前回、フィルコアをご紹介したので、今日はその先にあるフィリピン大学(通称UP)を。

 

この超立派な建物はフィリピン大学ディリマン校のメインゲート(?)。

フィルコアからフィリピン大学行きのジプニーに乗って、しばらく走ると、この建物が見えてきます。

 

建物の向こうに森みたいに見えるのが、通称「オバール」と呼ばれる楕円形の緑地(?)。このオバールを取り囲むようにいろんな学部の建物があります。

・・・と書くと、コンパクトにまとまったキャンパスのイメージですが、日本の多くの大学キャンパスとは比べようもないほど広大で、とても歩いて回れるような広さではありません。

 

で、大学構内にはイコット(ikot:タガログ語でぐるぐる回るという意味)とよばれるジプニーが走っていて、それに乗って移動します。

メインゲートの手前に両手を広げたような形の像がありますが、これがオブレーション(oblatioon)と呼ばれるフィリピン大学のシンボル。大学構内で売られているTシャツにもよくこの図柄が描かれています。その意味するところは「selfless action for the public interest(公共の為の無私の行動)」だそう。

 


フィリピンは「kanya-kanya(みんなバラバラで自分勝手というような意味)」文化の強い土地柄なので、政治家などをたくさん排出しているフィリピン大学では、確かに、「selfless action for the public interest」を強調する必要があります(笑)。

フィリピンに旅行して、大学に行く方も少ないでしょうが、もしケソン市に行かれることがあれば、話のタネにUPのキャンパスに行ってみてもいいかも?