【震災とフルーツ】高血圧と食塩摂取量 | 中野瑞樹『5400日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

中野瑞樹『5400日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

元東大教員 体を張るフルーツ研究家
Mizuki Nakano Official Blog
”Let's pass cleaner batons to the next generation by eating fruit!”

●震災と血圧※1
・ストレスや睡眠障害などにより、交感神経優位になりやすく、血圧が上昇しやすい
・特に震災後は、食塩感受性が強くなるため、減塩対応が必要
・カップ麺など保存食は塩分がおおいため、血圧上昇に関与している可能性あり
・東日本大震災:内服など変更がないにも関わらず、収縮期血圧(上の血圧)が平均12mmHg増加※2

●高血圧
塩分の過剰摂取⇒高血圧⇒脳卒中
・高血圧は日本で最も患者数が多い。総患者数は1,000万人超※3
・高血圧が脳卒中の主要要因※4,5
・塩分の過剰摂取が、高血圧の主要要因※6

高血圧対策※9
①フルーツと野菜(高カリウム食)
②減塩(低ナトリウム)
③減量 
④運動 
⑤節酒

●高血圧と減塩目標
震災後摂取量が多くなりがちなカップ麺や加工品類の塩分の過剰摂取に注意。
カップ麺1杯が、WHOの減塩目標値とほぼ同じ。
カップ麺を食べる時は、せめて汁は残しましょう。

・4.8g(うち、汁2.5g):カップ麺一杯の食塩相当量※8

・5g/日未満:WHOが強く勧告※7
・6g/日未満:日本高血圧学会※9

●カリウムとフルーツ
・カリウムは余分なナトリウム(塩分)を排出してくれます。ただし災害時は、塩分過多・野菜不足になりがち。だから、手軽で食べやすいフルーツがおすすめです。

【フルーツと栄養】カリウム


●引用参考文献
※1:災害時循環器疾患の予防・管理に関するガイドライン2014/日本循環器学会、日本高血圧学会、日本心臓学会合同ガイドライン
※2:Acute and subacute effects of the great East Japan earthquake on home blood pressure values. /Satoh M, Kikuya M, Ohkubo T, et al. /Hypertension 2011; 58: e193–e194.
※3:患者統計(2014)/厚生労働省
※4:Blood pressure, cholesterol, and stroke in eastern Asia. Eastern Stroke and Coronary Heart Disease Collaborative Research Group./Lancet. 1998 Dec 5;352(9143):1801-7.
※5::Risk factor thresholds: their existence under scrutiny /Law M.R. and Wald N.J. /BMJ 2002; 324
※6:Relations between dietary sodium and potassium intakes and mortality from cardiovascular disease: the JapanCollaborative Cohort Study for Evaluation of Cancer Risks. /Umesawa M et al./Am J Clin Nutr. 2008 Jul;88(1):195-202.
※7:WHO Guidline:Sodiumu intakeSodium for adults and children/WHO(2012)
※8:日清カップヌードル(レギュラー)
※9:高血圧治療ガイドライン2014(日本高血圧学会)

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