いろいろあって忙しいのですが、つい間違えて「キャンディマン」を借りたあとに「キャンディマン スペシャルエディション」を借りてしまった。
バ、バカヤロー!(「お父さんは心配性」のパピィのように人差し指をブンブンしながら)何回キャンディマン見るんだっ!
そんなこんなですが、また夢の話をしたい。
夢のなかで映画撮影に参加していたのですが、なぜか思いっきり首に包丁を突き立てられるシーンがある役だったのですが、「死に際に叫んでください」と言われて私が叫んだ言葉がなぜか「口数が多い~~~っ!」という言葉でした。
何考えてるんだろう、自分。一言シリーズに味をしめたのか。
で、2009年アメリカ制作映画「キャビン・フィーバー2」を見ました。
前作のイーライ・ロス監督の手を離れてしまったからか、駄作になったなあ。
いい感じの駄作ですが。
前作のあらすじ
キャンプに来たら体がぐずぐずに溶ける感染病になった。
隠蔽された。みんな死んじゃった。終わり。
とはいえ、緊迫感のある雰囲気と感情移入することをゆるさない個性際立つキャラクターたちのおかげで私はかなり好きな作品。
数多い山小屋×感染ジャンルモノでも、飽きずに見られると思います。
たしか、助けを求めに行った山小屋で子供が「パンケーキッ!」って絶叫してカンフーをやり始めるという謎シーンがあったように記憶していますが、彼も夢を見たのカナ?
あんまり個性のないパッケージですよね。
でもよく見るとスクールバス?になってるんだ!か、関係ねぇ~!
今回のあらすじ
前作の水が出荷されてある高校に入荷される。
その水を飲んだ人たちは次々と体に異変が起きていく。
血塗られたプロムナイトから逃れられる人間はいるのか!?
みたいな感じ。
つまり
プロムナイト×オタ男イケ女の恋とオタ同士の友情×感染×無駄なおっぱいと寒いジョーク
というような内容でしょうか。
かなりパワーダウンしていることは否めません。
にしても、アメリカの高校生ってこんなに乳出すのか?(´・ω・`)お乳は大切にしたほうがいいで
あと、心配しないで!男子の股間も引きとアップで楽しめます ※アップのみモザイク入り。
一応前作からの流れを踏襲しており、前作の生き残りがバスにひかれるシーンからスタート。
まぁ、気持ちいいぐらいにぐっちゃぐちゃになります。霧状になるんだもの。
それを見たスクールバスの生徒もやけにクリーミーなゲーしているし。飛ばすなあ、前半から。
ひかれてバラバラになった死体を「鹿」と判断する、前作から引き続き出演の脳なし警官。
木の枝に引っかかってる人間の足を発見するも、無視します。
ここからオープニング。なぜかアニメ。
クオリティは安定して低いですが、死体が水に混入して飲み水に加工されて、高校に入るところまではアニメです。
主人公はちょっぴりオタクの青年で、友達ももちろんオタク(いじめられるほどではないらしいが)。
ヒロインは彼氏持ち。相当いきってる(DV)彼氏持ちの女の子なんですが、まぁかわいくないというかなんというか……なぜこの子どうしたんだろう?っていう感じのガリガリです。
ここでわかるのが、やっぱりホラー映画のヒロインってぽちゃくらいじゃないと物足りない。
で、一応ストーリーとも関連しているシーンですが、主人公の親友は憧れの女の子を口説いているうちにトイレで処理してもらいます。何このシーン。
まぁこのあたりも生々しいです。
エロネタが嫌いな人は無理だと思うってくらい、そのまんま。
で、主人公はヒロインをプロムに誘って断られます。
そしてその頃、警官は水を運んでいた男が死んだ現場に居合わせてしまい、慌てて水の工場に行くことに。
このあたりスプラッターらしさを存分に味わえますが、水を運んでいた男の首から血が飛んでる時の傷口のメッシュ感がなかなかです。
もちろん、プロムナイトに行く生徒たちは浮かれまくり。
・車に乗りながらおっぱい出す女子高生
・ゲイ校長
・なぜか口に裂けた傷の跡がある女教師(話とは関係ないみたい)が口紅を塗るシーン
・ヒロインの彼氏が日の丸の前で空手をしている謎シーン
・主人公の友達、剥がれた爪をボンドで付け直す
(彼は処理してもらった時に、女の子から感染しています)
なシーンが流れるように羅列されます。
で。
問題シーンがここからどんどん出てくるのですが、まずは学年のイケメンとデブちゃんが登場。
自分の友達と、デブちゃんとセックスできるかどうかを賭けていたイケメンくん。
なんとプールに連れ込んで脱がし(ここでイケメンくんとおデブちゃんの全裸が引きで見られますが、いらねぇよこんなサービスシーン)、プールのなかで合体する2人。
なんでプール?
うーん、キツイ……と思っていたら、彼女が発症。歯が抜けちゃいます。
それを見て「やけに軽い女だと思ったぜ!」と最悪ぶりにプンスカ怒る彼。何言ってんだコイツ……!?言ってることズレてません?歯と関係ないんじゃ……。
そしてそれを助けようとした彼はプールのふちで頭を打って死亡。
というか、女の子が引きずり込みます(故意にかは不明)。
その頃、浮かれる高校生が大嫌いな用務員さんはパーティ用のパンチにお●っこを混入していた。
(゜д゜)・・・・・・
この人も途中で血尿が出てきて感染していることがわかります。
どうでもいいけどこの病気、口唇ヘルペスみたいになるのね。性病をモチーフにしているのか?
で、パーティではみんなが楽しんでいます。
でも、イケメンくんがいなくて荒れる本命の女の子(プロムクイーン候補)。
校長はギャンギャン騒ぐ彼女を見て、口が裂けている女教師に「黙らせろ」と一言 →思いっきりビンタ!というトンデモコントがあります。
そこで、1人でぼーっとする主人公の背後から「だ~れだ!」と登場したヒロイン。
古い……まぁここで主人公と彼女と、彼女を束縛する彼と喧嘩になります。
もちろんお●っこパンチが彼らの中央にあるわけですが……このパンチが主人公の手にかかってしまうわけです。
そして突然の展開。軍が来ます。えっ……?
※前回は狂っているとおぼしき村人VS若者でした
閉じ込められて校長は射殺され、タイミングよく感染者が発症して死にまくります。
キスしているカップルが血反吐を吐き合ったり。わあ、ロマンチック!
手榴弾も投げ込まれて阿鼻叫喚。
たまたまパーティ会場から逃げられた主人公・ヒロイン・主人公の親友ですが、彼らにも危機が迫ります。
で、迷い込んだプールには相変わらずデブちゃんの死体が浮いてます。
ここでわかったのが、ヒロインは叫ぶのはめっちゃうまいんだ。
悲鳴担当です。彼女、いい仕事しますよ。
そして感染していることがわかったうえに、好きな彼女に舐められた●●●が崩れ落ちかけている主人公親友。
(゜д゜)・・・・・・
モザイクかけるという配慮の前に、そもそも股間を出さないという配慮が欲しい……。
医者を目指している主人公に頼ろうと「図書館で医学書を調べればいい!」と言い出す親友。
いや、処置はできないだろ何もないのにと思いつつ、彼は勝手に行動し始めてしまいます。
で、親友を図書室で見つけたら当然死んでたわけで。
そこにヒロインの彼氏も登場しますが、施錠された室内に入れるか入れないかで全員で揉めます。
で、外にいた暴力彼氏にかぶさった感染者のことをボコる彼。
これがまたひどい暴力シーンで、頭蓋骨を砕いて眼球も潰れてまさにスプラッタ状態。
そこまでしたら感染するだろお前も……と思いつつ、思い切りのいい頭パッカーンに唖然とします。
ここで主人公は気付いたのだ、自分も感染しているということに……!!
で、手を切ればいいんだ!と斜め上に思考がいった主人公。
電ノコ(テーブルに刃がついていて木材を切るための機械なんですけど名称がわからない)に手を置いて、彼女に切らせる主人公!
彼女、思いっきり返り血を浴びておりますが……
傷口をバーナーで焼く念の入れようです。
で、外に脱出して逃げますが、数分であっさりつかまります。
手切らなきゃよかったんじゃ……?
で、ヒロインだけ逃がして主人公はどうなったか不明。
そしてヒロインはなんと冒頭の警官の車に拾われるのですが、思いっきり感染している感じの肌をこちらに見せつつ車が走り去ります。
普通、ここで終わると思うじゃない?
でも、まさかの続きがあります。
主人公の親友に感染をうつした彼女。
こいつ、高校生のくせになぜかストリップバーで働いています。
で、口紅を勝手に使われたことでストリッパー仲間が感染、ストリップ場で彼女の太ももを舐めた男も股汁で感染、個室でプレイした男もゲー吐きかけられて感染……と、しょうもない広がりを見せるわけで。
しかもストリップをする時に彼女がおっぱいをだすのですが、乳に駄菓子の「にんじん」くらいの腫瘍がいくつも……
こ れ は 気 持 ち 悪 い ぞ (||´Д`)o
このシーンはすごいなと思った。いらないのに過剰サービスです。
で、エンディングはまたアニメ。
メキシコのほうまで感染が広がったり、ニューオリンズまでも毒牙にかかります。
ですが、トラックの運転手(ストリップの客)が、態度の悪い後続車に自分の出したお●っこをひっかけたりするという、まったくバカらしい展開。
空いた口がふさがらないよ。
しかし、相手の血液・唾液・粘液・尿がかかったらだめなのか。
でも肌についただけで感染するっていうのは線引きが難しそうだが……。
前回よりもスケールアップした展開(主に軍隊)に、誰もついていけません。
エンドロールは肌のアップですが、どんどんどす黒くなって感染していくのが分かる演出に。
これは面白いですね。同時に気持ち悪いけど。
と、まぁやりたいことだけやり散らかした感じの映画です。
前作と全く別物だと考えてみれば楽しめるかもしれません。
とはいえ、感染モノなのに人を襲って来ない・ゾンビ化しないという展開に違和感がありすぎて、逆に新鮮ではあります。そわそわしちゃいますね。
しかし、この水がまたまずそうなんだわ。やっぱり水はボルヴィックに限るってことですか。