『ギターの練習：人から意見やアドバイスをもらったら、どうしますか？』

こんばんは。Dukeです。

（最近、風が強い日が多くない？？）

ギターを弾いていると、特に初心者のころは、

良くも悪くも、『誰かから意見やアドバイスをもらった』なんてことも起こったりします。

かくいう自分も、今まで色～んな人から、色～んなご意見・アドバイスをもらってきました。

俺のことを理解してくれた上での核心を突いたありがたいご意見もあれば、

まったく的外れなものもありました。(笑)

そのときに言われた内容が果たしてどっちに入るものか？

そこを見分けるのって、すごーく大事かなと思ったりします。

という事で今日は、

『人から意見やアドバイスをもらったらどうするか』

ということについて、個人的な考えを書いてみようと思います。

結論から言うと、

『どんな内容であれ、一旦は自分の中に取り込んで、自分の中でふるいにかけて、取捨選択する』

っていうのが一番良い方法だと考えます。

それが、

人の意見に振り回されず、

かつ、

有益な情報は逃さず手に入れられる方法だからです。

よく、『上達するには素直さが大事！』なんて言われたりします。

自分もボイストレーナーの仕事をしてたけど、

そういう、いわゆる"教える側"の立場にいる人間のあいだでも、これ、ケッコウ耳にすること多いです。

『やっぱ、素直な生徒は伸びるよねー』とか、

『素直じゃないと上達なんてできないよね』とか。

それは確かにそうなんだけど、じゃあ、そこで言う『素直』とは、どういうことなのか。

これを履き違えると、とんでもないことになったりします。

少なくとも自分の経験では。

『素直過ぎる（※柔らかい表現(笑)）』のは、ちょっと考えモノだったりします。

つまり、何でもかんでも人に言われたことを鵜呑みにするのは良くない。

かといって、『誰の言うことも一切聞かない！』っていう姿勢だと、損する可能性もある。
（このパターンも経験してきました(笑)）

一番おすすめなのは、

なにか言われたら、

まず、一旦は、それを自分の中に取り込んでみる。

それがたとえムッ！とするような内容でも、反射神経的に拒絶しない。

ここは冷静さが大事。もし、そう出来なさそうなら、しばらく時間を空けて、それから言われた内容について考えてみる。

「本当かな？」「（自分って）言われた通りかな？」とか。

で、

「あー、確かに言えてるかもしれないな」とか、

「痛いとこ突かれたな」とか、

つまり、『正しいかも！』と思ったことは採用してみる。

逆に、

「いや、よーく冷静に考えてはみたけど、やっぱりそれは違うんじゃないか？」とか、

「言ってる内容は、一般的には正しいかもしれないけど、自分には当てはまらないな」とか、

そんな風に感じたことは捨てるべきだと思います。
（ここは敢えて『捨てたほうがいい』とかじゃなくて、『捨てる"べき"』と言います）

特に初心者のころは、頼んでもいないのに教え悟したがる"先輩"っていうのも出てきたりする。(笑)

たいていそういう輩（やから）って、こういっちゃナンだけど、全然お役に立たない奴だったりするんだけどさ。(笑)
（マァ、コレってギターに限らないと思うんだけど。）

そういう人が言ったことを、なにも考えないで鵜呑みにすると、道を間違えてしまいます。(笑)

『素直』っていうのは、何でもかんでもハイハイと受け入れることじゃないから。
それは自分がふらふらしてるだけだから。

むしろ良くないから。(笑)

なにをかくそう、過去に、自分もこの手の"罠（わな）"にハマった事があります。

もともと自分は人の言うことをゼンゼン聞かないタイプでした。

で、色んな経験を積んでいくうちに、音楽業界のエラい人とか、プロと名乗るミュージシャンが『素直さが大事』とかよく言うわけ。

で、俺もやってみようかなと思った。(笑)

結果、みんなの言うことを素直に聞き過ぎて、自分の一番イイ部分を台無しにしそうになった。(笑)

しかも、この"間違った素直さ"っていうのは、ある種の洗脳みたいなもんで、一回ハマると、脱出するのは相当難しい。

最終的に俺を救ってくれたのは、

俺に『良いところは良い、悪いところは悪い』と、ハッキリ指摘してくれた人たち。

それと、忌野清志郎さんの

『自分の両腕だけで食べていこうって人が、そんなに簡単に反省しちゃいけない』

っていう言葉でした。

そこで、人の意見とかアドバイスを、自分の中でどう処理すべきか？について、深く考えるようになった。

何でもかんでも受け入れちゃうのは良くない。
その反対に、誰の言うことも聞かないってのもモッタイナイ。
と。

結局、あくまでも「自分」っていうのがしっかりしてる事が重要だと思う。

「自分は」どうしたいのか。
「自分は」どうなりたいのか。

それがしっかりしてないと、人の言葉に振り回されちゃったりする。

そのうえで、

自分にとってプラスになりそうな事は取り入れたらいい。

ヘンなプライドや、羞恥心に囚われずに。

そういう"素直さ"が、本当に持つべき"素直さ"なんじゃないかな？と、個人的には思います。

今日の話が、少しでもあなたの参考になれば幸いです♪