防衛に臨んだ結城天元はには残念な結果となってしまいました。
ちょうど、NHK 囲碁講座 2011年 11月号

で結城9段の記事がありました。
記事のタイトルは「囲碁はココロの格闘技」。一流棋士が自分の対局を振り返りながら囲碁における精神力について話すなかなか面白いシリーズです。
それによると結城9段は、勝てたかもしれない局面で投げてしまったテレビアジア選手権決勝 古力選手戦は、まだ並べかえしたことがないそうです。
そして、「悪い手を打つと、カーッとなってしまう悪い癖が出た」と言っています。
ただ、傍から見ているとカーッとなっているようには見えないのですよね。完全に戦意喪失して集中力を欠いているように見えることが多いです。
一瞬はカーッとなっているのでしょう。問題はそのあと「落ち着けるかどうか」なのだと思うのですがご本人はそれに気がついていないのかもしれません。
一度自分に向き合って、ヒカルの碁の伊角君のように、「そんな自分を他の自分が冷静に見ている」ようになってもらいたいものです。
頑張れ結城9段。