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蜂蜜の屈折率 --詩人が俳句を詠む--

俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。

美しい虚の世界を創り上げたいです。

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  • 秋扇池に湧水見ゆるかな 波多野爽波の句を読む その43  何かが言葉になる手前の瞬間の画像

    秋扇池に湧水見ゆるかな 波多野爽波の句を読む その43  何かが言葉になる手前の瞬間

  • 親切な心であればさつき散る  波多野爽波の句を読む その42 意味を語らない最も小さな祈りの形の画像

    親切な心であればさつき散る  波多野爽波の句を読む その42 意味を語らない最も小さな祈りの形

  • 花御堂病みやつれたる顔のぞく 波多野爽波の句を読む  その41  沈黙をもって見詰め返すの画像

    花御堂病みやつれたる顔のぞく 波多野爽波の句を読む その41  沈黙をもって見詰め返す

  • 焼藷をひそと食べをり嵐山  波多野爽波の句を読む その40  言葉にしてはいけないものを守ることの画像

    焼藷をひそと食べをり嵐山  波多野爽波の句を読む その40  言葉にしてはいけないものを守ること

  • 水洟やどこも真赤な実南天  波多野爽波の句を読む その39  敢えて裂け目を晒すことの画像

    水洟やどこも真赤な実南天  波多野爽波の句を読む その39  敢えて裂け目を晒すこと

  • 茶の花の咲くあたり見て遠く見る 波多野爽波の句を読む その38  震えに耳を澄ますことの画像

    茶の花の咲くあたり見て遠く見る 波多野爽波の句を読む その38  震えに耳を澄ますこと

  • 茶の花のするすると雨流しをり  波多野爽波の句を読む その37  沈黙の余白で世界を開くの画像

    茶の花のするすると雨流しをり  波多野爽波の句を読む その37  沈黙の余白で世界を開く

  • 掛稲のすぐそこにある湯呑かな  波多野爽波の句を読む その36  語られなかったことの記憶の画像

    掛稲のすぐそこにある湯呑かな  波多野爽波の句を読む その36  語られなかったことの記憶

  • 帚木が帚木を押し傾けて 波多野爽波の句を読む その35 微かな震えの通訳になることの画像

    帚木が帚木を押し傾けて 波多野爽波の句を読む その35 微かな震えの通訳になること

  • 桐の木の向こう桐の木昼寝村 波多野爽波の句を読む その34 意味に至らないことは敗北ではないの画像

    桐の木の向こう桐の木昼寝村 波多野爽波の句を読む その34 意味に至らないことは敗北ではない

  • 風呂敷をはたけば四角葱坊主  波多野爽波の句を読む  その33  名付けえぬものを名付けるところの画像

    風呂敷をはたけば四角葱坊主  波多野爽波の句を読む その33  名付けえぬものを名付けるところ

  • ちぎり捨てあり山吹の花と葉と  波多野爽波の句を読む その32  本来語られないで終わるところの画像

    ちぎり捨てあり山吹の花と葉と  波多野爽波の句を読む その32  本来語られないで終わるところ

  • 大根の花や青空色足らぬ  波多野爽波の句を読む  その31 敢えて足りないものを残すの画像

    大根の花や青空色足らぬ  波多野爽波の句を読む その31 敢えて足りないものを残す

  • 菜虫取る顔色悪き男出て 波多野爽波の句を読む その30  最後まで読むのに相応しいもの

  • 墓参より戻りてそれぞれの部屋に  波多野爽波の句を読む その29  震えの奥に確かにあるものの画像

    墓参より戻りてそれぞれの部屋に  波多野爽波の句を読む その29  震えの奥に確かにあるもの

  • 鶴凍てて花の如きを糞りにけり  波多野爽波の句を読む その28  意味の手前で立ち止まるの画像

    鶴凍てて花の如きを糞りにけり  波多野爽波の句を読む その28  意味の手前で立ち止まる

  • 芹の水照るに用心忘れた鶏 波多野爽波の句を読む その27  何も起きないことを詠むの画像

    芹の水照るに用心忘れた鶏 波多野爽波の句を読む その27  何も起きないことを詠む

  • 夕方の顔が爽やか吉野の子 波多野爽波の句を読む その26  語らずに震わすの画像

    夕方の顔が爽やか吉野の子 波多野爽波の句を読む その26  語らずに震わす

  • 額縁をかかへて芥子の花を過ぐ 波多野爽波の句を読む その25  書かれなかったものの画像

    額縁をかかへて芥子の花を過ぐ 波多野爽波の句を読む その25  書かれなかったもの

  • 夜の湖の暗きを流れ桐一葉 波多野爽波の句を読む その24  詩人は予兆の聴取者の画像

    夜の湖の暗きを流れ桐一葉 波多野爽波の句を読む その24  詩人は予兆の聴取者

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