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foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

今まで何十年もチョコレートを食べてきましたが、 今回のプレゼントの中にシンプルだけど、とても上品ですごく美味しい板チョコがありました。

 それはベルギーチョコレート「BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン)」の「フィンカ ルイ デ シサ 72%」

 

 ブノワ・ニアンはとても美味しくて様々食べてきましたが、今回は更に上をいく味でした。

 ブノワ・ニアン氏は「チョコラティエである前にカカオ職人でいたい」という方で、世界中の農園を巡り、ブノワ・ニアン自身の理想のカカオ農園、初の自社農園「FINCA LUIS DE SISA (フィンカ ルイ デ シサ) 」を作り上げ、チョコレート作りの限界に挑戦。

 2016年に1,200本のカカオの木を植えてから収穫までには7年の歳月かけ、2023年ついに初めての収穫を迎えた。収穫されたカカオ豆はベルギーの工房で、研究し尽くしたレシピによってタブレットへと昇華されたようです。

フィンカ ルイ デ シサ 72%

産地ペルー 品種トリニタリオ種 コンチング:68時間

商品サイズ

横65×縦120×高さ4mm 60g

   タブレット生産数量は手書きでした。

 限定1940枚で私の所にあるのは132番。

 

 

 口に含んだ最初の印象はカカオに微かにジャスミンやプラム、ドライチェリーの様な甘い香りを加えた様な香りと角のとれた優しいビター感の中に淡い甘さとドライチェリーやドライプラムの様な味が隠れていて少しずつ広がり余韻として優しいビター感がスーッと消えていく。

 派手さや華やかさではなく、ただ実直にコツコツと素材のおいしさを追求してきた あまりにも正統派のとてもシンプルなチョコレート。

ただのスイーツ好きでは入り込めない世界ですね。

 じっくりと舐めているとその滋味が溢れてくる、そんなニュアンスのチョコレートでした。

 これには飲み物はいらないねっと思わせるぐらいの優しい余韻。

 もしも合わせるのでしたら辛口の優しいシャンパーニュでしょうか。

 美味しいので

値段を調べたらなんと板チョコ1枚60g が ¥5,400(税込)でした。

 明治ミルクチョコレート 50gが140円位ですから、38倍ですが、一粒一粒が拘りの作品です。

  じっくり楽しめるとても素晴らしく美味しいチョコレート

   素敵なものをありがとうございました

「懐かしいでしょ」っと本を

   妻から 誕生日プレゼント

 『yosie inaba』 稲葉賀惠著

 

かつて私と妻はお互いを知る前からレディスファッションの仕事をしており、私は既製服、妻はクチュール(オーダーメイドの一点ものを仕立てる)デザイナーでした。全く貯金もないのに一緒になって、町外れの小さな安アパートで暮らし始め、真ん中の部屋の灯りもしばらく買えなかった。

 それでも、生活費の残金はいつもお互いファッション関連の本や雑誌を沢山を買ってきては、夜、家に帰り時間ができるとファッション雑誌を部屋中に広げて、デザイナーやファッション傾向やコーディネートなどや自分の企画について、ああでもないこうでもないと2人で夜遅くまで話をしていました。 

 稲葉賀惠もそんな時に出てくるデザイナーの一人でした。

 (SPA=製造小売業=ファッション商品の企画から生産、販売までを垂直投合したショップで1986年にアメリカのGAPの会長がSPAと命名し、今後はこれで生きると発表して世界に広まった業態です。)

 まだ、このSPAという言葉もなく、GAPも誰もやっていない頃に、私は天然素材100%にこだわりシンプルなデザインのレディスウエアを企画から生産、販売までを垂直投合したショップを独自に始めていました。

  垂直投合して全てを自分で企画販売することで、間接経費を全て取り去り、高級素材でも普通の人が買える値段で長年愛着を持って着られる「オシャレな普段着」を着てくださる方のことを思いながら造っていました。だからでしょう、よく売れました。

 例えば、定番商品企画では、コムデギャルソンの定番ベーシックシャツ19800円を3着購入して1枚は縫い糸を解いて全てをバラしパターンを調べ全く同じ寸法で、同レベルの縫える縫製工場を探し、縫い方 運針数もボタンも同じにして、生地は100双ブロードであったが、生地が緻密で薄過ぎてシワになりやすく家庭ではアイロンもちょっと大変なので、これだけは少しシワになりにくい80双糸に変えて、何度もサンプルアップして作り上げてなんとか無理して5900円で販売。その他コフィンテックスキャロル等の専門店で23000円のウール100%プレーンな定番Vカーディガンも編み地、パターンを調べ尽くし同じレベルのものをイタリアの高級糸で編み6900円で作る等、どれも一級素材で手頃値段で定番で販売していました。

こういう商品の企画には一流デザイナーやパタンナーのノウハウを少しでも身につけなければとてもできません。

寝る時間も惜しみファッションに明け暮れ、ものすごく忙しい人生の時代でしたが、楽しい時代でした。

 稲葉賀惠はモガやyosie inabaのデザイナーで、彼女のデザインは多くのデザイナーと比べるとシンプルで上品な素材とシックなメンズライクなファッションで、どちらかというとディオールのメンズっぽい感じに似たデザイン。結構お気に入りでした。

 『yosie inaba』 稲葉賀惠著は、そんな時代を思い出させる懐かしい本

   とても嬉しかったです。

 

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稲葉賀惠さんは、元菊池武雄の奥様でBIGIのチーフデザイナー MOGA、yosie inabaのオーナーデザイナーであり、

そして長年雑誌「ミセス」のモデルでした。

原のぶ子の元で洋裁を習っていた23歳頃、急にピンチヒッターでモデルをやり、それから雑誌「ミセス」のモデルにスカウトされ、条件で言ったのは夫の菊池武雄の服で。表紙にも起用される様になり、1963年 23歳から~50歳までデザイナー兼専属モデルでもありました。

長年続いた 『yosie inaba』は、2025年2月 今月でブランドをクローズ。

またファッションの灯が一つ消えます、寂しいです。

この本のカバーには、

1970年「BIGI」立ち上げから、2025年2月「yoshie inaba」ブランドクローズまでー。

ものづくりの原点、雑誌『ミセス』との出合い、こだわり抜いた素材やデザインへの思いを、貴重なコレクション写真や資料とともに語る、半世紀を超えるデザイナー人生、集大成の一冊!

「着る人の顔がわかる服が好き 「いつも同じでごめんなさいね」 yoshie inabaのショーに足を運んでくださる皆さんに、よくそんなふうに言っていたものです。それくらい、私がつくる服はデザインがあまり変わらない。基本の服をしつこくつくり続けてきました。(中略)どれもが自分の分身のようにいとおしい。でも、それらは決して過去のものではなく、今も折に触れて袖を通す現役。そしてこれからもずっと着続けるであろう服たちです。」

(写真は全てこの本から拝借しました)

私の好きな作家の展覧会

フォロン展

 名古屋市美術館 

 2025年1月11日(土曜日)~3月23日(日曜日)

 ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)。20世紀後半のベルギーを代表するアーティストの一人で、先回紹介したクレーなどの影響を受けており、アメリカの『ザ・ニューヨーカー』『タイム』など、有名雑誌の表紙に挿絵が掲載されたことをきっかけに、多彩な才能を発揮し、世界中へ羽ばたいていきます。

 やわらかな色彩と軽やかなタッチで表現された詩情豊かな作品。しかし、美しい景色に惹かれてよく見てみると、環境破壊や人権など、この世界と向き合うための豊かなメッセージ性をもそなえています。

 日本で30年ぶりに、ドローイング・水彩画・ポスター・彫刻・写真・オブジェ・アニメーションなど約230点の作品を一挙に観られます。

 

今名古屋で良い展覧会が2つも開催中です。

愛知県美術館 クレー展

名古屋市美術館 フォロン展

先月行ってきましたが、ぜひ両方ともご覧ください。

先にクレーを見てそのあとでフォロン展が良いと思います。

 

今回はクレー展の紹介をしますね

パウル・クレー展

 創造をめぐる星座

   愛知県美術館

 2025年1月18日(土)- 3月16日(日)

パウル・クレー(1879-1940)は、20世紀のスイス生まれの画家・銅版画家で、私も大好きな画家です。

 20世紀前半のヨーロッパの前衛芸術は、未来派、ダダ、シュルレアリスムといった様々なものが現れますが、それらグループとはよく交流しますが入ることはなく独自路線を生きた画家でした。

フランツ・マルクやカンディンスキーと親しみ、ピカソらの影響を受け、独自の画風を確立したパウル・クレー。最盛期にナチスの弾圧を受けたり、難病に苦しむなど波乱万丈の人生の中で、悲哀やユーモアを漂わせた幻想的な作品を数多く残しました。 1921年には理想的な芸術の実現のために、バウハウス共同体の学校に参加します。

「芸術は見えないものを見えるようにする」と主張していたクレーの作品は通常のキャンヴァスに油彩で描いたものはむしろ少なく、新聞紙、厚紙、布、ガーゼなどさまざまな支持体に油彩、水彩、テンペラ、糊絵具などさまざまな画材を用いて描いています。サイズの小さい作品が多いことも特色です。音楽的な叙情性を持っているといわれ、抽象的な作風で、明るく上品な色彩で彩られるなかに様々な想いが見え隠れし、ナイーブさが人気の理由です。

 

 

 

「本展覧会では、クレーと同時代の芸術家たちとの関わり合いを、彼らの作品や当時の資料から解き明かしていきます。」と書かれていますが、私には展示の仕方での関連性が少し分かりにく、もう少し上手くまとめてもよかったのではないかとおもいましたが、ミロやカンディンスキーピカソなどお馴染みの作家作品が出ているので、ちょっと休憩にはもってこいでした。

   良い展覧会です。

年末年始忙しく載せるのが遅くなってしまいましたが備忘録として。

 

 案内より

『長年イタリア料理の研鑚を積んだ梅本明憲が昔ながらのイタリア郷土料理や伝統料理を日本国内やヨーロッパより取り寄せた食材で再現。各地方のワインと料理をクラシックな店内でごゆっくりお愉しみお寛ぎくださいませ」と書かれていた。

 

 食材にもこだわり、魚は 焼津の「サスエ前田魚店」から直接仕入れをしている。

 

「サスエ前田魚店」の説明

 『 5代目店主の前田尚毅はその目利きの正確さに加えて、誰にもマネの出来ない独自の鮮度コントロールの技術で魚の旨味を飛躍的にアップさせるとして、香港やマカオ、ニューヨークなどの有名レストランからもオファーが絶えず、「プロフェッショナル 仕事の流儀」や「情熱大陸」、雑誌「dancyu」や「婦人画報」など、そうそうたる番組や雑誌に取り上げられている。

 魚種や魚体の大きさはもちろん、乗っている脂の量によっても締め方を変え、輸送時間や荷を積み込む際の向きまで徹底的にこだわる前田。彼の手で鮮やかに下ろされ切り身となった魚が、まな板の上でまるで生きているかのようにピクピクと動きだす様は驚くよりほかない。この魚はどの店でいつ、どのように提供するかをすべて知ったうえで、そのためにはどういう魚の状態にするのが最善かを計算し、冷やしや締め方を変えて最高の状態に前田氏が仕立てるという拘りのカスタムメイド。』

 

 …………………………

 

さて、店へ到着した、コンクリートの入り口 開け方がわからない、秘密の場所に手を入れると扉が開いた。

 店内は座席も広く贅沢な空間 とても落ち着いた雰囲気。

 

 

 予約時に料理は全体を軽めでお願いしてあり、ワインは席についてからメニュをみてペアリングでお願いした。

 

まず、アペリティフ

 ★シャンパーニュ

アンリオ ・ブリュット ・スーベラン

 

辛口で いい感じ

 

 ⚫︎最初の料理は、南鮪のカルパッチョ

ちょっと食べて思い出して写真

 

マグロで大トロがあるのは本鮪と南マグロだけ。

クロマグロは別名「本マグロ」と呼ばれ、マグロ界の王様と呼ばれ、「ホンマグロが一番美味しい」というイメージを持っている方が多いと思いますが、ミナミマグロも負けてはいません。 極上ミナミマグロは本鮪より甘みが強くクセのない味で旨いです。

 

 カルパッチョと言うより、まるで活きの良い旨いさしみでした。

 

 時々マグロを食べますが、大間の本鮪も旨いけど、「これは旨い!」と本気で実感させるものは多くありませんが、今日のこれは脂と身のバランスも良く、本当に珍しくいい味。旨い。 
魚の選び方や締め方、的確な熟成等が上手いんですね。本当に久しぶりにこれは「うまい!」と思わせる美味しいマグロでした。

さすが「サスエ前田魚店」です。

 

白ワイン

WACH

アルザス リースリング

 ⚫︎次も魚

クロムツフリット

 これもいい味だ

 魚が良い

 

 

 ★白ワイン

シチリアINSOLIA

サラッと良い味わい

 

ここで使っている塩 

 

 ★白ワイン

メロイ ズィテッレ  ドゥリ 2021 

 口当たりはリッチで華やか。果樹園の果実、オレンジ、蜂蜜、アーモンド等のニュアンス

 

 

 ⚫︎熊本 走る豚

熊本県の山の中。広さ約9000坪の栗・梅・ドングリ林を時速30kmで走り回る100頭ほどの全国でも珍しい豚の放牧飼育豚

 

 良い肉でした。

 

 ふと、目についた木皿

 いい感じの木をくり抜いた皿 

 

 ★白ワイン

the hilt

ザ・ヒルト ”エステート” シャルドネ サンタリタヒルズ

辛口でレモンの皮、白い花、ビワにセージやミント、フレッシュハーブのニュアンス。クリーンで爽やかな活力あるスタイルに加え、クラシックな柑橘類、白い花、塩味のあるミネラルのようなアロマとフレーバーが特徴的です。

 

 ⚫︎イトヨリダイ

皮はパリっとして丁度良い感じ

 ⚫︎リゾット

桜エビ

 

 ★赤ワイン

フラッテリジャコーザ バルバレスコ バサリン レゼルバ

 

食事中にシェフが「20年くらい前に多治見市の蕎麦屋にいませんでしたか?」と、聞いてこられた。

 20年前で、多治見でまともな蕎麦屋といえば「井ざわ」しかない。当時は蕎麦前で一杯という感じで月に一度くらいは行っていた店だ。そこで「井ざわですか」と、聞いてみたら、そうだと言われる。 よく覚えていますね、ッと言うと 井ざわで働いていて メガネをかけた面長で僕によく似た人に料理と酒のマリアージュさせるという話が聞けたので覚えていたと。 

 

 ⚫︎メイン

滋賀のさかえや精肉店より仕入れた 北海道 様似 放牧牛 ジビーフ

 滋賀のさかえやも枝庫と熟成庫を完備した拘りの肉店

 いい肉でした

 

 ★赤ワイン

チェルバイオーナ ロッソ N.V.

サンジョヴェーゼ・グロッソ 70% メルロー 16% カベルネ・フラン 14%

 

比較的控えめな香り。フレッシュな果実感の中に微かにオレガノ、タイム、クミンなどドライスパイスが微かあり飲みやすい優等生風かな。

 

 ⚫︎パスタ

 

 デザートに合わせて久しぶりにグラッパ。

ブドウで作るブランデーの仲間ですが、ブドウの搾りかすで作るブランデー(マールブランデー)で、イタリアで作られるものだけに許される呼称)イタリアでは食後酒としてよく飲まれます。アルコール度数が高いので美味しい食事でお腹いっぱいになった後に時間をかけながら少量のグラッパを楽しむがイタリア流。

 (グラッパのアルコール度数は37.5以上60度まであるので飲む時に要注意。アルコール度数が高いと食道が焼けて癌リスクがあります。)  ほんのたまはいいかな。

 

 ★グラッパ ディ ブルネッロ   ポッジオ ディ ソット


【ブドウ品種】サンジョヴェーゼ グロッソ【産地】イタリア・トスカーナ州【ヴィンテージ】ノンヴィンテージ
イタリア赤ワインのNo.1にも輝いた実績を誇るブルネッロ最高峰の造り手によるグラッパ
 野薔薇の様な爽やかな香りを含み やや辛口のいい味です。少しづつ楽しみました。

 

 ⚫︎デザート

  ティラミス

 

どの料理もいい感じで美味しかったです。

 

 今晩は魚中心のイタリアンでしたが、私は鳥取県の倉吉市で育ち、食べる魚は日本海の荒海で育った生きの良すぎる朝獲れの魚でしたから、どれもおいしかった。大学は東京に行きましたが、しばらくの間 築地の魚は鮮度が悪くて食べられませんでした。その後名古屋に住みますが、名古屋は築地より魚が不味くて困りました。愛知県にも海があるのですが三河湾という内海で波が穏やかだからでしょう身に締まりがないのです。フグの漁獲量は日本有数ですが、フグも産地を聞いて三河湾産と言われると身に締まりがないから食べなかった。ただ、三河湾はシャコとワタリガニだけはおいしかったです。 

 近年は冷凍冷蔵技術も発達したので名古屋でも随分おいしい魚が食べられる様になりましたが、でも、魚が特に美味しかった今日は「サスエ前田魚店」静岡県の焼津産です。

 

 

  焼津の「サスエ前田魚店」が最高の状態に仕上げた魚をレストランが仕入れてちょっと調理して出すと言うことは、
 極論を言えば、レストランへ行く直前に全てが完璧にできているので、レストランの料理というよりサスエ前田魚店の料理とも言えるということだが、本来は店の料理人やシェフが自分の力量でやることだよね。ここまでやってもらうお店は自分の料理と言って良いのだろうか?。 

サスエ前田魚店というシェフの魚を提供する場になってしまうのじゃないか。だけどそのサスエ前田魚店を選んだのはこの店だし。

 などと、旨い魚を食べながら余分なことを思いながらまた口に入れる。 まあどちらにせよ美味かったから良いのですが。

美味しい魚と、ワインも沢山いただいてしまいました。  ご馳走様。

 

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montalcino (モンタルチーノ)

名古屋市東区泉2-23-9

 タウンマンション泉 1Fデザート

■電話番号

 052-982-8190

 薄陽さし

  木々の小影の

   さざなみと

 

 やがて消えゆく

     雪の波跡

今日は雪

 

  ふと

 雪景色の

 ランチがしたくなり カバノへ

 

白ワイン

 グラスの中に

  雪景色

 

 

 

 

 

 

 

 

一夜にて

 水墨に染め

   天の画家

 

窓の外

 枝に咲きたる

   雪の花

 はらりはらりと

    静寂の舞

 

雪を眺めながら

 静かに

  ゆったりと

 美味しく頂きました

  雪はうれしいです

毎日寒いですね、二月は、きさらぎ(如月)と呼ばれますが、なぜでしょう。

 

 寒いと誰しもどんどん重ね着をして着ぶくれになります。

天然繊維で温かいのはウールですが、殖産興業で明治12年に毛織物工場が初めて日本で作られ、一般庶民まで普及するのは昭和に入ってからです。

 次に温かいのは綿ですが、綿は大昔からあったと思われますが、綿花は温かい気候で育つので日本では中々定着せず、生産し流通し庶民が着用する様になったのは江戸時代に入ってからです。

 それ以前は麻等のそれほど暖かくない衣を着ていましたが、厳しい寒さを凌ぐにはそれらを、着て更に重ねて着るしかありませんでした。

 ここから「衣(き)更(さら)に着」というので二月は、「きさらぎ」とつけられたそうです。

 

 平安時代の貴族の館は神殿造りで、外は扉がなく雨風を防ぐ窓の代わりになる蔀戸(しとみど)や格子くらいしかついておらず、室内は柱のみで間仕切りとなる壁がほとんどないという、だだっぴろいワンルームのような造りになっていました。

風通しが良すぎてとても寒いです。

12枚重ねる十二単(じゅうにひとえ)でも寒くて、平安時代に赤染衛門が書いた歴史物語「栄華物語」には20枚も着込んで身動きのできなくなった女房の話が載っています。

 

 余談ですが、平安時代には「十二単」という名称は無く、単純に「女房装束」とよばれていました。

平安時代末期には、五枚が適当として五衣と称したようです。

時代が流れて 「十二単」は鎌倉時代の「平家物語」や「源平盛衰記」で初めて記録に登場した言葉です。

殿上人の奥様やお嬢様は絹製の薄衣(うすぎぬ)でしょうから、絹の薄衣は当時100万円以上はしますから、12枚も重ねると1200万円以上になりますね。

 漢字の「如月」は、中国最古の辞書『爾雅(じが)』に「二月を如となす」とあり、厳しい冬が終わり春に向かって万物が動き出す時季という意味が込められているそうです。

寒さ去り

 梅咲きはじめ

  目白鳴き

 日差しおだやか

   風のささやき

こんな午後が楽しめる頃に

 早くなればいいですね

 

立春を

 白無垢に染め

    今朝の雪

 

 …………………………

 

2025年立春(2月3日〜17日)

 立春の七二侯 立春初侯(2月3日〜7日)

  東風解凍(はるかぜこおりをとく)というのに

    今朝は雪

 

 3日後の立春次候(2/8〜2/12)は黄鶯睍睆(うぐいすなく) 

 

ウグイスの初音(はつね)が、春の到来を告げる頃なのですが、全国的に雪ですね

 雪が降ると大変なのに

でも 雪を見ると

 小さな子供の頃からいつも

  心がなぜか

   うきうきするのです

  皆さんはどうですか?

厳冬に

 ひっそりみのる

  赤い実は

  春待つ身にも

   ありがたき幸

 

 クロガネモチの実は、食べ物もない厳冬期には小鳥たちにとって貴重な食べ物です

 


 赤い鳥 小鳥


  なぜなぜ赤い

 
  赤い実を食べた

 

   作詞:北原白秋

      作曲:成田為三