★【災害時こそフルーツ】命の水 | 中野瑞樹『5300日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

中野瑞樹『5300日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

元東大教員 体を張るフルーツ研究家
Mizuki Nakano Official Blog
”Let's pass cleaner batons to the next generation by eating fruit!”

 

”人間は水を飲まないと生きていけない”
それが常識です。

「水くらいは飲みなさい」
私も身近な方からでさえ、説教されることがあります。

元々、水飲みだった私は、コンビニやスーパーでお茶を買って、毎日2L以上は飲んでいました。

フルーツに興味をもったのが2003年。
2006年から2008年にかけて、何度かフルーツだけ食実験(3日間~3週間)をしました。
あれだけ水飲みだった私が、フルーツだけだと全く喉が渇かないことに気付きました。
「フルーツがあれば、最悪の場合、水やお茶を飲まなくても生きていける」
2009年9月28日から、果実だけ食実験を続けていますが、この6年半、水やお茶を一切飲んでいません。(生搾りなどのフルーツジュースは除く)
果実食実験を始めて1年半経った、2011年3月11日、東日本大震災が起きました。
私は東京に住んでいましたが、翌日から、スーパーやコンビニの景色が一変しました。
飲料水を始め、おにぎり・菓子パン、カップ麺、お菓子、レトルトなどの品薄状態が続きました。
 
 
(2011年3月、中野瑞樹撮影@都内某スーパー)
特に、お母さま方が、必死でペットボトルなどの飲料水を買い求められている姿を何度も目にしました。
しかし、スーパーのあるコーナーには、食品がたくさん残っていました。
フルーツと野菜です。
生もので傷むからと敬遠されたからです。
誰もいないスーパーのフルーツコーナーで、私はただ一人、リンゴやイチゴやミカンを選んでいました。

お水やお茶では、胃に直行し、乾いた喉はなかなか癒えません。
しかし、ミカンやイチゴやスイカなど、水分の多いフルーツは、少量でも乾いた喉を潤してくれます。
「非常時には、フルーツが水代りにもなる」
みなさんに知って頂きたいです。
非常時、水を飲まなくても生きている人がいることを思い出してくれればと思っています。
お水やお茶は、ほぼ100%が水分なので、エネルギーになる糖質・タンパク質・脂質、さらに食物繊維などはほとんど含まれていません。
しかし、多くのフルーツではその85~90%が水分であり、十分喉や体を潤してくれるだけではなく、エネルギーになる糖質、アミノ酸、有機酸の他、更にビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノール、カロテノイドなど総合食です。
皮を剥くだけ:ミカン、バナナ、イチジクなど
さっと洗うだけ:イチゴ、ブドウ、スモモなど
切るだけ:リンゴ、ナシ、カキ、モモ、スイカ、メロン、パイナップル、キウイなど
加熱調理が要らず、お手軽に食べられるフルーツは、災害時にも最適な食品です。
買い物袋からイチゴを取り出すと、イチゴの甘い香りが広がります。
ハッサクやグレープフルーツなどの柑橘を剥くと、回りの柑橘のよい香りが広がります。
リンゴやモモや柑橘類やパイナップルなど、置いているだけで、いい香りがします。
災害時こそフルーツです。


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