今回から2023年秋の旅行記の予定でしたが
週末が色々と立て込みまくってて記事書いてる時間がありませんでした。
急遽、正しい動きと斬り方講座・番外編。
後編にて
幕末期の剣術流派の写真が意外と残っており、検索するとネット上でも閲覧することができます。
そしてあまりにも姿勢が大きく崩れている事に驚愕します。
…と言いました。
こちらは過去分
現代剣道に比べればまだ姿勢が低く幾分マシに見えますが
二人とも完全に腰が引けてます。
前後の足がほぼ一直線に並び、後ろ足も開いてるし、これは横から押してやると簡単に転びますw
そして、この不細工な竹刀の柄…
なんだこの長さは…
これの所為で両拳の間隔が空き過ぎて、脇も開いて、肘も曲がる
これでは咄嗟の変化技なんかには全く対応できず討ち取られてしまいますよ。
こちらも幕末の竹刀剣術
これも酷いなぁ…
竹刀の持ち方はこちらの方がちょっとだけマシだが
鍔迫り合いの様ですが脇が空いてて何とも頼りない。
一枚目と同じく、腰が遊んでる・前後の足がほぼ一直線並び・後ろ足が開いてる
その所為で左の人がバランス崩しかけて手前側に身体が傾いてます。
こちらも幕末の竹刀剣術
酷いわー…
棒立ち、腰が入ってない、前後の足が一直線、後ろ足が開いてる、
脇が空いてる、肘が曲がってる、両拳の間隔空け過ぎ
そしてこの三枚の酷い写真を見て気付いた。
両拳の間隔空ける竹刀持ちで構えると脇の締めが甘くなるという事に。
長柄武器が半身構えなのはそういう意味もあるんだろなと納得。
人体の構造上、脇が空くと思うように力が出せなくなります。
こちらは据物斬の古写真。時代は不明だが幕末~明治初期ではないかと。
柄の握り方がちょっと気になるが姿勢が良く、一見問題ない様に見えるんだけど…
足を見てほしい。
思いっ切りガニ股。
過去三回でも説明してきた通りガニ股になると身体が開いてしまうため、
力が分散して重心が定まりません。
振りかぶって
はい。ここで大きく崩れます。
これも中編で説明しました。
切先が下向くほどに刀を振りかぶり過ぎ(実戦における大きな隙)
肘が開く無駄動作(実戦における大きな隙)
そしてガニ股。
斬り下ろす
本当、姿勢は良いですねこの人。
腕の使い方も申し分なし。
前腕使ってしっかり柄を絞ってるので脇も締まり、
切先が下を向かず、重力の力ではなく剣の引きの動作で斬っている。
そして、左手の位置に注目。
振りかぶり時には右拳と左拳に間隔が空いていたが斬り下ろすと密着している。
これが正解ではあるんだけど
たぶん剣を振る際に左手を動かす変な癖が付いてるんじゃないかなと。
…と、まぁ大した問題ではない様に思えるんだけど
足がさぁ…
なんでそんなにガニ股なの?
これが大問題なんだよ。
試しにこの足の形で据物斬の動作をやってみたんだけど
ある程度まで腰を落とすと確かに重心が安定します。
しかし、この「ある程度」まで行かないと身体が開いて重心が定まりません。
爪先を前に向けた状態で低く沈み込む動作とどちらの重心が安定し易いかと言われれば爪先を前に向けた状態の方ですw
で、一つ思った。
これ、爪先を前に向けた状態よりもガニ股状態の方が沈んだ時に自然と腰を入れ易い。
腰の入れ方がイマイチわかってない人に最適なちょっとズルい姿勢ですこれw
ただし、こんなガニ股じゃ身体が思う様に動かず実戦じゃ瞬殺されますよ。
江戸時代から罪人試斬とかあったわけだし、既にこの時代から「斬れれば良い剣術」は存在していた。
時代は下って大正キッズの剣術稽古
良い動きしてますね大正キッズ。腰も入って姿勢も良し。
ただ、残念なのが右の子は後ろ足が思いっ切り外に開き、
左の子はガニ股気味で思いっ切り肘が潰れてる振りかぶり(隙だらけの無駄だらけ)
二人とも柄の握りが間隔を空ける竹刀握り。
沖田総司?
いやもう最高に酷いですよねこれw
猫背で姿勢は悪い、柄はゲンコツ握り、両肩両肘に変な力入ってるのに脇はガラ空き
見るからにド素人全開の構えですw
これを見て「只者ではないオーラが伝わる」みたいなコメントを見た事あるけど
何を寝言ぬかしてやがるんだこのド素人はw
こんなのが新選組最強剣士の一角なわけねーだろw
こちら出版社が勝手に作った合成写真で
顔の元ネタがこれ
大正時代の衣服カタログのモデルさんだそうです。
首から下の元ネタは不明ですが、たぶん現代人の写真を古写真っぽく加工して
合成したんじゃないでしょうかね。
そもそも武士がカメラの前で意味も無く抜刀するわけねーだろとw
剣の達人ともなれば当然姿勢は良く、それが普段の生活にも自ずと現れてきます。
ご存知、国民的英雄(笑)坂本某
史実で大した活躍もしてないのにフィクション小説で一躍スターになってしまい、
人気者故に次から次へと新たな逸話が捏造され続けている。
北辰一刀流免許皆伝とか桂小五郎から一本とったとか剣の達人の様な逸話があるけど…
見ての通り、もの凄い姿勢悪いですこの男。
前述した通り、達人ともなれば普段の生活の何気ない所作にもそれが現れます。
更には暗殺時の警戒心の無さからも剣の達人とは到底思えない。
実際のところ残っている資料では「北辰一刀流長刀兵法目録」という記述だそうです。
目録なので免許皆伝には到っておらず、しかも長刀なので薙刀です。剣術でなく薙刀術。
無駄に英雄視され過ぎだってのホント。













