[東京 17日 ロイター] 渡辺博史前財務官(一橋大大学院教授)は17日、都内で行われたバンク・オブ・アメリカのセミナーで、為替介入を実施するなら各国が協調する必要があるとしたが、各国の状況は違っているため、そうした結論に達するのは難しいとの見通しを示した。



 渡辺前財務官は、為替介入を行う際には「やるときはジョイント(協調)でやらないと意味がない」としたが、現状では「それぞれの国の実態が違っている中で、そういう結論に達するのは難しい」との認識を示した。「特に現在とても為替に関心を持っているヨーロッパでも、15の国が集まって議論するにはかなり時間がかかる。すぐに決断されるものではないだろう」という。


 対円での介入の可能性については、円相場はまだ円安だとしたうえで「ユーロやポンド、スイスフランなどに対する(ドルの動きの)問題。ただ、協調で介入するときは対円も入る」と言明した。




 ポールソン米財務長官が9日、為替介入に言及したことについては「すぐ(介入を)やるとは言ってない。米国の取るべき政策の中から、排除しないと言っているだけ」と指摘。米景気の減速と金融市場の混乱が続く中、米国は「金利を上げにくいが、一方でインフレが上がっているとすれば、輸入物価の高騰だけは抑える必要がある。為替は動かせないと自ら言う必要はないというのが、米財務長官の判断だと思う」とした。

 [北京 16日 ロイター] 中国国家統計局が16日発表した5月の鉱工業生産は前年比16.0%増となり、4月の15.7%増から伸びが加速した。


 ロイターがまとめたエコノミスト18人の予想中央値は15.7%増だった。

[ニューヨーク 15日 ロイター] 世界2位のビールメーカー、ベルギーのインベブは15日、同業の米アンハイザー・ブッシュに対し、メキシコのビール大手モデロとなんらかの合意をする前に、自社がアンハイザーに提示した総額460億ドルの買収提案を真剣に検討するよう要請した。


[東京 13日 ロイター] 来週の短期金融市場で、ユーロ円3カ月金利先物は乱高下する展開が見込まれている。グローバルなインフレ懸念を背景にした金融引き締めの思惑が浮上する一方、世界的な景気腰折れ懸念や金融不安がくすぶるなど強弱材料が対立している。5月米住宅着工件数や5月米生産者物価指数などの米景気指標や米金融機関の決算が意識され、米金利動向の影響を受けやすい。無担保コール翌日物金利は日銀誘導目標の0.50%付近で底堅く推移する見通し。準備預金の積み需要が下支えするとみられている。
 


【場況】
 中盤の東京外為市場では、対円相場は上昇幅を縮小している。前日の米国株高を背景
に上値を拡大していた対円相場だが、今日の日経平均が上昇してスタートした後、マイ
ナスサイドに沈んだことを受けて、円買い圧力が強まった。また、今日の日銀金融政策
決定会合やその後の白川日銀総裁の声明にも注目が集まっているようだ。

 ドル・円は1ドル=107.80-00円近辺で推移していたが、日経平均の下落を
受けて107.65円まで下落。東京時間午後12時1分現在は107.78円近辺で
推移している。クロス・円は豪ドル・円が1豪ドル=101.13円、ユーロ・円は1
ユーロ=166.54円、ポンド・円は1ポンド=209.92円で推移している。

【NZドル乱高下、豪ドルは堅調】
 今日発表されたNZ4月小売売上高が前月比1.0%の上昇と予想を上回ったことを
受けて、NZドル・円は一時81.20円近辺まで上昇。しかし、除自動車での前月比
が0.5%の低下と予想外のマイナスとなったことで売りが優勢となり、80.75円
まで下落した。その後も80.80円近辺で上値が重い展開となっている。

 一方で、豪ドルは堅調。前日発表された6月の豪消費者インフレ期待が、1993年
の調査開始以来で最も高い水準となったことで今後の利上げ観測が再び高まった。向こ
う1年間のインフレ期待は5.9%と、5月の5.2%から加速している。このあと日
本時間午後12時10分から行われるスティーブンス豪中銀総裁の講演で金融政策に対
する見解が示される可能性があり注目したい。

東証後場寄り・高値もみ合い続く――アジア株高好感の買いは限定

 6日後場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は引き続き高い水準でのもみ合い。上げ幅は200円を超えており、1万4500円台半ばから後半で推移している。ただ、前引けとほぼ同水準で寄り付いており、動意は乏しい展開。アジア株式相場が軒並み上昇しているが、好感した買いは特に目立っていないようだ。東証株価指数(TOPIX)も高い水準でもみ合っている。

 週末の後場とあって積極的に買いにくい雰囲気の中、いったん手じまいの売りを出す動きが上値を抑えているもよう。特に、日本時間今晩発表の米雇用統計(5月)を見極めたいとの声は多い。朝高で始まったハイテクや自動車など輸出関連株の上値が重くなっている。また、原油高を嫌気して化学株の一角がさえない。

 後場寄り付き前の大口成り行き注文は売りが1300万株、買いが1170万株で、差し引き130万株の売り越しだった。

 前引け後の東証の立会外取引でバスケット取引は約701億円が成立した。市場では「やや買い決め(投資家の買い・証券会社の自己売買部門の売り)が優勢か」との声が聞かれたが、現時点で相場全体の一段高にはつながっていない。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆3688億円、売買高は同13億4409万株。東証1部の値上がり銘柄数は974、値下がり銘柄数は624、変わらずは108となっている。〔NQN〕(12:52)

 [東京 6日 ロイター] スイスの金融大手UBS(UBSN.VX: 株価 , 企業情報 , レポート )は、2本建てでサムライ債(円貨社債)の発行を検討している。期間は固定利付き債と変動利付き債の各5年、発行額は未定。主幹事はUBS証券が担当する。訂正発行登録書で6日明らかになった。