ライフプランニング―その3 使途不明金
爪を切ったら右手親指の爪を深爪してしまい、キーボードを叩くたびに痛みを堪えてる ひろ です
さて前回の続き―キャッシュフロー表の補足です。
キャッシュフロー表を作成について、ライフイベント支出と基本生活費を分けるのは前回お話しましたね。
ライフイベントに対する「年間準備額」を{ライフイベント支出+貯蓄}と考え、それと基本生活費を足したものは本来年間収入とイコールとなるはずなのですが、ヒアリングした基本生活費(お客さんが必要と考える生活費)と「実際に使っているお金」が一致しない事があります。
準備済み資金にも基本生活費にも属さない支出というのが発見できるのです。
このどちらにも属さない支出を『使途不明金』(要は何に使ったのかが不明なお金)と呼びます。
所謂『無駄遣い』と呼ばれるものですね。
使途不明金がある事は悪い事か?と言うと決してそうではありません。
これがある事によって生活に彩りが加わる事が多々あるからです。
現状分析の段階ではこのようなお金があるということを確認・認識する程度にとどめておきますが、ちなみに使途不明金は少ない家庭でも年間50万円くらい、多い家庭だと実に100万円くらいあったりします。
これ、実際の現場でお客さんとお話していると結構驚かれるポイントだったりするんですよ。
普段意識していないんですから当たり前なんですけどね。
この『使途不明金』は後ほど重要な意味を持ってくるのでポイントとして押さえておいてくださいね。
ライフプランニング―その2 キャッシュフロー表
良くないことってあるもんで・・・
昨日珍しく洗車したら今朝は綺麗になった車に10円パンチを見舞われ、精神的なダメージに加え経済的にも損失を被り1日ブルー・・・って訳にもいかず・・・
どうにかして欲しいこの気分って感じです
が、気を取り直して前回の続きです。
ライフデザインが出来たら、それを経済的に裏付ける為に「キャッシュフロー表」の作成にかかります。
○キャッシュフロー表
キャッシュフロー表とは「現在の収支状況」や「今後のライフプラン」を基に、将来の収支状況や貯蓄推移を予想し、一覧表をしたものです。
と書くと難しそうですが、その「やりたい事」を実現するのに「いくら必要?」かを現在のデータを基に予想していく作業をするのです。
例えば車や家ならいくらするのか?欲しいモノによって決まってきますし、教育費用なら行かせたい学校がいくらかかるのか調べればわかります。もしわからなければパブリックデータを用いて平均値で考えます。
人によってはお金のかかる趣味などもあるので、そういった大きなお金を必要とするものに関しては全てライフデザインに入れ込んでライフイベントとして考えていきます。
これでおおよそ「いつ」「どんなお金が」「いくら必要か」がわかるようになりますね。
このライフイベント支出に基本生活費(食費・衣料費・水道光熱費・通信費・雑費などの固定費)を合わせたものを1年分計上したものを年間支出とします。
キャッシュフロー表の必須項目は、年間収入、年間支出、年間収支、貯蓄残高の4項目です。
年間収入とは可処分所得の事(手取り収入)ですが、可処分所得は
年収-(社会保険料+税金〈所得税・住民税〉)
の計算式で求めます。
ダブルインカムの場合はそれぞれを分けて計上します。
一般的には年間収支は年間収入-(ライフイベント支出+基本生活費+貯蓄額)で求めます。
さて、ここまでのお金の流れを1年単位でキチンと項目ごとに整理し、まとめたものをキャッシュフロー表と呼びます。
本当はここで実際のキャッシュフロー表をお見せしようと思ったのですが・・・
技術的な問題もあって上手く取り込めません
これは後日見本をご用意しますので、しばらくお待ちくださいm(_ _)m
続きはまた次回(;^ω^A

ライフプランニング
梅雨が明けたと思ったら一転して・・・
たまには車を洗おうと洗車したら直後に雨に降られてしまいました
さて、今回から趣向を変えてライフプランってものを具体的にご説明していこうと思います。
それでは早速
○ライフプランとは?
将来の生活状況や環境の変化を予測して作成する、生涯の生活設計のことを言います。
また個人の基本的な生き方や夢・希望などの価値観を反映していく、ライフプランの基になるものをライフデザインと言います。
ライフプランとは描いたライフデザインの実現のために必要と思われる資金を、時系列に沿って一覧表にしたライフイベント表によって具体化していきます。
○ライフデザイン
将来叶えたい夢や計画って何ですか?何でもいいんですよ。
来年は車を買い替えたいとか、3年後に家を建てるとか、自分がこういう生活をしたいというものを具体的にしていきます。
自分で事業を始めたいなんてのもOKです。実際事業をスタートしたらライフプランと事業計画がリンクするように考えていきます
。
ライフデザインは若いからとか年とってしまったからとか、独身だからとか、男だから女だからなんて関係ありません。
誰でもやりたい事のひとつやふたつはあるじゃないですか。それをどのように実現していくか?という事なので、難しく考える必要も無いと思います。
このテーマは少し長くなりますので、続きは次回に