foo-d 風土 -50ページ目

foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

ゴッホとディープに

  遊ぼう


 

 …………………………

拙宅で棟方志功の絵を楽しんでいますが、志功は、「ワ(私)だば、バン・ゴッホのようになりたい」と言って21歳で青森を出て上京しやがて世界の棟方になるのです。

 その志功の尊敬してやまないゴッホの体験型美術展です。

 全世界で830万人が観たそうです。

 良い音楽と映像の共演をソファーに横たわり楽しめます。

















(早い者勝ちですが、ソファーは20以上あるので、平日は空きそうなところで待っていれば座れます。)

二条城を探索した後は、徒歩2分でグランピエへ 本当に久しぶりに訪問。

グランピエは、かつて『カパラ』というショップを妻がやている頃からのおつきあいのあったお店です。
 『カパラ』は、名古屋駅西正面に1985年創業のファッションビル「生活創庫アピタ」のオープンと同時に出店した店です。
『カパラ』はヒンディー語で「布」という意味ですが、その名は私が付き合いのあったインドの方に様々なヒンディー語の単語を尋ねて妻と決めた言葉でした。
 カパラはタイシルク、インドシルク、タッサーシルクや様々なシルク生地 シルクバティックコットンバティックなどの布を売りながらその生地でオーダー服も作り、洋服仕立ての注文が多くて1年後とかお待ちいただいてもいました。アフリカの椅子や、とても太い丸太をくり抜いて作ったアフリカの王様のベッドやインドやインドネシア、アフリカなどの珍しい家具や雑貨も販売する名古屋では唯一の新しい形態の店でした。 
 取引先は、新井淳一さんの六本木アクシスの「布(NUNO)」やグランピエ、高級エスニックファブリック、アフリカンアートなどの商社など。時々私もインド綿の手配や海外に出かけるとタイシルクやベトナムのモン族の古布などの買い付けも手伝っていました。
 三宅一生のショー用のファブリックも企画していた世界的なテキスタイルデザイナー新井淳一さんも懇意にさせていただいていて、新井さんはいつもふらりと夕方お見えになって何度も一緒に食事に行っていましたが、新井さは変わり者でいつも財布を持たずでした。新井さんとは三宅一生の個人パーティにも何回か行ったこともありました。
毎日が本当に忙しくて家に帰ってもデザインを考えたり服を作ったりお互いに夜遅くまでやっていました。

毎日がクリエイト。とても充実した毎日で、どれもこれもいい思い出でした。

 カパラはお客様に支持され業績も順調でしたが、手狭なので、生活創庫アピタから退店し、大きなスペースのあった大曽根オズモールで「ラハール」と名を変えて店をオープンしました。
 グランピエさんは最初からの長い取引で、私も京都のグランピエさんへも数回行っていました。
「ラハール」はインドのヒンディー語でウエーヴ、波動、波という意味です。これも私がインド人に聞いて考えた名でした。ラハールはその後、健康グッズ健康食品の店に業態変更して、数年前に恵那の自宅に移転しました。
 ラハールは名のごとく地球の波動、心の波動を大切にする健康グッズ健康食品の店で、店長である娘は鍼灸師で、ボイストレーニングと鍼灸治療も行っています。

 今回グランピエさんへ10年以上ぶりに行きましたが、時代を超えて受け継がれて作られ続けるものばかりですから、当時と同じ生地や雑貨類又同じようなデザインの服等を販売されていました。


また、当時私もオーダーでシャツ、パンツ、ジャケットなど数点作っていますが、それと同じ変わり織のシルクや綿の生地、よく似たデザインなどもありましたし、私の持っている様々な器や小物と同じようなものなど、まるで30年前にタイムスリップした感じで、とても懐かしく嬉しい時間でした。







 こういう世界はオンリーワンファッションがとても楽しめますし、古くならないので、30年も前に作った服も現在も私は時々雰囲気に合わせて着たり小物を使ったりしています。

本当に懐かしく 様々の思い出が蘇り 温かい時間でした。

(撮影はできないので、グランピエ さんのHPより拝借しましたので、私が見た時のものではありませんが、イメージとして。)

とても良いお店です。場所も便利ですし、どうぞ行ってみてください、楽しい発見がありますよ。
 …………………………

グランピエ
西洋民芸から始まった…
西洋民芸の店グランピエは1971年の暮れ、銀閣寺・白沙村荘の橋本関雪のアトリエだった洋館の地下でスペインの民具・家具・陶器を並べて産声を上げました。そして2年後、キラー通り沿いの東京・パズル青山にもお店がオープン。今では、京都は寺町二条通りに二軒、東京は南青山に移り、大阪店、横浜店も加わりました。 スペインのものを始め、印度の綿衣料・布もの・雑貨・鉄もの、中近東のキリム・民具、東南亜細亜のあれやこれや、中南米、アフリカのもの、そしてスウェーデンのサボ等々を扱っています。 現地へ出向いて選んできたものと、それぞれの国の伝統の技に頼んで企画して作ってもらったものとが、約半々になります。手でつくられた味わいと、当地の歴史と文化の香りをどこかしらただよわせて、いろんな国の新古の家具に収められています。
はるばる船や飛行機で運ばれて、この東洋のハテの日本という国の"和"という文化に慣じんでみたり、異彩をはなったりしています。ソバにあって、身につけてみて、使ってみて、=ちょっと楽しくなる=が一つのキーワードかもしれません。 個性的な見た目だけでなく、一つ一つがいろんなエピソードをかかえていたりするので、これは何かな? と思ったらお気軽に店の者にお尋ねください。ご来店お待ちしております。

tela de GRANPIE(テラ デ グランピエ)
京都市中京区寺町二条上る要法寺前町720-1 Tel.075-213-7720 オリジナルの衣料品をはじめとした織物がたくさん集まっているお店でキリムやインドシルク インド綿などの生地や服 アクセサリーを販売し、道路を挟んで各国の器・グラス主体に雑貨の『グランピエ 丁子屋』があります。

二条城 2022/12/24

楽美術館から歩いて15分

絢爛な城 きれいなお庭を堪能しました。

  紅葉や桜の頃は特に素晴らしいでしょうね。

  散り忘れ

   最後の紅を

    刻めとごとく

 

 十二月末というのにまだ紅葉を残している木がありました。

  紅の絨毯も紅の葉も 懸命に紅を守ろうとしている感じが、木枯らしの中、いじらしく思えます。

 

 思い起こせば

  世の中は

   我が物のよう

     紅尽くし

   枯野に立ちて

     残り火寂し

前夜は、IL GHIOTTONEでディナーを十分堪能し勉強させていただきましたが、料理グレードアップ+ワイン5種類でちょっと贅沢でしたので、泊まりは一番安そうなビジネスホテルに。

 機能的で清潔、朝食付きでとても安い。夜遅くホテルに入り部屋で起きている時間はわずかですし、寝てしまえばどこも同じ😅

 翌朝ヨーグルト、フルーツ、パン、コーヒーをいただき、まず楽美術館へ行きました。

 

樂歴代 特別展 
利形の守破離 
-利休形の創造と継承-

を行っていました。

 (ここは撮影禁止なので外しか撮れず、館内拝見。碗の掲載写真は公開された中から)

説明では、

『「利形の守破離」、「利形」とは千利休の美意識を基にした様式美、茶の湯の工芸のみならず、一般の工芸の基礎にもなるものです。それらは「利休形」とよばれ、棗、茶杓、風炉、釜、など、今日の茶道具のスタンダードとして親しまれてきました。特に茶の湯茶碗に於いて、樂家初代・長次郎の樂茶碗は「利休形」の典型とされ、茶碗の原点とも言うことができましょう。しかし、確立された「形」は守り、継承するだけでよいのでしょうか…。
 利休が提唱したとされる考え方に「守破離」という言葉があります。それは、伝統の継承と創造に関わる「奥義」とも言うべきもの……。
「守」とは、伝統を守り継承する精神。
「破」とは、伝統様式を打破し新たな創造への挑戦。
「離」とは、「守・破」二様の葛藤や拘りを捨て、より自由な創造精神に至る道です。
 「伝統とは決して踏襲ではなく、時代の中に新たに生き続ける創造精神です」十四代覚入の残したこの言葉は、樂歴代の創作への心意気を端的に表すものです。
 本展はそうした視点を元に、長次郎以後、樂歴代が時代の中で果たした創造的な作陶世界に焦点を当てます。まさに「古きにまなび、新しきを知る」 きっと新たな発見に出会えることでしょう。』

この様に書かれていました。

最初の

「守」の段階は、ひたすら師の教えに従い、流儀を守りつつ、繰り返し学ぶことで、基本を身に付ける段階。
「破」は、今まで学んだ概念を打ち破り、試行錯誤しながら独創性を見出す段階であり、己の進むべき自らの方向性を掴み始める頃。
 最後の「離」の段階では、様々な経験を積み重ね、独自性を発見し、プロとして師の下を離れるという事でしょう。

 

 茶碗とはお茶を飲むもの。 これが第一義。

お茶を飲みたいと思わせる器でなければいけません。

『楽』といえば長次郎から続く世界一の茶碗の匠です。どれも並のレベルのものではない。

上皮のものが陳列されているかどうかわかりません。

 

 ただ、特別展ですから、選りすぐった最高のものが陳列されているはず。

 

今回は、「守」「破」「離」ごとに茶碗を並べて置かれていましたが、

とても素晴らしい作品も多いが、この高レベルの内でみていくと、

「守」の器等は継承という感じだからなんとなくわかる様な感じ。

「破」の器等は破るということだから、もっと大胆に破るのかと思えば、上品すぎるのか遠慮しているのか少ししか変化がわからず。

「離」の器等は、「破」が弱いので先達の素晴らしさに比べて離れ方も少なく、

「離」という観点から見ていくとこれはすごいと思う器もあまりない。

 ちょっと期待倒れ。

『守破離」の「守」「離」などという優しい表現なので守ろうとして離れられないのじゃないのかな。離れようと思うような心では離れられない。

「破」を経験し、更にどこまでも研鑽していき自己追求すればおのずと自分の世界が開くものである。

  開眼の世界だ。

ただし 一流の上をいく厳しい世界だからどんな苦労をしても開かない人もいる。

 同じ三文字なら『風姿花伝』に

「序破急」という言葉があるが、この方がわかりやすい。

『序』は始まりを意味し、雅楽では無拍子でゆっくりとスタートしていくパートです。

『破』は静けさを破り、拍子が加わります。

 最後の『急』は、さらにクライマックスに向けて盛り上がって速度が速くなり、締めくくるイメージです。このように修行から開眼まで行く。

 私は門外漢だから師も基本も守る教えもなく、達観や離れるなどというレベルも何もありません。

 あるのは、生まれた時からの「破」(やぶれ)のみ。

いつまでも5歳の餓鬼ですから

  破って破って破ってどこまでも

知もないから 恐れない

ただ単に破ることしか能がない。

僕は、はちゃめちゃの「破」だから余計にそう思うのだろうが、それぞれがもっと大胆に嵐にも負けない太い大木であってほしいと思い、

 「何がなんでもこのお茶碗でお茶を飲みたい、!」と思わせるものが今回の企画展には少なかった様に思う。 もっとこの企画に合う様な碗があっただろうに、様々な事情があり、的確な茶碗が揃わなかったのかもしれないが、「守」「破」「離」が私の様な素人でもわかる器を揃えて欲しかった。

  これなら常設展の方が良かったな。

などと思い、出てきたが、

 帰りの玄関先のつくばいも凍っていた。

 

所で 破 破 破は、

 私のレベルの低さに「は」「は」「は」と大声で笑われたものかもしれない

 先月、京都に行き御所と仙洞御所で建物とお庭を鑑賞した後、今度は「食」の勉強に行きました。

 「もしイタリアに京都という州があったら」をコンセプトに、京都発信のイタリアンとして出来る限り京都産の素材を使い、旬の食材を日ごとに提供しているレストラン。

「日本の美食家の五感を喜ばせる」という京都では超有名なイタリアンで昼夜を問わず予約の取れないと言われるお店。

  たまたまキャンセルでも出たのでしょう、1ヶ月前に電話して、運良くイヴの1日前ですがうまく予約が取れました。 クリスマス・ディナーですね。

 当日は京都御所と仙洞御所を見学し、暮れた清水寺から歩いて向かいました。

ライトアップされた八坂の塔へ向かって坂道を上っていき

 左に折れたすぐ、絶景のロケーションのもと、京の街に溶け込むような一軒の古民家を改造した和の佇まい。

 きちんと打ち水がしてあります。

 玄関を入ると、祝20周年の花が飾られていました。

  送り主はMr.Childrenと谷原章介

もう20年になるのですね。

 

ダイニングは白と茶を基調に奥にまっすぐテーブルが並び すっきりといい感じ。

まだ、他の客は来ていませんでした。

 

 クリスマスなので、料理は3種類で、その中から 事前にその中の真ん中のコース Natale2022 Bコース  16000円を頼んでいました。

そして、各料理の量は今回も軽めにお願いしてあります。

 (量を減らしていただくのは、お腹が膨れて最後に近くなると味覚が鈍感になるのを防ぎ、最後まで、味、おいしさを完璧に手に入れるためですが、こうした方が料理は美味しいので、可能な限り、予約の時に、いつも軽くしていただくようお願いします。

時々、残していいですよと言われますが、それでは残される料理がかわいそう。なのでできる範囲で軽くしていただいています。

ですから、写真は、お皿に対して普通より少なめの盛り付けです。)

 …………………………

 

今回のメニュー Natale2022B

 

●苺

マスカルポーネ キャビア

●本鮪

カリフラワーロマネスコ

●寒鰤

聖護院大根 菜の花 自家製唐墨

●キタッラ

紅ズワイ蟹 雲丹

●トリュフ香るラザーニャ または

(+¥3,025) タリアテッレ 黒トリュフ

(+¥4,840) タリアテッレ 白トリュフ

●オランダ産仔牛

芽キャベツ プチヴェール ちりめんキャベツ

または (+¥4,840) 黒毛和牛フィレ

ビーツ 根セロリ ちぢみほうれん草 カルドンチェッリ

●温かいチョコスフレ

紅マドンナ 金柑

●コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ハーブティー

煎茶、番茶

ワインは普段は自分で選んだりするのですが、今回は初めてのお店なので、全てソムリエに任せながら相談して決めました。当然ですが、全てイタリアワインです。

 …………………………

 

 まずアペリティフ

最初の一杯はやはり泡でいきたい。

料理がイタリアンだからイタリアの泡

◎カ・デル・ボスコ フランチャコルタ・キュヴェ・プレステージ

簡単な説明は受けたのですが、ネット検索したら「世界中のオシャレ憧れの地ミラノのあるロンバルディア州の高級スパークリングワイン・ フランチャコルタ

ブドウ品種はシャルドネにピノ・ネロ(ピノ・ノワール)が主体。「イタリア版シャンパーニュ」 と呼ぶのに相応しい銘柄で最高峰の造り手として名高いのが カ・デル・ボスコ。 「キュヴェ・プレステージ」 は、その代表作として世界中で愛されている傑作の1本で、2011年にセリエA優勝を果たした際もこれが振る舞われ、サッカーファンだけでなくワイン愛好家の間でも大きな話題となりました!」と書かれていました

すごくフレッシュで、透き通るような味わいの中に細かい泡が弾けるいいスパークリングワインでした。

 

そして最初に出された料理は

 クリスマスプレゼントの様な

  グリーンのリボンで結ばれた小箱

●苺シュー

イチゴを下に敷いてシューの中に

マスカルポーネ キャビア

クリームとイチゴの甘さにキャビアの塩分が絶妙に美味く活きている

 

何やら温かい木箱

木箱は温かかった

中はパン。 バケット バターブレッド フォカッチャ 温度が冷めない様に木のボックスへいれてある。

こういう気の使い方 とてもいいね。

フォカッチャはどんなレストランで食べてもそれほど美味しいと思ったことはないが、ここのものはなかなかいける。

 

 ●本鮪のタルタル クリスマスイメージ

カリフラワー ロマネスコ

オリーブパウダー

白いケール

白の周りがグリーンのがツリーケール

本鮪のタルタルは鮪特有の生臭みもなく綺麗な美味しさ

真っ黒の小さな粒はブラックオリーブ

 

ここで次の寒鰤に合わせる白ワインをお願いして

◎ピエロパン ソアーヴェ・クラシコ2021

ヴェネト州ヴェローナ

ガルガーネガ85%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ(トレッビアーノ)15%

淡い麦藁色。フレッシュな果実香で酸味と新鮮な果実味のバランスが良く魚介類の料理に良く合う感じ。

 

 ●寒鰤

氷見の寒鰤

聖護院大根 菜の花 自家製唐墨

聖護院大根と黄柚を凍らせて剃ったソース、周りの黄色いのがカラスミ、

いいバランスだが、

もう少しカラスミが生臭みを消すぐらい寝かせた方が良かったかな。

 寒鰤は血合を外した方が生臭みが減るので無い方が良かったね、ただ、血合を外すと形が崩れるからどのように盛るかが難しい。

 

ここでまた白ワイン

どこがいいか聞かれたからトスカーナは?っと聞いてみた。

◎モンテニドーリ トラディジオナーレ ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ 2020

微かにりんごや杏の香りに完熟した果実感としっかりボディ丸い酸味のいいワイン

 

 ●キタッラ

紅ズワイ蟹 雲丹

兵庫県香住の紅ズワイ 北海道のウニ

キタッラは一瞬琴を思わせるような道具で切るパスタで、以前どこかのイタリアンレストランで触ったことがあります。

「キタッラ」とはイタリア語で「ギター」を意味する言葉。四角い木枠に20本程の弦が張ってあるだけのシンプルな道具で、弦の上に薄く延ばした生地を乗せ、上から麵棒を転がすことでカットができる仕組みで、この道具でカットすると3mm角ほどの四角の極太パスタ20本ほどが一度にできます。




 パスタは四角い

火は通ってるがモチモチというより固い根性のある歯応えのパスタ。でもパスタ自体に旨みがある 中々美味しい

ズワイよりベニズワイの方が甘いから、甘いウニとの相性はすごくいいね。


 

 ◎赤ワイン

ケットマイヤー マゾ・ライナー ピノ・ネロ2019

アルプス地方

赤い果実の香りと繊細な味わいで「地中海のブルゴーニュ」と言われる。

ルビーレッドのワイン。野いちごやさくらんぼを思わせる。熟したタンニンとバランスの取れた柔らかな味わいで結構良い。

 

 ●次はトリュフを使った料理で、下記の3種類から選ぶことができました。

1、トリュフ香るラザーニャ

2、タリアテッレ 黒トリュフ

3、タリアテッレ 白トリュフ

二週間前に大阪の超有名店のラ・ベカスでフランス産の最高級黒トリュフをしっかりいただいたので、今回は、結構なアップチャージですが、クリスマスですし タリアテッレ 白トリュフへ変更していただきました。

 

 まずトリュフボールにトリュフを閉じ込めてテーブルへ持って来られました。

 アルバ産の最高級品でした。これならアップチャージも仕方ないですね。

フォアグラ、キャビアと並んで世界三大珍味の一つとして名高いトリュフ。

一般的にトリュフというと黒トリュフが多いですが、ご存知の様にトリュフには黒と白があり、

(黒トリュフは日本でも少し生息していますが、土の中なので知らずに食べていませんでした)

黒トリュフは各国にありますが、特にフランスが多く主に栽培品ですが、白トリュフは栽培できず天然物で、北イタリア、ピエモンテ州のアルバが特に有名です。

(ちょっと検索

最高級の黒トリュフは主産地のフランスのペリゴール地方にちなみ,ペリゴール・トリュフの名で特に珍重されていて,2016年の価格は21万円/kg.イタリアのピエモンテのアルバ産の白トリュフは特に有名で価格は43万円/kgと、黒の2倍以上もする最高級食材。芳馥な香りは鮮度が命といわれ、採れたての白トリュフは白い宝石と称されます。)

 

 その白トリュフを目の前で剃っていただき、 宝石のかけらがハラハラと料理の上に。

白トリュフの香りが部屋中へひろがる

       これだけで鼻腔は満腹だね。

香りが凄い

 トリュフは味というより香りが味。

薄く 少し透き通ったようなタリアテッレ

 タリアテッレは、みなさんご存知のようにきしめんに似ていて平べったく、一般的には2mm以上の厚みがあるものですが、こちらのものは1mm位の極薄。

 薄くても腰のある 素晴らしい美味しさ。

  贅沢なパスタです。

 

◎赤ワイン

落書きの様な羊のエチケットのI Vini di Giovanni(イ・ヴィニ・ディ・ジョヴァンニ ロッツォ)

イタリア ウンブリアの赤ワイン。 ブドウの品種はサンジョベーゼ

ビオワインでした。私は家ではビオしか飲まないので、セラーも全てビオワインなので、こうやってまだ知らないビオが飲めるのは嬉しいです。

ビオディナミですから土が活きていますからミネラル感は他のものより強いですが、これは暑い太陽を浴びて育ったミネラル感たっぷりの大地の味のするジョージアのワインを思わせる味わいで

濃い料理には最適。 

 

次は

オランダ産仔牛

芽キャベツ プチヴェール ちりめんキャベツ

または

黒毛和牛フィレ

宮崎牛 チヂミほうれん草

ビーツ 根セロリ ちぢみほうれん草 カルドンチェッリ


友人はオランダ産仔牛を食べられましたが、





キャベツの使い方が素晴らしいですね。

低温でカラッと焼きカバーにしてある。

 

私は宮崎牛をお願いして、

ビーツのピューレ 根セロリのピューレ

 

 カルドンチェッリはイタリアの『エリンギ』で、椎茸にエリンギを加えた様な食感

 宮崎牛 いい味。 美味しい。

でもね 美味しいんだけど牛肉は牛肉 最近は牛肉よりジビエの方が好きだな。ジビエは野生かそれに準じているので産地や個体差で大きく味が変わり、

チヂミほうれん草は時々自宅で食べるものよりちょっとアクが強かった。


 ●デザート

温かいチョコスフレ

紅マドンナ

 金柑

  早生みかんのソルベ



温かいチョコスフレ

中は温かいチョコがトローッと 

柔らかく甘みをやや抑えてビターな味わい

 美味しい

ここに酸味のソルベがトロ〜

  美味しい


 ●最後の飲み物はいつものようにエスプレッソのWをお願いしましたが、




エスプレッソに特によく合うデセールでした。

 

 まさに、お店の名前のように『ギオットーネ』=(美食な食いしん坊)で、美味しく楽しく、そして様々勉強させていただきました。

  ………………

IL GHIOTTONE 京都本店

京都府京都市東山区下河原通塔の前下ル八坂上町388-1

電話: 075-532-2550

笹島 保弘 1964年、大阪府生まれ。高校卒業後、大阪・箕面市の【ラトゥール】などで修業を積み、88年にイタリア・ローマへ。帰国後、京都【ラヴィータ】などでのシェフ経験から京都の食材を生かす「京都発信のイタリアン」を着想し、02年に京都・東山に【イル ギオットーネ】をオープンする。その後、05年の東京・丸の内【イル ギオットーネ 丸の内店】ほか、次々と姉妹店を出店。近年では、テレビ、雑誌などメディアでも活躍し、料理本『IL Ghiottone 笹島保弘の料理』「イル ギオットーネの傑作レシピ」も発行する。


大寒を
 待ちて膨らめ
    春の使者

初咲を
 待つ梅蕾
   大寒風

 小さな頃 料理学校に行きたいと親に言うと、そんなところへ行く金があったら旨い店で食べなさい。と貧乏だった親がよく言いました。

 実際、目で勉強しても手の勉強になっても舌の勉強にはなりません。10代の頃からおいしいお店に行くと、気に入った料理は時々自宅で再現しようと真似て作っていました。

 似た食材はあっても同じものはありません。ある材料であのように美味しくするには、どう作れば良いか組み合わせを様々考え作ります。

これが面白いのです。

器はどうするか、セッティングもコーディネートも

これも面白い。

油絵のように絵の具を重ねるのに似ていているが、そんな単純なものではない、同じ食材でも味が異なり、部位でかわり、一滴でも変化します。ここに時間と言う要素が更に加わり変化します。

加えた順番によっても味が変わり、潮時 塩梅 エトセトラ

面白い世界。

良いお店の料理を口に入れることこそ最大の勉強になりますから、貧乏でもお金を貯めて時々食べに行くようにしていました。

だから、ファミレスや回る寿司、一般的なチェーンのお店、特に化学調味料を使っているような店は健康にも?ですから、味の勉強にならないし、お金がもったいないので、自分では全くいきませんでした。

その金があれば数回分貯めればおいしい店に行けますからサラリーマンの少ない小遣いでも年に数回は食という美を楽しむことができます。

 今も自分磨き、新しい発見を求め、毎年数回はおいしいと言われる様々なお店に行って勉強しています。

 …………………………

懐石やレストランのコース料理はオーケストラによる交響曲と同じ。

コンサートホールに入る前のトキメキと、コンサートホールの静けさ、時々チューニングなどの音も。演奏の始めまで徐々に高揚していく。

 コンダクターの一振りではじまる演奏は それぞれの楽器がその特性を最大に生かしながらある時は激しく、ある時は優しく流れていく交響曲の旋律に乗せて 終盤のフィニッシュへと盛り上げていく、

レストランの前から入り口を入りダイニングルームのコーディネートを楽しみ テーブルへと誘われセッティングを観る。

お皿や食材のレベル、使い方。

盛り方、コーディネート。

様々な食材の組み合わせ、考えたこともなかった組み合わせや調理法。

味の組み合わせの妙

それぞれの料理とコースの順番、強く弱くメロディのような味のハーモニー、

各々の料理にきちんと合うワインやお酒。

最後にエスプレッソダブルをいただきながら料理全体の余韻を懐かしむ。

これこそ食の楽しみです。

どんな料理にもそれぞれの歴史があり物語があります。

食材や料理、食空間や器にも、更に亭主にも客人にもそれぞれ生まれてきてからの歴史が有り、それらが一堂に介して 新しい物語が生まれます。

 食とはあらゆる芸術を包含した総合芸術。

味覚.嗅覚.視覚.触覚.聴覚 五感の全てを使って表現する芸術は食だけしかありません。

 更にその魅力は、出来た瞬間から食べられて無へとつながり、余韻だけ残すという「時間」までも包含した至高の刹那的芸術です。

懐石料理は茶事の中から生まれ、「おもてなし」の心と

   今 この時を感謝する「一期一会」の心の世界。

料理、食空間すべてと 本日来られたお客様との出会いこそ人生最大のすばらしい出来事となりますように。

コース料理や懐石料理は沢山の楽章をもつ交響曲

アプローチから演奏会場(ダイニング空間)へ、 そこは様々な調度品、夫々の楽曲それぞれの楽器(食材・器)のハーモニー。

更に演奏会場に来られたお客様まで すべてが自然に調和してこそ 初めて完成するものです。 

 どんな食材にも心があり生きています。

  料理にも

   器にも

    食空間にも

   すべて心があり生きています。

 彼らを人のように思い、人と同じように接してその心を引き出して上げると皆が自分の魅力を最大限に出して食の場が完成し美味しくなります。

 食材の心がわからないで料理するから不味くなり、

食材の心を無視して余分なことをし過ぎるから料理は不味くなると思います

…………………………………………

食とはあらゆる芸術を包含した総合芸術です。

いいお店に行くと毎回必ず何かしら新しい発見があり、何よりもすばらしい勉強になります。

だからカウンターのあるお店では極力カウンター席に取ります。

昨年も素晴らしいお店に行きました。それが私の拙い「野の花料理・恵那の野山の 蕎麦懐石」にも活力を入れてくれ、知の欲求は更に強くなります。

食の美は料理ができてから消滅へと向かい

   記憶の中にしか残らない。

 記憶を作り続け重ねていくもの。

 知り続けなければ、お客様へあたらしい満足を提供し続けられません

  2023年もまた可能な限り 

    素晴らしいお店へ食というすばらしい美の勉強へいきましょう。

御所を拝観して次は仙洞御所へ。

 仙洞御所は参観は無料だが、宮内庁へネットで事前予約。

空いているのが12月22日しかなく。13時30分 京都大宮御所 北門へ集合した。

コロナのため、1回あたり参観者の定数を10数名に縮小し、1時間毎に係員と皇宮警察官1名づつが引率して説明をしながら御所内を回っていく。

 

 

 

 ゾロゾロと団体で歩いていくのだが、僕は子供なので、つまらない所は足が勝手に動いて先に歩いてしまったり、きれいなものや変わったものを見つけると勝手に足が止まってしまって皆が随分先に行ってしまうことが多い。

それでも殿(しんがり)を歩く 人の良い皇宮警官は嫌がりもせず待っていてくれる。

家では 良いお父さんなのだろうな。

冬枯れでも 雄大な いいお庭。桜や紅葉の頃 ぜひ再訪しよう。

 

…………………………………………

後水尾天皇が上皇となられた際に後水尾上皇の御所として17世紀の初め1630年(寛永7)に完成。御殿は1854年(嘉永7)に焼失したのを最後に再建されませんでしたが、現在は醒花亭と又新亭の2つの茶屋と雄大な庭園が残り往時の面影を残しています。庭園は、二条城二の丸庭園なども手がけた、幕府の作事奉行、小堀遠州が寛永13年(1636年)に作庭し、28年後の寛文4年(1664年)に後水尾上皇が手を加えたものと言われています。回遊式庭園となっており、北池と南池をめぐりながら、季節折々の変化に富んだ風景が楽しめます。

 また、京都仙洞御所の北側に隣接する京都大宮御所は、後水尾天皇の皇后であり、徳川秀忠の娘である東福門院和子の御所として建てられたものです。その後は、皇太后などの女院御所として使われましたが、仙洞御所同様再三の火災で焼失し、現在の建物は孝明天皇の皇后である英照皇太后の御所として建てられたものです。天皇陛下や皇太子殿下、また、国賓が入洛された時の宿泊等に利用されています。

 京都仙洞・大宮御所は宮内庁京都事務所が管理しています。
「仙洞御所」は,令和元年(2019)5月1日から,「京都仙洞御所」と改称されました。

長年行こうと思っていた仙洞御所の拝観予約が取れた。

理想的には春や紅葉の時に拝見したかったのだが、いつも予約が取れなかったので冬枯れの仙洞御所拝見に、また京都へ。

昼前に手打ちそば 花ももで蕎麦を食べ、仙洞御所の予約時間の前に、まず京都御所参観へ、

先回来たのはいつだったろう

  あまり昔で忘れている。

ここは自由観覧となっていた。

約1時間で見て周った。

敷地内はおおらかな建物主体で、玉砂利 庭などあまり細やかなものは少ない。

権力を見せつけるキンキラキンの日光東照宮や

武力の象徴という城でもなく

神社仏閣の様々な魍魎もなく

大きな存在というだけの

あっけらかん という感じ