東京都の助成金 VS 厚労省の助成金 DVD発売! | 新労社 おりおりの記

東京都の助成金 VS 厚労省の助成金 DVD発売!

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日本法令「東京都と厚生労働省の雇用関係助成金・補助金の比較でわかる活用の仕方」 

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例によって、日本法令様で出させていただきました。東京都と厚労省の助成金の対称です。単にどっちが額が高いか、どっちがより受けやすいか?という社労士側の都合以外に、お客様(企業)により良い福利を得させることができるか?という見地から語らせていただきました。

 

今年度、東京都の雇用関係助成金は元気です!以前もこの比較セミナーやらせていただきましたが、そのころと比べても受けやすくなっています。なぜかというと東京都の政策実行の意欲の他に、財政がイイからです。コロナ後の企業業績の回復を都民税で一番に享受しているのです。この年度前半はコロナ特例もテレワークを中心に残り、数としては最大になっています。

 

(令和5年度東京都予算)

 

東京都は若者、訓練、育児向き、厚労省は働き方改革、訓練、労働移動向きで、力を入れる傾向は違いがあります。喫緊のきめ細かい少子化や若者のコロナ終わりでの首都圏流入対策、奨学金返済対策などは都ならではのサービスと言えるでしょう。反面賃上げや時短には、ちょっと待って、という感じです。

 

厚労省の助成金も、東京都の助成金と比べることによって長所短所が浮き彫りになります。おカネをもらうのみならず、どう会社の長期的視野に役に立てるか、その知恵も比較で浮かぼうというものです。

 

同じような雇用関係助成金でも違いがあります。都の助成金ではDXリスキリングは、機器別という感じです。カリキュラムの時間数をクリアすれば後はDXの都の定義に合うかどうかです。

 

(夏スタイルでホワイトシャツ)

 

ただ厚労省の人開金ではリスキリング=新事業、システム化、グリーン化、という分野別の展開なのです。新事業とは産業分類に関係してくるし、システム化も親切なサイトがありますが、これを企業の現状にどう当てはめるか?東京都とどちらを選ぶか?そこを解説しました。

 

(こっちは厚労省)

 

こんな感じで、教育訓練の他に、昔から他の道府県にもある建設(厚労省と2階建て)、今はやりの育児(厚労省とどちらか選ぶ)、穴場のトライアル(厚労省とやっぱりどちらか。人材の質は?)・・・と解説していきました。

 

もちろん会社によって、選ぶべき基準はまちまちですし、額によって高い方を選ぶこともあると思います。しかし東京都の助成金で一番気に入っているのは・・・

 

・育成とか制度の導入効果の報告に力を入れている

 

というところです。厚労省管轄の労働局がウェットなアドバイスなどはしませんが、東京都は委託を受けた社労士も含め、アドバイザーがやってくる助成金も多いのです。それらのヒトが近いのを幸い、会社の実情を見てコンサルしてくれるのですね。独立社労士が収益を上げられるかはともかく、おカネの有意義な使い道のためにはより多くの努力を払っているのです。

 

 

こうして助成金の対称を探ると、都と国の違いという以外に、なぜ都の助成金は元気がいいのか?そして今の世の中がどういう方向に行くのか?複眼的によくわかるのです。本DVDでは東京都の他に、葛飾区や文京区などの助成金も取り上げていますが、自治体が小さくなればなるほど、同じような助成金でも額は減りますが、きめ細かく「面白く」なるのです。

 

 

何が面白いかというと、自治体が地域振興のために何に力を入れ、民間への公共の手の差し伸べ方をどう考えているか、企業に何を要求するのか?よくわかるということです。昔は「お上が民間にいちいち口をはさむな」と評判が悪いこともあったのですが、今はどうでしょう。

 

そしてその恩恵は何も東京都や葛飾区だけが受けられるものではなく、全国で受けられるものなのです。都の助成金で厚労省と2階建てになっているモノなどはそうですね。国に「提案」して地方への交付金として地方の助成金の原資にするのです。

 

東京都は省庁に地理的にも、政治的にも近いので厚労省への陳情に時間もおカネもかからない有利さがありますが、地方も東京に事務所など置いている道府県、市町村は、財政難なところもありますが、もっと頑張っていただきたいなと思います。