こんにちは!元不動産営業マンのムッサンです
これから記載する事は、以前に私が勤務する不動産会社で新築マンションをご購入いただいた
40代の山田夫妻(仮名)さんからのお話を元に
「新居に住み始めて直ぐに寄せられた厄介な苦情について」
を皆様にお話しさせていただきます!
新居に引っ越したばかりの山田夫妻は幸せ一杯でした
新築のマンションは広くて明るくて、駅からも近くて便利でした
隣人とも挨拶を交わし、良好な関係を築こうとしていました。
しかし、その平和は長く続きませんでした。
ある日、山田夫妻の部屋に一通の手紙が届きました
差出人は同じマンションの住人で、内容は以下のようなものでした。
「お引っ越しの際に大きな音を立てた事について、謝罪と賠償を求めます。私は音に敏感なので、あなた方の騒音によって精神的苦痛を受けました。また、私の部屋の壁にひびが入ったのもあなた方のせいだと思います。このままでは許せません。すぐに連絡して下さい。」
山田夫妻は驚きました
引っ越しの際には気をつけて静かにしたつもりでしたし、壁にひびが入るほどの音は出していませんでした。
手紙の文面も非常に高圧的で、相手はどんな人なのか不安になりました
山田夫妻は手紙に書かれた電話番号に連絡してみましたが、応答はありませんでした。
メールアドレスも記載されていたので、そちらに謝罪と事情説明を送りましたが、返信は来ませんでした。
その後も手紙は続きました。内容はどんどんエスカレートしていきました
「あなた方の部屋から漏れ聞こえる会話や笑い声がうるさいです。私は静かに暮らしたいだけなのです。あなた方は配慮がないですね。私はこれ以上我慢出来ません。今すぐ部屋を出て下さい。」
「あなた方の部屋から出る匂いが不快です。何を食べているのですか?私は食欲がなくなりました。あなた方は健康に気をつけて下さい。私はこれ以上耐えられません。今すぐ部屋を出て下さい。」
「あなた方の部屋から見える洗濯物が汚いです。何を着ているのですか?私は目が痛くなりました。あなた方は清潔に気をつけて下さい。私はこれ以上見たくありません。今すぐ部屋を出て下さい。」
山田夫妻は困り果てました
どうやら相手は自分の部屋から山田夫妻の部屋を監視しているようでした。
しかし、どこに住んでいるかも分からず、直接話し合う事も出来ませんでした。
山田夫妻は管理会社や警察に相談しましたが、具体的な証拠がなく、対処する事も難しかったようです。
そんな中、山田夫妻はある事に気づきました。
手紙に書かれた電話番号やメールアドレスは、インターネットで検索すると、色々なトラブルを起こしている人物のものでした
その人物は、自分が住んでいないマンションに対しても苦情を送っていたようでした。
山田夫妻は、相手は自分達のマンションに住んでいない事に気づきました。
相手はどこかから山田夫妻の部屋の情報を入手し、嫌がらせをしていたのです
山田夫妻は、相手の正体や動機を突き止める事は出来ませんでしたが、送られてくる手紙に対して電話をかけたりメールで返信するのを止めました。
すると、暫くして手紙は止まりました。
相手は山田夫妻に興味を失ったのかもしれません。
山田夫妻は、新居に住み始めて直ぐに寄せられた厄介な苦情から解放されました
しかし、その後も不安な気持ちは残りました。
相手は今どこで何をしているのか、誰かにまた同じ事をしていないか、と思うと怖くなりました。
山田夫妻は、新居で幸せに暮らす事が出来るように祈りました。
その後、、、
山田夫妻は、手紙が止まってからも暫くは不安でしたが、徐々に新居に慣れていきました。
隣人とも仲良くなり、マンションのコミュニティに参加するようになりました
山田夫妻は、今回の恐怖を感じた一件の事を忘れ始め、自分達の部屋を飾ったり、家具を買ったり、料理を作ったりして、楽しく暮らしました
ある日、山田夫妻は、マンションの管理人から連絡を受けました。
管理人は、山田夫妻に手紙を送っていた人物が逮捕された事を伝えてくれました
その人物は、インターネットで様々なマンションの情報を入手し、住人に嫌がらせをしていた犯罪者だったのです。
警察がその人物のアカウントを特定し、捜査を進めていたのです
管理人は、山田夫妻に謝罪と感謝の言葉を述べました。
山田夫妻は、その人物が捕まった事に安心しました。
しかし、同時に不思議に思いました。
その人物は、なぜ自分達に嫌がらせをしたのか?その人物は、自分達の事をどう思っていたのか?その人物は、自分達に何か言いたかったのか?
山田夫妻は、その人物に会って話を聞いてみたいと思いました。
しかし、それは無理だと分かりました。
その人物は自分達の顔も知らないし、自分達の事も忘れているかもしれません。
その人物は自分達に興味がなくなったから手紙を送ってくる事を止めたのですから・・・
山田夫妻は、その人物について考えるのを止めました。
それよりも大切な事があると思いました。
それは、自分達の幸せです。山田夫妻は、新居で幸せに暮らす事を決めました。
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