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蜂蜜の屈折 率 --詩人が俳句を詠む--
俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。
理解が始まる手前でほどけていく世界を手に入れたい。
美しい虚の世界を創り上げたいです。
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流鏑馬に雨の上りし綠立つ 後藤比奈夫の句を読む その45 努力ではなく記憶の優しさ
紫は過去の紫武具飾る 後藤比奈夫の句を読む その44 老いとは残響の成熟である
きりもなくふえて踊子草となる 後藤比奈夫の句を読む その43 透明な増殖としての老い
夜が下りる十二單のほとりより 後藤比奈夫の句を読む その42 沈黙の色彩の対位法
風が目を細めゐる日の厩出し 後藤比奈夫の句を読む その41 風に抗わず生きる
連翹に空のはきはきしてきたる 後藤比奈夫の句を読む その40 老いの明るさの詩学
一旦は赤になる氣で芽吹きをり 後藤比奈夫の句を読む その39 芽吹きの三重奏
盗み見しごとくに獨活の肌白し 後藤比奈夫の句を読む その38 ためらいのテンポ・ルバート
冴返るいつも不用意なるときに 後藤比奈夫の句を読む その37 AI君、大いに乱れる
竹馬の竹瞬足といふ靑さ 後藤比奈夫の句を読む その36 ちいさなものを普遍へと
繭玉の白にしめくくられし紅 後藤比奈夫の句を読む その35 沈黙に包まれた余白
神戸美し除夜の汽笛の鳴り交ふとき 後藤比奈夫の句を読む その34 祝祭の音
絨毯は紫服は何色に 後藤比奈夫の句を読む その33 問いの詩学、存在論的
小狸といふ毛皮なら買へさうな 後藤比奈夫の句を読む その32 微笑の余白
打ち減りて砧やさしくなつてゐし 後藤比奈夫の句を読む その31 出典確認に骨折る
落葉踏む音のひとりになりたがる 後藤比奈夫の句を読む その30 微笑の孤独
ていねいにうけらの花の咲きにけり 後藤比奈夫の句を読む その29 三世代の連なり