【 内定通知書に、愛をこめて。第四編 ② 】 | 若輩社長 ~13畳からのはじまり~

若輩社長 ~13畳からのはじまり~

株式会社フリープラス 代表取締役社長 須田 健太郎 の日記

この物語は、シリーズ化されております。

下記を先にご覧になることを、お勧めいたします。


【 内定通知書に、愛を込めて。第四編 ① 】

http://ameblo.jp/freeplus/entry-10445152642.html


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本音交流会が終了した休み明け、、真下さんは本当に面接に来ました。



改めて、真下さん自身のことを聞かせていただき、今回任せたい業務内容について話をしました。



「やります。」 という意思をいただき、その週のうちに働くことになりました。



現在3回生なので、就職活動が本格化する2009年12月末までの3ヵ月間で実績を残し、



インターンを終了するという予定で。






後日半日の研修を終えて、さっそく実践に入りました。


若々しく強気のアポイントで、結果が出始めました。


自分が3回生だった頃と比べるとすごいなぁーと感じていました。





また、仕事に対しての志が高く、多くの情報収集を行っており、4歳も年齢も実務経験も違うのに、


仕事の話が楽しくできました。





真下さんは、有り余る力をまだうまくコントロールできていないような人財でした。

界王拳をうまく使いこなせなかった、孫悟空のように・・・



私は、まるで猛獣の子供の面倒をみているような気分でした。



社会に出るのが初めてですので、当たり前です。


その猛獣の力を、社会人の”力”として発揮すれば、とてつもないパワーとなるのです。




きっと私も大学生の頃はそんな学生だったような気がします。







しかし、困ったことが起きました。


何度注意しても、社会人として当然といえるようなことが、直らないのです。


他のインターンシップ生は、一度言えば理解し、行動に移しておりました。






私は悩みました。






真下さんのことを、人間としては大好きですが、フリープラスの代表として考えた場合、


フリープラスに適応しないと判断をしました。


私が考えなければならないことは、株式会社フリープラスの成長です。個人的な感情だけで、


人選をしてはなりません。


例えインターンシップ期間中だけだとしても、他のメンバーに悪影響がでるようなメンバーを、


一日でも長く社内に残すわけにはいきませんでした。


心の中で、 「本当はフリープラスの社員となっていただき、共に働いていきたい」 


と思っていたのですが、私は決断をしたのです。








ある夜、私は真下さんに、電話をしました。







はじめは最近の仕事の話を軽くしました。


彼の仕事に対してのまっすぐな思いを聞いていると、自分の決断が揺らぎそうになりました。


しかし私は、話をしました。




須田 「真下さん、明日から出社する必要はありません。」


真下さん 「え・・・、どういうことですか?」




私は涙をこらえながら、話をしました。


須田健太郎としては大好きではあるけれども、フリープラスの代表としては、社内に留めておくことが


できないことを。





それから、どのくらいでしょうか。



10分、20分。





覚えておりませんが。





結論としては、適応しない部分に関して、必ず改善していくので、まだインターンとして


やっていきたい ということになりました。






この瞬間、大きく胸を撫で下ろしました。



まだ一緒に働ける ことに、幸せを感じました。






この部分を読んでみて、フリープラスはなんて厳しく、極端なのだろうと思われるかもしれません。


しかし経営上、もっとも大事なのは人であり、もっとも難しいのは人 だと思っております。


人に対して妥協を許せば、多くの妥協が生まれ、組織としてパフォーマンスを最大限に発揮できなくなります。


人、社内文化、理念、に徹底的にこだわることが、長期的な会社成長を考えたときに、


最も重要な要素となると確信しています。



人ひとりでは、発揮できるパフォーマンスは限られています。


だから人は組織を作ります。


しかし、良くない状態の組織は、1+1=マイナス という状況にもなりえます。


組織は、最高の状態であれば、1+1=2 以上のパフォーマンスを発揮できます。


そして、日本の国民性は、それを最も発揮できる人種だと思っております。







時は流れ、12月中旬。



真下さんのインターン期間は、2009年10月~12月までです。





1月はどうするのだろーとは思っていたのですが、怖くて聞けないでいました。



1月分のシフトを提出してくれたので、1月は続けることがわかりました。






1月から就職活動が本格化します。





3か月間、真下さんの ”仕事” ”志” ”人間性” ”愛” を見守ってきて、


この人財は確実にフリープラスに必要だと感じました。





私は、12月26日に真下さんを食事に誘いました。





私からの告白が始まります。










【 内定通知書に、愛をこめて。第四編 ③ 】 に続く






人生はいつだって最高です。


須田健太郎






【内定通知書に、愛を込めて。過去のブログはこちら】


内定通知書シリーズを初めてご覧になる方はぜひ!!

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2008年7月11日

内定通知書に、愛を込めて。第一編 

~末盛 敦 編~


http://ameblo.jp/freeplus/entry-10114856658.html


2008年12月9日

内定通知書に、愛を込めて。第二編 

~宮崎 梨恵子 編~


http://ameblo.jp/freeplus/entry-10175693619.html



2009年5月31日

内定通知書に、愛を込めて。第三編 

三島 拓也 編~


http://ameblo.jp/freeplus/entry-10272178608.html



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フリープラスの理念は、世界中にフリープラスのファンを作ること。です。


まだまだ遠い道のりですが、少しずつ着実に増えていっていると感じております。


もし、このブログが少しでも面白い!と感じていただけたなら、このブログをぜひどなたかにご紹介をして


いただけませんでしょうか。


読者の皆様に甘えてしまう形となるかもしれませんが、少しでも”このブログ誰かに読んで欲しいなー”


と思っていただいたなら、輪を広げていただければなと思います。


須田からの贅沢な願い でした。


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