ギターの練習:自分は何からはじめた(はじまった?)か
こんばんは。Dukeです。
前回の記事の最後に言った通り、
(↓前回の記事↓)
今日は、あくまでも一つの参考として、
自分が、ギタリストとして、ここまでどういう道を歩いてきたのか
っていう話をしてみようと思います。
(↑英国オックスフォードにいたとき。わけ(若)ー!!!)
最初に触れた弦楽器は、ベースだった。
中学一年生の時。
といっても、自分で持ってたわけじゃない。
(自分がメインでやっていたのはテナーサックスだった。)
仲のいいロック好きの先輩に、たまに触らせてもらう程度。
→ワーイ!
ただ、感覚としては、
『ベースという"楽器"を弾こう』
っていうよりは、
『"ベースっていうおもちゃ"を手渡された』
みたいなカンジだったかな。
例えば、
『へー! 左手でここ押さえて、右手でおなじ弦をポーンとはじいたら、こんな音が出るんだー!』とか、
『あ、弦をたたいても音出るんだー!』とか、
『あ、右手ではじいたあとに、左手で押さえてるところをグイ!っと押し上げると音程変わるんだー!』とか、
『おぉ! ボディーをたたいても、振動してこんな音が出るんだー!』とか。
そういうカンジだった。
で、好きな曲を聴いて、
『これとおんなじ音(音程)を自分でも出してみよう』
って思って、実際に弾いてみたり。
もうちょっと進んで、
『一個の音じゃなくて、このメロディーを弾いてみよう』とか。
要するに、知らないうちに耳コピーをしてたってことだね。
そんなことしてるうちに、なんとなくベースが弾けるようになったかな。
で、ギターは、最初、仕組みが全く分からなかった。(笑)
『手の指は5本なのに、6本の弦を同時に鳴らすってどゆこと??』
みたいな。(笑)
なので、最初のギターを買ったときに、CD付きの教則本も一冊買った。
19歳の時だな。
その本、今でも持ってます。(笑)
(見ることはないけどね。)
本のタイトルは、その名も、
"ROCK GUITAR PRACTICE"!!←シビレルねー!!!(笑)
『自分にぴったりだ』と思って選んだんだろうね。(笑)
で、まず最初にリードギターを弾くための項目からやろうとした。
やっぱり、イメージとして、
"カッコいいギターソロを、ピンスポットを浴びてカッコよく弾いてる"
みたいな姿にあこがれたというか。
『それがやりたいからギターを弾くんだ!』みたいな。
派手で、バンドの、というか、ロックの花形="ギター"っていう印象をもってたから。
ギターって、じつは8割がたリズムを刻むものだったりする。
でも、そういうイメージはもってなかったね。
『縁の下の力持ちとしてリズムを刻んでいたい!』とは思わなかったな。
マァ、元々が"メロディー体質"なのかもしれない。
あと、派手なのが好きっていうのと、目立ちたがり屋っていう性格もあったでしょう。(笑)
で、教則本。
『4種の基本テクニック』という項目があって。
それを見たら、
"①ハンマリング・オン"とか書いてあるわけよ。
で、フムフムとか言いながら、書いてある通りにやってみたんだけど・・・。
「アレ!? これ、ベースで、もうやってきたことじゃん」って。
じゃあ飛ばそうってことで(笑)、
今度は、"②プリングオフ"。
『左手で押さえている指で、弦をひっかくようにして離すことで音を出す。』
フムフム・・・。
「アレ!? これも、もう俺やってきた。」
飛ばす。
次、"③スライド"。
『任意の音をピッキングして出した後~・・・』
「これも、もう今までやってきた。」
飛ばす。
"④チョーキング"。
『左手の指で押さえている弦を押し上げて~・・・』
「これもかよ!!」って。(笑)
つまり、それまでにベースでやってたこと、
『自分が開発した!!』と思ってた奏法に、
それぞれ名前がついているってことを、そのとき初めて知ったってカンジだった。
『じゃ、もうコレいらねーや!』って。(笑)
もうできるしって思って。(笑)
で、たしか、コードは一通り音を出してみて、
「あー、ギターで6本の弦を弾くって、こういう仕組みなんだ」
っていうのは分かって。
じゃあもういいじゃんってなって、すぐに耳コピに入りました。
ギター弾き始めて一週間目くらいだったかな。
で、エレキを持ったからには、
やっぱり"これぞロック・ギター!"っていうのが弾きたいわけよ。
そこで最初に思い浮かんだのは、
ガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト:slash(スラッシュ)だったのね。
中学時代、ロックな友達に洗脳されてたから。(笑)
で、slashのソロ・ワーク=スラッシュズ・スネイクピッドのCDとスコアを買いました。
それを使って耳コピーしながら、分からないところはスコアをカンニングして。(笑)
テナーサックスでは譜面読めるけど、ギターでは読めないので、TAB譜見てた。
CDに合わせて弾いてみて、
『おー!! 俺、ロックギター弾いてるー!!』
って興奮しながら毎日弾いてた。
で、当然、上手く弾けない部分が出てくるじゃない?
そしたら、なんで上手く弾けないのか、その原因をさぐってた。
ウンウン唸(うな)りながら、ひらめくまでずーっと。(笑)
例えば、
・あ、ココは、コードチェンジがスムーズにできてないから音が汚いんだな。
↓
・なんでコードチェンジがスムーズにできないのかな。
↓
・そうか!、指がバタバタもたついてるからか。なんで?
↓
・あ!、コードチェンジするときに、支点になる指がないから(=全部の指が違う弦に動いてるから)か。
↓
・じゃあ、このコードをどう押さえたら、支点になる指を作れるかな。。。
とか。(笑)
単音リフとかがスムーズに弾けなかったら、
・なんでスムーズに弾けないの?
↓
・そうか、結局、左手に無駄な動きが多いのか。
↓
・じゃ、もっと簡単に、左手の移動を少なくして弾けるようにするにはどうしたらいいのかな。
↓
・あ、1・2・3・4フレットを、それぞれ、人差し指・中指・薬指・小指の担当って決めちゃって、
5フレット目を使うときにそのまま平行移動させたらいいな、ラクだな。。。
とか。(笑)
そんな感じで、研究?してた。
あとは、それがスムーズにできるようになるまで、そこを反復練習すると。
あるいは、
『指(とか、右手とか)をこう動かすことが出来れば、自分はこういうコトがうまくできるようになるな。。。』
って事を一つ突きとめたら、
それを鍛えられそうなトレーニング方法がないか、
楽器屋の教則本コーナーで立ち読みして探したり。
ほかにも、自分の頭の中にふと浮かんだメロディをギターで再現したりとかもやってたな。
鼻歌で歌いながら、それをコピーするみたいな。(笑)
(ちなみに、ギターソロ考えるときは、今でもこの方法だったりします。)
マァ、なんやかんやとやってたけど、
それらは全部、なんていうか、"遊び"?って感覚だったね。
単純に"楽しー!!!"って。
かたくるしく、"練習"とか"トレーニング"とか、
『スキルを上げるぞ!』みたいな感覚じゃなかった。
たとえば、
『自分の頭の中にあるだけだったメロディーを、ギターでアウトプットできた―! 楽しー!』
みたいな。
スコアも、買ったのは最初の頃に数冊だけで、
それは今思えば、ギターっていう楽器の構造を理解するためだったカンジ。
それがある程度分かってからは、耳でしかコピーしなかった。
そのあとはもう、自分で思いついたリフとかフレーズをギターで再現して楽しんでた。
「カッコイイの出来た!!」とかいって。
で、8トラックのMTRを買ってからは、曲作りの楽しさに変わっていったよね。
そんな感じだったかな。
だから、自分の場合はだけど、まず、基本的に、
『こうしなきゃいけない』
とか、
『こういうもんだ』
みたいな発想がなかったんだね。
自由にギターというおもちゃで遊んでたカンジ。
当時はインターネットなんてなかったしさー。
情報が少なかったのが、逆に良かったのかもしれないね。
あんまり迷わない、というか、『迷うほど選択肢がない』というか。(笑)
で、自分が想像した通りに出来ないことがあったら、
・なんでそうなるのかを考えて、おおもとの原因を突き止める。
↓
・そこが出来るようになるための方法(あるいは、トレーニング方法)を、探すか考えるかする。
↓
・で、やっつける。
みたいなことを繰り返してたのかな。
っていうか、考えてみたら今でも同じだな。(笑)
あなたの参考になるかどうかはわからないけど、
自分はこんな感じでした。
じゃあ、それを経て、どういうギターを弾くようになったのか?っていうのは、
口で説明するより、音で聴いてもらったほうが分かりやすいと思うので、
もし聴いたことないなら、
このへんを聴いてみてください。
(コレはマジで宣伝じゃないから! 今この記事を読んでるってことは、あなたは本気でギターを弾こうとしてるっていう証拠だよね。そのあなたに向かって本気で言ってる。)
↓↓↓
とか、
とか。
---------
※ちなみに、音源については、いわゆる"修正"はしてないです。
(修正してある音だったら参考にならないしね。)
『納得いかなければ、もう一回弾き直す!』で録る主義だから。
"ズル"すんの嫌いだからさ(笑)。
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で、聴いてみて、
『こういう風にはなりたくない!』
と思ったら、
俺とは逆のことをすればいいんじゃない?(笑)
なんにせよ、
今日の話が、ちょっとでもあなたの参考になればウレシイです。
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