保険屋FPひろのお金の教室 -34ページ目

損得を測るのは金額だけじゃない

損得を測るのは金額だけではありませんよ。


こんにちは。横浜のFPひろです。

お金の話をしていると、よくみかけるのが金額の大小で損だの得だのと言う専門家。

これは住宅ローンしかり、保険しかりで、いくら払うかが損得の分かれ目としか考えられない、非常に視野の狭い見方です。


例えば・・・


月払で13万円の住宅ローンと8万円の住宅ローン。

月々で考えれば金額が少ない方がキャッシュフロー的にはベターですよね。

ところが、片や25年のローン、片や35年のローンとなると、話が違ってきます。

25年ローンの方が支払利息が少ないので当然総支払額も少ない。月々の支払い余力があるのなら、早くに返済が終わる方がおトクっていう論法です。

(ここでは金利選択などはちょっと置いておきます)


でもね・・・


こういった損得計算って、一見理にかなってるようですが、大事なところを置き去りにしてますよ。


住宅取得はあくまで手段じゃないですか。生活設計をする上での。

もちろん単純に欲しいって気持ちもあると思いますけど。

別に僕らは住宅ローンの返済のために働いてるんじゃありません。

楽しく快適に暮らしたくて働いてるんですよね。


人生において自分が大事にしている事っていくつかあると思います。

例えば趣味に生き甲斐を感じている人もいれば、家族で過ごす時間が何より大切だという人も。

何よりも贅沢をしている時間が幸せという人もいれば、通帳の残高を見て喜びを感じる人もいるかもしれません。社会貢献に生き甲斐を感じる人だっていますよね。

100人いれば、100通りの幸せの形ってものがあるんです。

何にプライオリティをおいて暮らすのかはその人それぞれ。

そしてそれらは打算的に損得で考えられなかったりします。いわゆるプライスレスってヤツですね。


暮らし全体のことを考えず、支払う金額だけに囚われて損だ得だと言うのはあまりにもナンセンス。

確かに短期間のローンで完済出来れば、支払うお金は少なくて済むかもしれませんが、そのために大事にしている何かをガマンするなんて、どれほどの意味があるんでしょう?


ここで大事なのは、自分がどう暮らしていくかであって、支払う金額の大小じゃないでしょ?


この手の専門家のやり方を見てると、住宅ローンを必死に返済させ、日常の生活はつまらん節約なんかさせて、どう見ても窮屈な暮らしぶりにしか見えないんですよね。


何がベターな選択なのかは、お客さん自身が考えて決める事。

専門家が行うのは、そのお客さんが望む暮らしの実現に対して、知識やノウハウを提供し、どのような選択をすればより良いのかを一緒に考、夢の実現のお手伝いをすることであって、こちらの価値観を押し付けることではありません。


知識やノウハウは活かし方次第です。

部分部分で見れば正しい知識でも、全体の整合性が取れてなきゃ全く意味はありません。


知識やノウハウも持つ者は、そこを忘れない様に気をつけなくてはですね。


がん治療は病院によって大きな差があります

こんにちは。横浜のFPひろです。

昨日のニュースの片隅に興味深い記事が載ってましたね。


がん拠点病院ごと実績公表

詳しくはこちらのリンクから


最近お客さんとお話する中で、がんが話題になる事もしばしば。
(っていうかウチの会社の新サービス絡みで、わざとそっちに振ってるってこともありますが)


でも、現実問題として近しい人ががんになったとか、僕のお客さんの中にもがんで入院・手術をしている人もちらほらと実例が上がってまして・・・意外と身近な話題だったりもするわけです。


そんな中、例えば近所の病院で検査を受けて、がんと診断されたらどうするか?


なんてことも話していたのですが、もしあなたががんと診断されたらどうします?

そのまま近所の病院で治療を続けますか?それとも・・・


多くの人は、そのがん治療の実績が豊富な、より良い医者や病院に治療をお願いしたいと思うのではないでしょうか?

しかし、実際にそうなった場合、どうしたら良いのかなんて、なかなかわからないのが現実。

こういった情報も、知ってる人だけが救われるんですよね。


何でも調べれば情報に触れることが出来る時代ですが、その利便性は全ての人に優しいわけではない。

何事もそうですが、知ってる人だけが救われるんですよね。

日頃から良質な情報が集まるような仕組みが出来たらどんなに良いか。

なかなか難しいですが、何故か良い情報って一箇所に集まる傾向があるようで・・・

ネット時代とはいえ、情報は人伝いに伝わってきますから、そういう情報のターミナルになる人と仲良くしておくことも重要かも。


え?僕?まぁそこそこ優良な情報が集まってますよ(笑)


でも人見知りなんで、全ての人と仲良くは出来ませんが(爆)




おすすめの保険ってありますか?

こんにちは。横浜のFPひろです。


地元の祭りに参加してはしゃぎすぎ、すっかり全身筋肉痛です・・・(^^;

けど、お祭りって楽しいですよね~
(一説には1日中飲めるからという・・・ww


さて、またまた保険ネタなのですが、こんな質問が知恵袋にありました。


どんな生命保険がいいのいか悩んでます。おすすめありますか?3●歳独身派遣社員の女性です。


実際に営業活動していると、こんな質問には良く遭遇します(^^;


でもね・・・言っていいですか?


ハッキリ言って

そんなモノありません!(爆)


そもそも保険って、万が一の時に経済的に備える金融商品です。

(万が一の定義は人それぞれに違います)

保険に対する期待や要望を何も伝えず、いきなりおすすめはありますか?などと聞かれても、答えようがありません。


あなたが何を心配しているのか?

何のために保険が必要なのか?


まず、加入の目的がわからなければ、おすすめもヘッタクレもありませんよ。

あなたは一体何を心配しているのですか?


例えば・・・

ガンになったときの事を心配しているのか?

病気や怪我で入院・手術をした時のことを心配しているのか?

お葬式代くらいは確保したいからなのか?

亡くなった後の家族の生活費が必要なのか?

老後資金を貯めたいのか?


保険を選ぶということは、まずどんな時にその保険が必要なのか?いくら必要なのか?

出口のところから考えなくてはいけません。

あ、出口っていうのは給付金や保険金、解約返戻金を受取るときのことです。


そしてその保険が必要な期間など、諸々の条件を考えてから初めて入口(加入)の判断を行うんですよ。

考える順番がおかしくなると、結果的に自分には不要な保険に入ったりするハメになります。


既に保険に加入している人も、一度キチンと考えてみてくださいね。

ちなみに保険の見直しっていうのは、他の商品に加入し直す事ではなく、今入っている保険を今一度しっかりと考えるってことですからね。

勘違いなさらぬよう。


もしご自分が入っている保険が良くわからないって時は、まずは担当者さんに聞いてみてくださいね。

その上で相談に乗ってもらいたいというときは・・・


financialprotection@hotmail.co.jp

までご連絡くださいませ。