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foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

 

 艶やかに

  艶かしくて

    艶やかに

 

   妖艶の花

    紅なる椿

 

 


 

 艶(あで)やかに

   艶(なまめ) かしくて

       艶(つや)やかに

 

      妖艶の花

        魅惑の女性

 

   花にあそぶ   紅椿

              周之介

 

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艶やか(つややか)

   つやがあり美しいさま。 「 -な肌合い」 「 -な黒髪」

艶やか(あでやか)

  (女性が)はなやかで美しいさま

艶(なまめ) かしい

    姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。

 豊田市美術館

『生誕一二〇年 人間国宝 黒田辰秋 木と漆と螺鈿の旅』

2025年3月15日(土曜日)〜2025年5月18日(日曜日)

 

 

黒田辰秋は京都の漆芸・工芸家で27歳の時には巨大な素晴らしい家具や素晴らしい漆細工を多数鍵膳に納めたり、民芸運動最初期から河井寛次郎などと一緒に仕事をしていました。 漆芸・工芸で最初の人間国宝です。

 私の大好きな作家で、3ヶ月前も京都国立近代美術館で同じ展覧会を観てきましたが、今回また、豊田市美術館で観てきました。

 京都国立近代美術館と同じタイトルの展覧会で、国立近代美術館とは会場の大きさも少し違うのですが、同じ作品が8割はありました。

 こちらも王様の椅子もあり(豊田市美術館では、会場には表示がなく、その説明は携帯で見ないと出てきませんが)、凄い木彫家具と漆作品 素晴らしいものばかりです。

 

 展示方法、作品説明は国立近代美術館の方が随分うまくできていました。(今までの豊田市も決して悪いわけではなかったですが。キュレーターのレベルやセンスの違いですね。相手は国立ですから揃っているのが当然ですが、センスさえ良ければもう少しいい感じになったと思います。)

 館内撮影禁止なので写真は撮っていませんが、先回京都国立近代美術館へ行ったときの模様をブログへアップしていますので、興味のある方は

「黒田辰秋展foo-d 風土」

 で検索されますと出てきますので、そちらをご覧ください。

 

 

すばらしい展覧会ですから皆様どうぞお出かけくださいね。

 先日投稿しましたが、豊田市民芸館では

「おいしい民窯 - 食のうつわ」 展が開催中ですから、あわせてご覧ください。車ですと1日で両館拝見できます。

 私は豊田へ行く時は両館を一緒に観ますが、いつも昼食は「手打ち蕎麦 くくり」へ行きます。

豊田市近辺の蕎麦屋では一番いいとおもう美味しい蕎麦屋です。11時オープンですが、それより早めにいかないとすぐ満席になります。

花さけど

  人影もなき

   梅林は

 ありがたきかな

  我と犬のみ

 

 

 満開の

  梅の香りに

    首輪とり

   我が庭のごと

    走りよろこび

  〈西行梅露庵にて〉

 梅林を

  我が物顔で

   走る春

 

  〈西行梅露庵にて〉

豊田市民芸館

「おいしい民窯 - 食のうつわ」 展

  令和7年1月11日 (土) ~ 5月25日 (日)

 

  案内より

「民窯(みんよう)」とは、日々の生活のなかで使う器や道具などを焼く窯、またはそのやきもの自体を指します。本展では愛知県の瀬戸焼をはじめ、 当館が所蔵する日本全国の民窯の食にまつわるやきものを一堂に会します。 民窯のうつわには用途に合わせて形作られた自然の造形美が宿っています。 日本各地の民窯を訪ね歩くように、諸国の気候や風土が育んだやきものたちの素朴な美しさをご覧ください。

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 日本には100以上の民窯がありますが、この展示会では表記の地図のように代表的な民窯50箇所のものが出品されています。

 紹介されている作品は、飾る為に作られた豪華な美術品などものではなく、日本各地のその風土で、使うために作られたものばかりで、民芸運動創始者の河井寛次郎や濱田庄司、バーナードリーチ等と日本各地の民窯作品ですから気分もゆったりと見られます。   

 私の故郷は鳥取県倉吉市で、父の実家(伯父)は河井寛次郎や濱田庄司、バーナードリーチ等民芸運動の創始者や、弟分の棟方志功などが度々来たり、倉吉市で芸術家が集まるサロンのようになっていました。父はその影響もあり染織家で、私の家も日本各地の民芸品が沢山ありました。

 夜になると毎夜様々な方たちが訪問され、食事と共にお酒を飲みながら芸術談義などを夜遅くまでされていました。家族と父のお弟子さんとお客様で毎晩8~12、3人一緒に飲みながら会話をしながら食事をしていましたから、いつもたくさんの食器が要り、使うのはどれも民芸陶器ばかり。そういう環境の中で育ったものですから、この豊田市民芸館の展覧会の作品はとても懐かしく、あまりにも身近な存在でした。

 子供の頃からの影響で、岐阜県恵那市へ住むようになってから現代も民藝陶器ばかり使っております。

 今回出品の代表的な民窯50箇所の中で、私が今までに訪問した民窯を数えてみると、

栃木県益子焼 石川県九谷焼 福井県越前焼 愛知県瀬戸、犬山、常滑  岐阜県美濃 三重県伊賀 滋賀県信楽 兵庫県丹波立杭 鳥取県牛ノ戸 島根県袖師、布志名、湯町、出西 愛媛県砥部 沖縄県壺屋、読谷焼の18箇所、約三分の一強は行っていました。

 まあまあの数字ですが、これではまだダメですね、せめて半分以上実際に訪問して勉強しなくてはと思います。

 現在私のギャラリーで飾ったり普段使っているものは、上記訪問した18箇所の民窯と、石川県大樋焼 鳥取県因久山焼 佐賀県伊万里、大分県小鹿田 福岡県小石原等の民窯で、上下レベルの差はありますが全合計24箇所、今回展示50ヶ所の約半分もありました。

こうやって書き出してみると思った以上に沢山ありますね。

 しかし、会場はゆったりと広くより美しく陳列してあります。拙宅の貧乏ギャラリーは狭く隙間なく置いているので器がちょっとかわいそう。ここの様にゆったりと陳列できたら器たちにもどんなに良いかとおもいましたが、家を新しくするわけにもいかず、申し訳ないですがまあ仕方ありません。

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 皆さん、ぜひこの展覧会にいかれて、日本各地の器にその郷土の野菜や料理が盛られたことを思い浮かべながら観て感じて楽しんでいただけたら、民藝を楽しむ一人として嬉しく思います。

 そして帰り際に、第二民芸館内に現代の民窯作品が販売されていますから、それらと展示されていた作品を見比べてみてください。

販売されているものは上記の民窯の何代目かの方やお弟子さんのものであり、同じく庶民の使うための器ですが、現代の作品らしく、今風に変化しています。

 それらは、どっしりとした温かみや深みより、

やはり現代らしく、軽く薄くなっています。

重さだけでなく、土も釉薬の色もなにもかも。釉薬も現代物で、より科学的。

軽くならなくても良い釉薬の深みさえも浅く軽くなっています。

 軽い世の中には この軽さがウケるのですね。

 どうみても現代の作品  世相を現しています。

時流に合わせて民芸も変化していきます、

 次の時代の民芸はどう変わっていくのでしょう

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「おいしい民窯 - 食のうつわ」 展

 令和7年1月11日 (土) ~ 5月25日 (日)

豊田市民芸館

 愛知県豊田市平戸橋町波岩86-100

  0565-45-4039

 春うらら

  穏やかな風

     椿咲く

 

 長閑な午後

  椿林を散策

   春の微風が

    気持ち良い

風と遊び

  青空と遊び

    鏡と遊ぶ

   心も遊ぶ

    好きな場所

 

 

 色の浮遊│3つの破裂した小屋 [2003年]

     ダニエル・ビュレン作

 

3つの小屋の内側は、それぞれ赤、黄、青。外側はいずれも鏡張りになっています。まわりを見渡してみると、原色の色彩とともに、さまざまな景色が同時に目に入ってきます。美術館の建物だったり、その内部だったり、あるいは庭園の緑だったり。それぞれの小屋の四方には、飛び出した扉のようなものが立っていますが、ちょうどそれと同じように、いろいろなものの外側と内側が、鏡をとおして出たり入ったりしています。 作者のダニエル・ビュレンは1960年代の後半から、美術館のなかだけでなく、街のなかでも作品を展開してきました。豊田市美術館のために制作されたこの作品では、谷口吉生による建築の規則性を読み解き、その内と外と混ぜ合わせ、新鮮な空間体験を生み出しています。

 

森のごちそう隠れ家ジビエレストラン

    【zoi】ゾイ  2025/3/20

  Concept

 『店名である「ゾイ」はギリシャ語で「生命」を意味します。私たちは獣害対策という名の下に廃棄されている野生動物の多さを知ったことから始まりました。

ジビエの美味しさをもっと広げ 廃棄される野生動物を減らしたい。

ギャラリーだった古民家を改装し、自然溢れる落ち着いた店内はまるで森の中に迷い込んだ空間を演出。非日常的な空間とジビエ料理を存分にお楽しみください。

当店では自社ファームにて自然栽培している野菜やハーブをはじめ地産地消を目的に地元契約農家さんのこだわり食材 姉妹店「GRANY」のオーガニックや無添加素材 森、山、川などの大自然の恵み、旬の食材をジビエと共にお楽しみいただくために、山間部の珍しい山野菜や自社で育てた無農薬米、原木きのこ、飲料水には湧水を使用するなどジビエ以外の素材にもとことんこだわった約50種のアラカルト&コースメニューで森のごちそうをふんだんにお楽しみいただけます。  

 季節を楽しむ、身体が喜ぶお食事を提供してまいります。』

こういうお店です。

 

 半年ぶりにシェフに

「今度伺いますが、ジビエで美味しくて、何か変わったものおもしろいものありますか?

何が入荷するかわからないので値段もお任せしますから旨いものをお願いします、ただし、食べ過ぎると味覚が鈍るので一品あたりの量は軽めにお願いします」と電話。

「(微笑んだ感じで)何か用意しておきます」

と言う感じで

数日後、豊田市美術館で黒田辰秋展を堪能してから伺いました。

 

 今まで、日本各地及び世界各地で、月輪グマ・日熊・鹿・蝦夷鹿・兎・猪・瓜坊(猪の仔)・猿・穴熊

雉・鴨・合鴨・烏骨鶏・ピジョン・ヤマドリ・スズメ・カラス

蜂の子・ビビ(蚕のサナギ)・栗虫・イナゴ・ザザムシ・セミ・カブトムシ・サソリ等、ジビエやちょっと変わったもの様々食べてきましたが、

 ジビエは臭いとか言われる方が時々おられますが、それは未熟な漁師や解体業者によることが多く、優秀な猟師は的確な場所を選んで撃ち、その獲物に最適な解体、熟成を行われるので、臭みは少ないです。 また、自然の中で動物の食べる食料は春夏秋冬変わり、それにより動物の味も変わります。

 四つ足ではイノシシの小供の瓜坊が特に美味しく、秋にどんぐりを食べて育ったものより、草などを食べた夏に獲れたものの方がやや脂は少ないですが臭みも優しく脂ぎってもいなくて特に美味しいです。鳥もどれも独特の美味しさや特徴があり美味しいものが多いですね。

 昆虫では蜂の子は美味しく次に栗虫。それ以外では中国内陸部で食べたサソリは身も腕も細いので唐揚げにするとカラッと揚がりチョリチョリと香ばしくとても美味しくてビールの共に最高でした。

 

今回はどんなジビエが食べられるでしょう。

シェフに値段も料理もお任せのジビエディナー 何が出るでしょう楽しみ。

 

さて、店内に入りテーブルに案内され

 

テーブルの横には軽いおつまみが置かれている

 

 

まず、ビールを一口

 スプリングバレー芳醇

ちょうどいい感じで物が入荷しましたと言われ

 まず一品

トドとカレー風味のでラタトゥイユ

トド 北の海の大きな海獣だ

赤身の美味しそうな色のもも肉

トドはクジラと同じ海にいる海獣だが鯨とはまったく違う味。まして豚肉や牛肉の味でもない

独特のスパイスブレンドが感じられるようなサル肉の味をほんの少し足した様な味

 

前菜8種盛り合わせ

 足助の自社養殖鱒のエスカベッシュ

 (地中海沿岸の国々で供される から揚げを酢漬けにしたマリネの一種)

 鹿パテ

 合鴨レバームース

 猪コトレッタ(カツレツ)

 イノシシ頬の生ハム

 合鴨のスモーク

 

これに合う赤ワインをお願いした

ヴェルデシィオ・ティント オーガニック (2020)

 スペイン

 葡萄品種 100%モナストレル

認証 オーガニック

熟した果実と花の香りが非常に強くフルーティーで滑らか。甘みと熟成したタンニン、バランスのとれた酸味、程よい余韻。

 

フォカッチャ

カンパーニュ

 

テンプラニーニョ

パンデキス

シェーブル

シェーブルブルー

 

ワインの供にいいね

菊芋とゆず味噌のスープ

トマトソースのパスタ  フィットチーネ

 

鱒のフリット

 粉は強力粉とセモリナ粉

 

 

 

バタフライピー(蝶豆)とグレープフルーツのグラニテ

鮮やかなブルーのグラニテ

 

メイン1

鹿のロースト

 

メイン2

アライグマ

 

 初めて食べるが、脂のある繊維の多い身の肉なので濃厚だが臭みはそれほどなくおいしい。

おそらくもも肉の端に近い部分だろうと思え、筋があり少し食べ辛かったが、ももの中心部か別の部位か、なければ筋切りをきちんとしたならいい肉だろうと思える味

 

デセール

​​​​​​​

木苺のアイスクリーム

グレープフルーツのムース

グラノーラのチュール

エスプレッソW

害獣駆除で獲られた動物たち、本来は人間が原因であり害獣と呼ばれる筋合いではないのですが、大切な命を殺めているので、こちらもそれら動物に感謝しながら大切にいただきました。

今回は、トド、鹿、イノシシ、合鴨、アラグマ、様々なジビエをいただきました。

ご馳走様

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森のごちそう隠れ家ジビエレストラン

 ゾイ【zoi】

愛知県愛知郡東郷町和合林清池90-

 そよ風に

  光やさしく

   梅の春

 

 

 

 豊田市美術館と豊田市民芸館へ行く時のお昼は

いつもの様にくくりへ

 

 

こだわりの内装は亭主自ら友人たちと共に作られたもの。

器にもこだわりがあり、棚には新々陶芸家の作品も販売されている。

 

 

くくりランチ

 前菜 天ぷら 二八蕎麦 甘味

2350円

 

 前菜三品

ここの前菜は中々良いので、

こういうものがあるからお酒を頼んでしまう

日本酒メニューに義侠があった。 義侠は良い酒を醸す。

愛知県では「西の義侠・東の蓬莱泉」というくらい昔から良い酒を醸す醸造元であり(私が一人で言っているだけかと思ったら昔から愛知の酒を飲んでいる方でこう思っておられた方もいらっしゃった)

 全国でも良質な酒造好適米が栽培される兵庫県東条町産の「山田錦」の農家さんと単純に契約するだけでなく、「酒造りは米作りから」と、 蔵元自らが一緒に田んぼに入り、契約農家さんとともに品質改善に努めるという徹底ぶり。収穫後は、すべて自社で精米し、仕込水には湧き水を用いて、全量が純米仕込みの日本酒「義侠(ぎきょう)」を造り上げています。

純米酒以上の酒だけ醸造し、日焼けを防ぐのと醸した日がわかるように当日の新聞紙で包んで出荷を最初に始めた醸造元です。

これのグラスを1杯注文した。

 義侠 純米原酒60%おりがらみ 

 愛知県愛西市日置町 山忠本家酒造

使用米 :兵庫県特A地区産山田錦

精米歩合:60%

使用酵母:9号

派手さはないが、肴とよく合い 旨み十分 いい酒だ。

冷やからぬる燗の温度帯でいい感じで飲める酒

 

 天ぷらは海老と帆立が選べるが、天ぷらは海老の方がおいしい。

しかしバナメイエビだったら嫌だな。(バナメイエビは市場での流通量が多く、スーパーのむき海老として販売されているものの中心で、安い海老天やエビフライ等によく使われるが、身が柔らかくフニャっとして少しヌルッとして少し甘味はあるがちょっと独特の味で美味しくない)

 天麩羅屋や蕎麦屋で食べる理想は車海老かサイマキエビ(車海老だその小さなもの)だが養殖が大部分でそれも高く、天然物だとすこぶる高価。普通の店のランチでは全く無理だが、バナメイエビ以外であることを祈って注文した。

蕎麦は見ただけでどこのものかがわかる細長い輪っかのように畳んである独特の盛り方。

 戸隠そばの盛り方である「ぼっち盛り」。

従って この店の亭主は戸隠流忍術の信州北部の戸隠で修行されていて、蕎麦粉も戸隠産だということがわかる。

 さて、出された海老天麩羅は海老らしいプリっと感もあり車海老より味は少し薄いが良い方だと思う。バナメイエビでなくてよかった。

デザート

りんご 蕎麦プリン

 

美味しかった ご馳走様

 

くくりはいつ来ても安心して食べられる。

ただ、予約不可で11時オープン丁度に行くといつも満席で待たされる。

 

 

 帰りに海老のことを聞いたら「ブラウン海老」とのこと。

ブラウン海老は車海老科の海老で、バナメイエビやブラックタイガーなどとは違い、おいしくて輸入冷凍エビとしては古い歴史があり、日本料理では寿司、和食で需要が高かったのですが、漁獲量が激減して近年は見る機会が少ないそうです。

カウンターのお寿司屋さんや、百貨店の天ぷらに使われる上等なエビは以前はこの海老でした。

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手打ち蕎麦 くくり

豊田市竹生町4-58

0565-77-7037

営業時間

ひる 11時~15時(LO14時30分)

よる 17時30分〜20時30分(LO20時)※夜は土日のみ営業

定休日

毎週月曜と第3火曜