ダブルオー「未来のために」
エージェント組が一気にいなくなり、ラストまで加速度的に話が
進むかと思われたのですが、今週は一休み。
ツッコミどころもそんなにないんですが、取り敢えず。
先週から引き続き、刹那VSブシドーことグラハム。
何だか悟った風な刹那を前に、グラハムも負けじと回想シーンを
交えて自分の悟り具合を主張。
滝に打たれたりするあたり、形から入る欧米人気質が見て取れます。
しかし、全然分かり合えませんw
と言うか、もともと会話どころか意思の疎通が成立してません。
善悪を捨てて勝負に人生賭けたグラハムと、いつの間にか
戦いの先にあるものを見始めた刹那とでは、根底にある価値観が
違うので、まぁ、当然の結果です。
勝負は刹那に軍配が上がりますが、刹那はグラハムを殺さないことを選択。
その意思はグラハムに何らかの変化を及ぼしそうな雰囲気です。
最期に味方になるフラグ…なのでしょうか?
王留美から託されたデータから、ヴェーダの位置を突き止めたCB。
補給部隊とも合流して、アロウズ艦隊が待ち受ける月の裏側に
強行突撃を敢行します。
まぁ、お約束になった出撃前の交流シーンの中、なんとフェルトが
刹那に花を渡し、「マリナ様に悪いかな」と意味深な発言を!
…いや、ここにきてそんなノーマークなカップリングを出されてもw
まぁ、年齢的にもビジュアル的にも、此方の方がしっくりくる気は
しますが、ここで刹那まで盗られたら姫様の立場は…。
それはさておき、戦闘に突入。
アロウズ艦隊は戦力こそ多いものの、ルイスを含めライセンサーは
離脱済みで、メメントモリ戦同様、演出的な意味で負けるわけがない戦いです。
案の定、苦戦はするものの、カタロン、そしてマネキン大佐に
率いられた正規軍の援軍を得てアロウズ艦隊を打ち破りました。
あ、セカンドシーズンの最初から出てた、みんなに大人気の
グッドマン准将は「いかにも」な無様な最期を見せてくれました。南無。
ここで、忘れられてた二人の芸人キャラが華麗に復活。
一人は我らが不死身のコーラサワー。
相変わらず難しいことなど何も考えてなさそうな無邪気さで観る者を
和ませてくれます。
…ちなみに彼が敵機を撃墜したのは今回が初めてな気がします。
そして、未婚の子連れ貧乏人マリナ様が、まさかの宇宙進出。
AEUの宇宙服が死ぬほど似合いません。
(でも、人革の宇宙服なら似合いそう)
何しに来たのか、さっぱり分かりませんが、残り三話しかない今、
無理やりにでも話しに絡むため、形振り構ってはいられないというところか。
一方、リボンズは精神的に追い詰められたリジェネの凶弾に倒れます。
と言っても、その前の時点で、部屋全てを埋め尽くすパイロットスーツ姿に
囲まれた姿を見せており、まぁ、そのまま退場とはいかないでしょう。
よくあるパターンではヴェーダ自体にリボンズの思考・人格がコピー
されているというところでしょうか。
リジェネは、残念ながら王留美の後を追う運命しかなさそうですね。
後三話を残してついに最終決戦に突入するCB。
何だか次回予告を見る限り、どんどん人が死にそうな物騒な印象ですが、
さてどうなることやらです。
ダブルオー「変革の扉」
来るべき時が来てしまいました…。
CB対イノベイターの裏で暗躍していた(後半はむしろ翻弄
されてましたが)王留美、紅龍、そしてネーナが一挙に退場です。
傷を負いながらもCBとの遭遇ポイントに辿り着いた留美。
ネーナの追撃に紅龍を失いながらも、刹那にヴェーダの
所在データを渡します。
一緒に脱出するようにとの勧めを断る留美。
重傷を負い、兄をも失ったことで諦めたのか…と思いきや、
しっかりと一人で脱出。
CBとイノベイターが潰しあうのを待ち、自身の野望を果たすつもりの
ようでしたが、待ち構えていたネーナの凶弾についに散ります。
ネーナもまた、イノベイターをいつか裏切り、自分の自由を
手に入れようと目論むも、その動きはヴェーダとリンクしてた
HAROによりリボンズに筒抜けに。
用済みの駒として、両親の仇討ちを望むルイスへの餌に
差し出されてしまいます。
果敢に立ち向かうものの、レグナントの圧倒的な性能の前には
如何ともしがたく、絶叫を残して爆死。
押し付けられた世界を嫌い、自分の世界を望みながらも、
他人の理想、力、人生を利用し犠牲にしてきた王留美とネーナは、
精神的な双子のような存在でした。
その最期もまた、誰かに利用されて捨てられるという似た末路で
あったのも因果応報であるとは言え、哀れなものでした。
一方、王留美からヴェーダの情報を受け取った刹那の前には、
ミスター・ブシドーこと遂に仮面を取ったグラハムが果し合いを挑みます。
その狂的な執着が自分たちの行いに端を発するものとして、刹那は
果し合いに応じて戦闘を開始、トランザムの量子の中でグラハムと
「初めて」向かい合います。
さて、エージェントチーム退場の一方で、ふいに浮上した刹那の変革。
擬似GN粒子の細胞破壊を免れ(サーシェスの銃は擬似GN粒子銃
だったそうです)、イノベイターを瞬殺するなど人間離れしてきた
彼の瞳がついに金色に!
リジェネらの会話から察するに、作られた存在ではない、人間からの
イノベイター化を「純粋種」と称しているのでしょうか。
そうすると、ルイスのイノベイター化も、リボンズによる人工の純粋種
誕生(矛盾した言葉ですが)と考えられます。
いよいよ終幕に向けて動き始めてきたダブルオー。
フラグを抱えたキャラクターたちが死に場所を求めるように活躍し始める中
せめてルイスと沙慈は生き残って欲しいと思いつつ、次回を待ちます。
ダブルオー「アニュー・リターン」
さて、毎度のダブルオー感想です。
前回のついに自らイノベイターと正体を明かしたアニュー。
どんな背景が語られるのか、と思ったんですが、ふつーにスパイでしたw
交信中に意識が飛ぶのを自覚してないのかと思ったら、わかっていて
ごまかしていたとは…ストレートすぎて意表を突かれました。
もうちょっと凝った裏があるかと思ってたんですが…深読みしすぎてしまいましたw
ライルには素で好意を持っていたようですが、最初はやはりイノベイター
としてのプライドをねじ伏せての事だったんでしょうか?
どうせ自覚してのスパイなら、最初から明確にしてライルに惹かれつつ
苦悩する姿を描いた方が魅力的だったと思うんですが…
まぁ、話数の制限などもあることですが。
さて、ダブルオー奪取を目論んだリジェネとアニューですが、
開始十分くらいで見事に失敗w
苦しげ紛れにオーライザーのコクピットを破壊して逃げに走る二人。
幸い、情に迷ったライルが撃たなかったために、辛うじて逃走には成功
しますが、完璧には程遠いと刹那にツッコまれるのも止む無しですね。
ダブルオーが出撃できないことを見越し、アニューを加えた
イノベイター三人、そして新型MA(レグナント…でしたか)を与えられた
ルイスがCBを襲撃。
(そして、こっそりリボンズが宇宙へ上がってきてます)
余談ですが、中尉に昇進、アヘッド貰って喜んでた小熊君は、
新型MAを貰った上にライセンサー同然扱いのルイスを見てどう思ったんでしょうw
ライルとアニューの戦いは、ライルが勝利。
自分のところへ戻ってくるよう説得するライルに、アニューも応じかけ
ますが、ここで事態は急変し、リボンズに操られて戦闘を再開。
(どうも、リボンズは最初から切り捨てるつもりでアニューを戦場に送り込んだように見えます)
ライルを撃つ寸前で、刹那の放った一撃に倒れることに。
爆発までの刹那、トランザムの発動の中でお互いの気持ちを
確かめ合って散るアニュー。
悲劇的な最期は避けられないと思ってはいましたが、
やはり切ない別れとなってしまいました。
ラストで刹那を何度も殴打するライルの姿は、理屈ではなく、
溢れる感情に身を任せざるをえない人間の悲痛さが描かれており、
だからこそ、アニューのを失った悲しみが強く印象付けられる
良いシーンだったと思います。
ちなみに、他の皆様はルイスの新型MAにきりきり舞い。
つーか、追尾GN粒子砲に、セラヴィーのバーストも防ぐって
強すぎじゃないでしょうか。
いよいよ残り話数も片手で数えられるほど。
まだ生きてるっぽい王兄妹(と言っても次回予告見る限り、留美は
重傷+擬似GN粒子コンボ食らってそうだし、紅龍は留美庇って
死にそうですが)から情報を受け取り、月面のヴェーダ争奪で
クライマックスというところでしょうか。
イノベイターは無論のこと、ブシドー、サーシェス、ネーナ、
ルイスに小熊にビリーと敵側のフラグは立ちっぱなしだし、
姫様は絶賛放置プレイ中。
本当に終わるのかと別の意味で戦々恐々ですw
あ、そういえばアレルヤ君は、今日も空気でした。
うん、平和だなー。