ライフプランニング―その3 使途不明金
爪を切ったら右手親指の爪を深爪してしまい、キーボードを叩くたびに痛みを堪えてる ひろ です
さて前回の続き―キャッシュフロー表の補足です。
キャッシュフロー表を作成について、ライフイベント支出と基本生活費を分けるのは前回お話しましたね。
ライフイベントに対する「年間準備額」を{ライフイベント支出+貯蓄}と考え、それと基本生活費を足したものは本来年間収入とイコールとなるはずなのですが、ヒアリングした基本生活費(お客さんが必要と考える生活費)と「実際に使っているお金」が一致しない事があります。
準備済み資金にも基本生活費にも属さない支出というのが発見できるのです。
このどちらにも属さない支出を『使途不明金』(要は何に使ったのかが不明なお金)と呼びます。
所謂『無駄遣い』と呼ばれるものですね。
使途不明金がある事は悪い事か?と言うと決してそうではありません。
これがある事によって生活に彩りが加わる事が多々あるからです。
現状分析の段階ではこのようなお金があるということを確認・認識する程度にとどめておきますが、ちなみに使途不明金は少ない家庭でも年間50万円くらい、多い家庭だと実に100万円くらいあったりします。
これ、実際の現場でお客さんとお話していると結構驚かれるポイントだったりするんですよ。
普段意識していないんですから当たり前なんですけどね。
この『使途不明金』は後ほど重要な意味を持ってくるのでポイントとして押さえておいてくださいね。