導用に作ったものですが、折角なのでアップします。

 

以前アップしたこれの実践バージョン。

 

 

こちらが刃筋を通した正しい振り方。

 

こちらがそのまま自由落下させた未熟な振り方。

 

刃筋を通した振りは切先が最後まで下がらず、常に相手に対して刃を向けた状態となり、
そのまま「引き斬る」動作へと繋がる。
切先が下がらないということは重心は常に手元にあるということ(フロントヘヴィな刀は例外)
これが刀を完全に自分のコントロール下に置いている状態。
 
自由落下の振りでは目線の高さ辺りで切先が落ち、相手から刃が外れ「引き斬る」のではなく「重力で切れる」状態になる。
拳よりも切先の位置が低くなるため、ここに重力負荷が集中する。
これによって刀の重心が切先へと移行してしまい身体を取られてコントロール不能状態になる。
つまり剣術における完全な死に体となります。
試斬の際には特に顕著となり…
切先がバウンドする・下を向く・横に流れる・身体ごと流れる…等はこれが原因。
鋭利な刃物へ重力加速が加わるので自由落下の振りであっても切れてれてしまうことは多々あります。
しかし、これは物理の法則で切れているだけであって本当に技術で斬っているわけではありません。
 
世の剣術修練者の大半が自由落下の振り方をしているという現実…
 
以下、以前のコピペですがw

剣の振りについての正しい動作が以下の7項目。

※1脇を締める

※2肘は大きく曲げない

※3柄を絞る

※4対象を引き斬る

※5剣を身体に引き寄せる

※6剣を定位置で止める(止の点でもう一段柄を絞る)

※7切先は下に向けない

これだけの事を同時に行わなければなりませんが

実はこれ、ひとつの動作だけで全て完結します。

 

前腕で柄を絞る

 

これだけ。

要は「前腕で柄を絞りながら身体に引き寄せる」だけ良いんです。

当然、正しく振りや足運びが出来ている事が大前提になりますが、

つまりは(カッコ内は対応する7項目)

前腕を絞る事で脇が締まる(※1、2)

前腕を絞る事で柄の握りが締まる(※3)

脇が締まることでしっかりと剣線が走る(※4)

柄の握りを締めることによって剣の角度が安定する(※4)

剣の角度が安定すると刃が立つ(※4)

剣線が走り、刃筋が立った状態で剣を引き寄せる、これが「引き斬る」動作になる(※4、5)

以上のことができていれば自然と剣を自分の意識下で止める事ができる(※6)

剣の角度が安定しているので意識して手首を曲げない限り切先は下を向かない(※7)

以上の事から

青眼に構えてから刀を振り下ろすまでの一連の動作を見れば、

その人の実力が100%わかります。

それくらいこの基本動作には全てが詰まっている。

基本動作をおろそかにしている者が高度な技を振ったとしても全くサマになりません。

 

 

過去の講座