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ダブルオー「再生」

ダブルオー、ついに最終回。

刹那VSリボンズ、引いては物語中で5年の時間をかけたCBの物語、

その決着の時です。

横長で真っ赤なカラーリングにキャノピー顔という、およそラスボスとは

思えない機体のリボンズキャノン(て聞こえました)
予想通りの大火力にファングや電磁ワイヤーで、刹那を追い詰めます。
さらに何と珍しいリバーシブル仕様で、後ろを向くとガンダムにw

さしずめリボンズガンダムとでも言うのでしょうか?
逆三角形っぽいシルエットは結構カッコよいかも。あ、それと顔が

νガンダムに似てたのは、やはり意図してのことでしょうね。
こいつも擬似GNドライブのツインドライブだそうで、リボンズの技量と

相まって非常に強いです。

激闘に互いの機体を中破させた二人ですが、リボンズはダブルオーから

奪ったGNドライブを放棄されたOガンダムに、刹那は残った一基を

修復されていたエクシアに搭載して最後の戦いに。

まぁ、どう考えても、宇宙空間、それも戦闘中にこんなことできるわけ

ありませんが、そこはノリと勢いです。
…1stではMSの起動時に搭乗者のパーソナル情報を確認する

シークエンスがありましたが、まぁ、その辺も以下同文で。
(リボンズの情報が隠しデータで残っていた可能性はありますが)

最期はファーストガンダムのアムロ対ランバ・ラルを思わせる格闘戦で

刹那が勝利を収めます。
まぁ、深読みするなら、アムロがラルを越えようと目指したように、

ダブルオーもファーストを越えたいと願ったことの象徴化、とでも

いうところでしょうか。

まぁ、それはさておき、予想(期待)通り番組のラスト10分は

エピローグに費やされることに。

マリナ様は何と王女様に返り咲き。
不遇・不幸を極めながら、最期は恋愛対象としてのヒロインの座を

放棄して、地位と名誉と、そして何より衣食住を取り返しましたw

カタロン組も、何気に生き残って連邦議会?に席を得るなど、勝ち組

人生です。
子供の話題が出たので、てっきりプライベートでもくっついた描写が

あるかと思ったんですが、そこはスルーでした。残念。

ルイスと沙慈はめでたく生き残ってヨリを戻しました。
ルイスの髪が昔と同じリボンで留められてたのが微妙に嬉しかったですね。

アレルヤとマリーは、晴れて普通の人間としての生活へ。
基本お互いの存在だけで世界が完結しており、戦う理由もないので

当然の帰結でしょう。

この二人と、ヴェーダと一体化したティエリアを除いたメンバーはCBに

残留し、最初に登場した頃に立ち戻って、戦争根絶を目指すことに。
何も進歩していないように見えますが、考えてみれば世界もそれほど

変わっているわけではないので、外に目を向けるより、まず中をと

言うのは、ある意味で現実的な終わり方かもしれません。

ちなみに、このエピソードのあちこちにイノベイドらしき人物の姿がありました。
映画版への布石なのか、それともティエリアが主張したようにイノベイドも

人類と共に歩んでいくと言うメッセージなのか。
個人的には嫌なんですが、前者っぽい気がします。

番組の最期では

「The childfood of humankind ends(人類の幼年期の終わり)」

というメッセージと共に、劇場版の告知が。

劇場版については、何となく中途半端な感のあるこの最終話の続きを

期待する声が多いようですが、個人的には描写不足を補完した

再編集版をにして欲しいです。
テレビ作品はテレビ作品として完結すべきだと思いますので…。

さて、長々と書き連ねましたが、まぁ、今週もっとも注目すべきポイントは

やはりここでしょう。

コーラサワー生存! そして結婚!!

やはりやってくれました、この男。
最終回の感慨とか思索とかを、一発で吹き飛ばしてくれましたw
五年越しの恋を実らせ、ついにカティとゴールイン。最後の最後に

勝ち組人生を掴み取りました。
思い起こせば1st第一話での伝説的なヘタレなヤラレっぷりで、私たちの

度肝を抜いてから、この最終話に至るまで、まさにコーラサワーに始まり

コーラサワーに終わる作品であったと言っても過言では無いでしょう…多分。

一方、場をかき回した挙句、最終話では戦力外通知(台詞一つなし)を

受けたグラハムは悲惨でしたが。
…まぁ、それだけに劇場版に期待ということなんでしょうか。

とにもかくにも、一年半に渡り楽しませてくれたダブルオーと言う作品と

スタッフの皆様に、感謝とお疲れさまでしたと、勝手に言わせていただきます。

ダブルオー「BEYOND」

乱立していた死亡フラグが、トランザムバーストで一気に消失!


色んな意味でびっくりな今週のダブルオーです。


ルイスのレグナントは意外とあっさり大破。
戦闘兵器としての性能はダブルオーを凌駕していた感があるので、

ガガなんぞに頼らず、普通にやってれば勝てた気もするのですが…。


ヴェーダまで辿り着いたものの、リボンズに返り討ちにあうティエリア。

…ここ最近、この「返り討ち」という言葉をやたら使っている気が…。


そしてサーシェスと交戦中のロックオンをはじめ、CB全員が死に瀕した

その時、刹那の絶叫と共にトランザムバーストとやらいう、トランザム

ライザーの拡大版のような…というか、ぶっちゃけサイコフレームの

共振現象が発生します。


拡散するGN粒子に、半死状態のルイスや、細胞破壊で瀕死のラッセは

復活するは、30過ぎのオタクと酔っ払いカップルが成立するはと、

戦局に無関係っぽい微妙な奇跡が連続して発生。


しかし、これがまさかの逆転の一手に。


ティエリアが、既に死亡していたリジェネと共に、ヴェーダに意識を

リンクさせることで支配権を奪取。
そこからセラフィムのトライアルシステムを発動させてイノベイター側の

機体をシステムダウンさせるという一発逆転のコンボが炸裂です。


サーシェスもイノベイターに付いたのが運の尽き。
アルケーが機能停止したところを撃墜され、脱出したものの、

追って来たライルの銃弾の前に遂に死亡。
数多くの人に不幸をもたらした戦争屋の人生は、自分が他者に

そうしてきたように鉛弾を喰らって終えることとなりました。


これで戦局は完全に逆転。

大勢は決したか…と思ったその時、一条の閃光が走りセラフィムが撃墜。
そこにはイノベイターを越えたイノベイター、リボンズが駆る…



……


がんきゃのん?


ま、まぁ、とにかく、恐らく最強のMSらしきガンキャノン(…)に

載ったリボンズとの最期の決戦です!


それにしても、1stは意外な人がどんどん死んでいくことで驚きましたが、

2ndは死ぬと思われた人が全然死なないことに驚きます。


人の死というものは強烈なカタルシスがあり、それだけでドラマチックに

なるものですが、それだけに人の死に頼らずに終盤のストーリーを

盛り上げることは難しいことです。
わざとらしいほど死亡フラグを立てながらも殺さないのは、最初から

確信犯的な気がしますが、それが吉と出るか凶と出るかは、今週の

日曜日に答えが出ることでしょう。

ダブルオー「命の華」

コーラサワァァァァーーーーーーァァ!!


今回の感想はこれだけで良いのでは、と思わなくもない

今週のダブルオー。


ですが、それだけと言うのも何なので、普段通り思いつくまま

書き連ねていこうと思います。


討ったと思ったのも束の間、再び姿を現すリボンズ

(手を下したのはサーシェス)に返り討ちにあうリジェネ。
どうもダブルオー世界では窮鼠は猫に敵わない法則があるようです。

ティエリアと同型だったせいか、良くも悪くも他のイノベイターよりも

人間的だった彼ですが、その末路もまた、ある意味人間的な

卑小で惨めなものとなってしまいました。

…まぁ、脚本家のクセと言う見方もありますがw


リボンズはどうやらヴェーダにその人格を移し変えているようですね。
肉体を殺すことに意味が無い以上、ヴェーダを破壊するしかないようです。


アロウズ艦隊を突破したCBたちは、ついにイノベイターとの最終決戦に。

挑むは超巨大戦艦…というより移動要塞、ソレスタルビーイング。
お約束のマップ兵器に多数の砲台、そして前回出てきた大量の

イノベイター(ただの量産型でした)を載せたMSガガによる

特攻戦術でCBを圧倒します。

この辺り、イノベイターの戦術は力任せで洗練さの欠片もなく、

野蛮ですらありますが勝利を得る過程に費用対効果を考えない

(考える必要のない)以上、ある意味合理的と言えます。


苦戦するCBを援護する正規軍とカタロンですが、彼らにも容赦なく

襲い掛かるガガの群れ。

そして、マネキン大佐の乗る艦を守るため身を呈し、

爆炎の中に消えるコーラサワー…。

「大好きです、大佐」は名セリフ選ぶなら10以内には入るのではないでしょうか。


飾り気のない言葉が、内に篭る感情の大きさを思わせ、

演じた浜田賢二氏の好演が光りました。


お約束でもご都合でも何でもいいですから、彼だけは生きていて欲しいので、

お悔やみは口にせず、希望を持って次回を待ちたいと思います。


激戦の中、多大な被害を払いながらもソレスタルビーイングに取り付く

トレミーだが、大量のオートマトンに囲まれ絶体絶命。

ブリッジ前にまで侵入してきた敵を単身迎え撃つスメラギの前に、

ビリーが現れて銃口を向ける。


トレミーを守るアレルヤとソーマは雲霞の如き敵の数に危機に陥り、

ロックオンは兄の仇であるサーシェスの圧倒的な技量の前に苦戦を強いられ、

刹那と沙慈はルイスと三度目の邂逅を果たす。
ティエリアは遂にトランザムの力を手に入れたリバイブとヒリングの前に

破れるも脱出、ヴェーダへと辿り着いてリボンズと再会を果たす。


それぞれが先の見えない窮地、過去の因縁と向き合って次回へ。

泣いても笑っても残り二話。
ファーストシーズンを越える熱い展開を期待します。


そして、くどいようですがコーラの生存を…!