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フーバーのブログ

気がついたことなど

日経夕刊では王座戦第1局の解説が続いていますが、12/9夕刊にこんな文章が。


「ちなみに「四路碁盤」の売れ行きは好調で、制作数は2万8千セットまで伸び、四路碁の問題集も発売すると聞く。」


張王座の四路碁と言えばこれでしょうね。

よんろのご/幻冬舎エデュケーション


新たに問題集も出るのですね。碁ワールド2011年1月号・2月号についていた付録の合冊かな?

月刊 碁ワールド 2011年 01月号



碁ワールドは見ましたが、張棋聖自身が述べている「対戦するものではなくてパズルです」という点が良くも悪くも最大の特徴だと思います。

どうぶつしょうぎは対戦ゲームとしてしっかり成立しているだけに、「惜しいな~」と感じてしまうのは僕だけでしょうか。


どうぶつしょうぎ/幻冬舎エデュケーション

日経新聞夕刊で12/2より王座戦5番勝負が始まりました。

<第1局>

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ブーロック☆さんのblogで紹介されているワザを使わせてもらいました。)

12/3日の解説では、18手目サガリからの第一線ハネツギに触れられています。「控室ではけんけんごうごう」

私が打ったら注意されるだろう手であることは流石にわかります。ぐるっと回って超一流棋士がそんな一手を放つところに奥深さを感じます。

記事で印象に残ったのは
「本局の記録係は沼舘沙輝哉初段と一力遼初段で、次代を担う期待の新人である。沼館が、張には依田紀基九段に対して白18以下を試みた実践例があると指摘し、研究熱心ぶりをのぞかせた。」
というところ。

沼舘沙輝哉初段………覚えておこう。
すでに旧聞に属しますが、天元戦5番勝負が井山9段の3連勝で終わりました。

防衛に臨んだ結城天元はには残念な結果となってしまいました。

ちょうど、NHK 囲碁講座 2011年 11月号

で結城9段の記事がありました。

記事のタイトルは「囲碁はココロの格闘技」。一流棋士が自分の対局を振り返りながら囲碁における精神力について話すなかなか面白いシリーズです。

それによると結城9段は、勝てたかもしれない局面で投げてしまったテレビアジア選手権決勝 古力選手戦は、まだ並べかえしたことがないそうです。

そして、「悪い手を打つと、カーッとなってしまう悪い癖が出た」と言っています。


ただ、傍から見ているとカーッとなっているようには見えないのですよね。完全に戦意喪失して集中力を欠いているように見えることが多いです。

一瞬はカーッとなっているのでしょう。問題はそのあと「落ち着けるかどうか」なのだと思うのですがご本人はそれに気がついていないのかもしれません。

一度自分に向き合って、ヒカルの碁の伊角君のように、「そんな自分を他の自分が冷静に見ている」ようになってもらいたいものです。


頑張れ結城9段。
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人生がときめく片づけの魔法/近藤 麻理恵

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囲碁人文庫シリーズ ひと目の詰碁 レベルアップ編/趙 治勲

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しめて¥6600。

ハズレはなったですし、そもそも本は好きですし、出版業界としては必要な値段設定なのだろうとは思いますが……お金がかかりますね。

このごろは、少し前の本は図書館で探すことにしています。

ようやく読み終わりました。

スティーブ・ジョブズ II/ウォルター・アイザックソン

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 天才が周りを巻き込み始める
    ↓
 成功する
    ↓
 大きな挫折があり、打ちのめされる
    ↓
 苦しい中で成長を遂げる
    ↓
 復活し、さらなる成功を収める


というストーリーとカタルシスに何だか少年マンガを思い出してしまいました。

(結果を知っていることもあり、復活までがスリリングであったところまで少年マンガと同じですね)

II巻はジョブズのApple復帰以降なので復活と成功の話が続きますが、I巻でも書かれていたように、NeXTでの七転八倒がジョブズを経営者として成長させていることを感じました。

何よりII巻で印象的だったのは「死の足音」です。

あれだけ無茶苦茶だったジョブズがだんだん弱っていき、家族に(特に息子のリードに)自分の生き様を見せるかのように接していきます。

iPhone4のアンテナトラブルの対応会議すべてに参加させたあたり、男の子の父親としては胸の詰まるものがありました。


本は、ジョブズの死への思いとジョブズが作り出してきたプロダクトとの結びつきの一文で終わります。


良い本を読みました。