だめ人間のたのしい余生



ときたまつぶやく[PC / mobile ]


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移転

移転しました。
http://yanofilm.exblog.jp/
 
2005年から始めて早5年目になりますが(2008年3月以前の記事は消してしまったけど)、
これでamebaともバイバイです。
理由は、何度も言ってると思うけど、
「amebablogむかつく」からです。
いろんなところを試してみたら、
amebloはとても使いやすいってことにも気づいたけれど、
でもやっぱり不親切だしむかつくので、移転します。
というか、まずamebloからのエクスポートが大変だった。
それでまたイライラして、同じamebloの別アカウントにインポートしたら
これまたえらく時間かかったりで、イライラスパイラル。
 
当blogをちょいちょいチェックしてくれた方など、
もし…万が一いらっしゃったら、上記移転先の方でも変わらずご愛顧ください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

『川の底からこんにちは』/『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』

FaceBook始めました。と言うか、登録しただけです。
でも、友達0人です。
だから、まだ全然使い方わかんねえです。

twitterも相変わらず、知り合い全然いねえです。
大学院のプロジェクトのUst配信を毎週火曜日にやってるので(休校日除く)、ちょろっと気になる人は、そのときだけでもツイートをチェックしてください。ドキュメンタリーについて、映画や写真専攻はもちろん、絵画や彫刻を専攻している人も含めて議論してます。twitterアカウントがあればコメントもできるんで、議論に参加してくれる人が増えればなー、と思ってます。
と言うか、mixiボイスやるならtwitterやれよ、と思わなくも無い。mixiボイスは嫌っ。と言うか、mixiボイス非表示にできないのか。
 
 

映画と演劇の感想書きます。たぶん、小説のもちょっと書きます。
ネタバレ、あると思います。
 
 
『川の底からこんにちは』
石井裕也監督の作品。pffスカラシップ。
石井さんの長編映画は、全部観た。それも、全部劇場で。『君と歩こう』だけまだ観れてないけど。
 
あらすじは、公式サイトとかに任せます。
 
感想。
冒頭はちょっとつらかった。
あの会話のテンポは、今までの映画もあったけど、今回のはちょっと役者がハマってない感じ。
それは、石井さんの映画って、結構スターシステムみたいなものがあって、だから、なんか初めましての役者さんには、どうしても違和感を覚えてしまったのだと思う。
さすがなのは岩松了さんと志賀廣太郎さん。どっちも、普段からあーいう台詞回しをする脚本をやってるからかなー。
それ以外は結構よかった。
ラストシーンなんて圧巻。と言うか、ラストシーンはすごくいい。喪服姿でキレて、感情吐き出して、ちょっと罰当たりなことをして。
でも、それ以外は「結構よかった」って言う、「結構」なんだよな、なんだか。
『剥き出しにっぽん』とか『反逆次郎の恋』ほどのパワーは、なんかな、感じなかった。
それは、少し寂しかった。
サワコ(満島)とカヨコ(娘)のやり取りは、全般的に面白かったな。これはよかった。
幼稚園行くときの「突撃!」も、人物像とか心境とか全部伝わってきて良かった。
あと、これ書いて思ったのは、もっと「家族の物語」を観たかったような気がした。田舎に引っ込んでからが面白くて、そっちがもっと描かれたらよかったのに、と。
「一人の女」に寄りすぎだったのかなー。でも、これは単純に自分の趣味の問題かも。だから、前半がちょっとつらかったのは、本当に、本当で。そこにどうしても意識が寄りすぎてるところはあるけど。でも、それくらい、前半はつらかった。OLの給湯室とか、お腹痛くなるくらい。
ラストに向かって良くなって行くからこそ、前半もうちょっと上の位置から始まって欲しかった、ような。尻上がり過ぎたのかもなあ。
 
観たのが、先週くらいなので、忘れちゃったこともあるけど、そんな感じ。と言うか、だから感想が素人臭すぎてごめんなさい。
『君と歩こう』は、渋谷だと来週までなので観るつもり。実はこっちの方が期待大きい。
石井さんと久しぶりに話したい。
僕のこと覚えてないだろうけどなー。mixiも退会してたし。
そういうのが恐くて、トークショーとかも行けない感じ。チキン野郎でごめんなさい、な。
 
 
 
チェルフィッチュ『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』
 
チェルフィッチュとの思い出は、2年ほど前に遡ります。
『フリータイム』。トラウマ、もう。
友人に誘われて、大嫌いな六本木へ行って、5~6000円くらい払って、観て、途中ちょっと眠そうになって、飴屋法水さんとのトークショーでしらーっとした気分になり、帰った、思い出。
二人で六本木を無言で歩いていて、やっとどちらかから出た言葉が「コンテンポラリーな感じね」と。
 
2年経って、色んな演劇観たし、映画も勉強して、いろんなこと考えて、大学院の教授が映画の公開中に主宰の岡田さんと対談したりとかもあったし、僕としては「そろそろ行けるかな、チェルフィッチュ」という気分で、リベンジも含め、先週の月曜日、観に行った。
そのときの友人は、「俺は二度と行かない」と言ってたけど。
 
で、めっちゃ良かったです。
単純に面白いし、岡田利規さんがやろうとしていることも感じ取れたし。
ちなみに『フリータイム』は友人曰く不評だったらしく「その後、公演の度に叩かれまくってた」とのこと。
で、今でもやっぱり、『フリータイム』は失敗作なんだと、僕は思ってる。本人的にはどうかしらんけど。
今回は、三つの戯曲が連なって構成されていて、さらに公演時間も1時間ちょい。『フリータイム』なんか間に休憩挟んだりしてたけど、岡田さんの戯曲だと1時間ちょいくらいがちょうどいいかもしれない。
すごいなー、とまず思ったのは、照明の使い方が上手い、と言うか、効果的に使ってた。ハイライトで人物がっつり当てて、壁に強い影を作ったりするんだけど、それが妙におかしい。戯曲の流れと合わせて、スイッチされていくんだけど、毎回そういうやり方をするわけでもなくて、これもバランスが良かった。
ハコ(劇場)選びが絶妙だな、と。これは、『フリータイム』も今にして思えばそうなんだけど、今回はラフォーレミュージアムで、大きすぎないし、けど舞台と客席の距離感も程よく保たれてる。ちなみに、前回は六本木のSuperDeluxe(違うかも。DXはついてた)で、これはクラブみたいなところなのかな、それを客席で舞台を挟み込むようにして観る形だった(ゴール側が壁とDJブースになったサッカー場みたいな形)。大きさは実際行ってみないとわからないと思うけど、とにかくチェルフィッチュって、いくら名前が売れているとは言っても大劇場でやるようなものではないし、かと言って目の前でやられても作品に入りづらいような気がする。そういう意味で、前回今回ふたつとも、いい距離感だなー、と。最近、ゴジゲンを吉祥寺まで行って観たけど、あれはちょっとでか過ぎだと思った。もう二回り小さい劇場でいい気がしたわけで(と、友人曰く「それは結構言われてる」らしい)。
戯曲に関して言うと、一度観てるから「こういうもんだ」ってわかりながら観られたのもあるけど、今回は『会話の機能的利用』を感じることができた。とにかく台詞を繰り返す。仮にAとBの会話だとして、まずAが延々喋る、同じ言葉を繰り返したりしながら、喋る(その際の身体表現に関しては、ちょっと難しくなって自分でも混乱しそうなので今記事では割愛)。Aが喋り終わった後、Bが喋る、Aの言葉に答えるように、しかし、噛み合っていないかのように、喋る。これって、ピカソの絵画で、顔のパーツを分解して描く、たとえば『肘掛け椅子に座る女』のような、そういう作品があるけど、これに通じるものがあると思う。会話ってそうだよな、とも思うし。僕らは、会話をしていて、噛み合わせようとするのだけど、どこかで自分の話したいことを話そうとして、変な齟齬を生むときがある。そういうことを考えた。
これって、『フリータイム』でもこういうアプローチはしていたのか、ちょっと気になる。全然思い出せない。と言うか、結構忘れたい記憶だったからな、『フリータイム』って。まあ、どうなんだろう、僕も『フリータイム』は二度と観たくない。
こういう風に感想を並べると、ああなるほどこの演劇は演劇の特徴を最大限生かした純粋な演劇だな、と思えた。
今回の公演に限ってかもしれないけど、それと、僕は映画と演劇を意識的に乖離させるような必要はないと思っている立場なんだけど、でもそう思えた。
『ホットペッパー、(以下略)』は小説としてはあまりに話しが進まないし、役者の身体表現は小説化はできないだろうし、しても意味を持たない。
たとえば、じゃあ漫画だったら、と思っても、あれは動いている様が意味を生むのであって、やはりコマとコマの間を描き続ける覚悟でもなければ、無理だろう、と。
映画(映像)でも、やっぱりダメなんですよ。映像でも、小道具や背景は極力排除して、カットも割らず、そうすればこの演劇に近づけることはできるかもしれない。けど、そんなのみても何も面白くない。音楽でもつければ観れるかもしれないけど、それはこの戯曲そのものの意味を削ぐからなー。演劇を映画化することは可能だけど、この公演に関してはやっぱりそれは無謀すぎる挑戦になってしまうよなーと思った。
久しぶりに、「演劇って、こんなのもできるんだよな。ずるいよな」ってのを観た気がする。まあ、それで言ったら、ままごとの『スイングバイ』も良かったけど、「ずるいよな」までは行かなかったから。
 
と言うわけで、チェルフィッチュ良かったです。リベンジ達成。それか、チェルフィッチュ復活。わかんないけど。
まあ、僕自身が成長して、或いは演劇リテラシーみたいなものが多少身についたのだとしたら、それもうれしいかな、と。
 

でも、演劇って面白いなー、と思ったのは、少なくとも僕は演劇を観るとき「積極的に笑おう」とするんですよね。
映画を映画館で観るのもいいけど、演劇を生を観るのは映画とは全然違うことに気づいた。
映画は、舞台挨拶とかは別だろうけど、製作者がその場にいないわけですよ。
でも、演劇はいままさに、目の前で演じてる。当たり前だけど。
で、僕も金払って観てて、やっぱりいい公演を観たいわけですよ。
だから、どこかちょっと「演じ手をノセよう」としている。
もちろん、面白いんだけど、我慢できないほどの笑い、ってそんなもんは滅多にないわけで。
映画は、黒木和雄監督の遺作を観たときなんかは、会場で拍手が巻き起こったりしたけど(舞台挨拶とかじゃない、平日に)、でも基本的には面白くても、逆にあんまり声あげないようにするから。
まあ、面白くなければ笑わないし、「なんか違うな」って思うと「積極的に笑おう」という気持ちはなくなるんだけど。
逆に考えれば、僕なんか、自分の映画を上映するときその会場にはいたくないもんな。
 
ダイレクトな反応として笑いはわかりやすくて、「だから、コメディが多いのか」って思ったりもしたし。
だからって、笑いがなきゃダメか、って言うとそうでもない。
『ホットペッパー、(以下略)』笑いが無くても面白かったと思うし、だけど『フリータイム』は全然笑えなかったな。『フリータイム』のときは、笑えない=つまらない、って思い込んだりしたのかなあ。
そういう意味では、「笑いを生まない演劇」なんかも観てみたいとは思うんだけど。どうなんだろう。
 
まあ、演劇に関しては門外漢なので、この程度ですが。そんな感じです。
 
 
 
小説は西加奈子『炎上する君』、坂口安吾『白痴』、あと何冊か読んだけど忘れた。まあ、いいや。
安吾やっと読めた。2~3年かかった。読んでは新刊買い、読んでは新刊買い…を繰り返してたから。
西加奈子は、新たな一面。面白い。
安吾の『白痴』に絡めて、いろいろ書きたいと思ったけど、ちょっと難しい。でも、これは割と、新しい戦争観を得ました。戦争観というより、「あ、当時の人はこう考えてたのか」って言う、意外な発見を。
この勢いでどんどん安吾読めたらいいな。あと、『不連続殺人事件』と『堕落論』(随筆)が残ってる。
なむなむ!

神聖かまってちゃんとはっぴいえんどとけいおんと銀杏BOYZ

今日は調子に乗ってます。
このまま乗りに乗って、サウザンクロスにでも行けるかしら。
あー、プラネタリウムに行きたいです。
どこでやってるのが一番近いんだ。
気球大会にも行きたい。あしたあさって、羽生であるのだ。
 
最近、夜の徘徊をしたくて、でもただ歩くだけじゃ飽きちゃうし、本を読みながら歩くことはできないし、じゃあ音楽だろうと思って、しかしずーっとMD派だったのだけど、ちょっと夜の徘徊をするときは携帯電話も財布も持ちたくないほど軽装でいたいので、MDは邪魔だし80分経ったら終わっちゃうから、なのでipod買った。
で、とりあえず手始めに神聖かまってちゃんとはっぴいえんどとけいおんの曲と銀杏BOYZを入れた。
つまり、今日は手当たりしだい音楽動画を掲載しようという趣向。
 
入れてみると、なるほどどれもロックだな、と。
これはもうロックだ。けいおんも、かなりロックです。
はっぴいえんどの『颱風』なんて、当時大瀧詠一や松本隆がいくつくらいなのか知らないけど、すごく尖がってるなーと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=PwLxtNfkTCk
これはすごいですよ。細野晴臣や大瀧詠一は日本語ロックを標榜してなかった、なんてwikipediaにはあったけど、これはめちゃくちゃかっこいいよ。
 
はっぴいえんどで今のところ一番好きなのは『暗闇坂むささび変化』と『愛餓を』です。

http://www.youtube.com/watch?v=s3IEdUOSN_M
 

http://www.youtube.com/watch?v=QGhongw0KsA
『愛餓を』とか、THE BLUE HEARTSの『キューティーパイ』(円周率をひたすら歌う歌)を連想するー。
『暗闇坂むささび変化』の世界観なんて天才だと思うわ。
『風をあつめて』は徘徊をするときには夜だろうが昼間だろうがベストマッチだし、『風来坊』はいいな!『風来坊』もいい!
折りしも今年は松本隆の作詞活動開始40周年とかで、コンピアルバムなんかも出るらしいので、これを機にはっぴいえんど再注目とかありそう。
 
神聖かまってちゃんは、基本的には3月11日の記事で触れたので、動画が見たければ全般的にそちらで。

http://ameblo.jp/flyhigh-dandy/entry-10479585006.html
 
『ちりとり』だけLIVE音源しかそのときは無くて載せられなかったので、載せます。

http://www.youtube.com/watch?v=gMK8nV0crXk
「あなたは僕の心をちりとってしまった」「僕もあなたをちりとりたい」「奥まで」って、ここだけ切り取ってもめちゃくちゃいいな! いいけど、そこに至るまでの道のりもいい。
こんなに切実に歌っている声って、なかなか聴けないよ。
 
なんか、友人が今度、彼らと名前忘れたけど何とかってバンドの対バン?ツーマン?ライブに行くらしくて、めちゃくちゃ自慢された。
言っておきたいのだけど、神聖かまってちゃんは「悔しいけど、すげえいい」とは思うものの、音楽性はそんなに好きじゃないし、言ってしまえばここ数年の若手バンドで間違いなくナンバー1だと思うとは言え、こんなのがいつまでも続くとは思えない。神聖かまってちゃんは、聴けば聴くほど短命に終わりそうなバンドだ。理由は、解散か死か売上不振かわからないけど、絶対に長く続かない。でも、とにかくすげえいい。
趣味としては、『ちりとり』と『ぺんてる』と『23才の夏休み』と『ゆーれいミマン』の方がいいなー、と思いつつ、『ロックンロールは鳴り止まないっ』にはの子氏のセンスが集約されているような気がするので、まずこの曲から聴かせたいなと思ってる。
 
【書き忘れ】
そういえば、神聖かまってちゃん、メジャーデビューらしいです。ね。
ワーナーから。
で、インディーズで、『夕方のピアノ』を出すらしい。
ここまでは規定路線だと思うんだ。「メジャーから声がかかる」というところまでは。
その先、どう転がるかは、よくも悪くも、の子次第なんだろうな、このバンドの場合。そういうところが、いいんだろうけど。
 
 
けいおんの第二期はくそつまんないですね。
なんか、最初のシリーズはまだ「入学して、軽音部に入って、ギター買って、合宿して、ライブして…」って流れがあったからストーリー的に追えたけど、今回はもう「完成された場」みたいなのがあってそういう意味ではくそつまんない。
それだけに、京アニの演出の上手さが際立って、しかもなぜかアニメのオリジナルストーリーの方が面白いので、なんだかんだ毎週見ちゃう。
あと、相変わらずテーマ曲、良すぎ。ギターソロのテクニックとか、始めて1年やそこらの女子高生として現実的なのか?
結局、好きなんだ。早くLIVEシーンが見たい。
 
『カレーのちライス』って曲がすごくて、これはマーティ・フリードマンも一定の評価をしてた。
曲もそうだけど、歌詞がよくて、ざっくり言うと「大人ぶって中辛のカレーを食べてみるけど、辛くてやっぱり甘口を食べたい」って歌。

http://www.youtube.com/watch?v=ViyXfgOCYYc
マーティの言葉を追う形になってしまうけど(検索すれば出てくると思う)、めちゃくちゃかっこいい曲に、歌詞と歌声がいいバランスでミスマッチしてるのが本当に素晴らしいと思う。
女子高生のリアルなんてものがどこにあるか知らないし、この歌の場合は女子高生ってより中学生か小学校高学年程度の感じはするけど、こういう切り口はアニメソングと言うだけで馬鹿にできないくらい面白い。
ロックが、ロックたり得るなら、けいおんの音楽ってのは本当にロックだなー、と思うんだ。しかしロックって何なんだ
 
そういえば、ガールズバンド的な系譜を考えてみて、僕は案外と扇愛奈とかSCANDALの『DOLL』が好きなんだなーとか考えたりする。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1870201
『スタンプラリー』扇愛奈 ニコニコ動画しかなかった…
SCANDALの『DOLL』とか、彼女たちの他の曲は良く知らないけど、こればかりは衝撃だった。この人たちも、パフォーマンスのレベルと歌詞がアンバランスで、それが良かったなー。パフォーマンスは本当に寒いと思うんだが。
「私、もっと遊んで、もっと愛されたい」って、これをクレジット通りならメンバーの一人が作詞してる。まだ活動してるのかな…と思って、調べてみたらガツガツやってた。
むしろ、天才たる扇愛奈の方が風前の灯火だったぜ…ガールズバンド結成したらしいので、ちょっとチェックしてみる。最近の曲聴いてみたい。
 
 
地元に帰って、夜中、12時とか2時とかだったんだけど、1~2時間くらい歩いてたんだ。
そのときに、銀杏BOYZの『青春時代』を聴いていて、軽く泣きそうになった。
夜中の田舎なんて、本当にちらほら車が通ってるだけで、街灯もほとんどなくて、終電前だってのに街はその機能を既に停止させているとさえ感じられる。
歌詞には、「大地参頌が流れるグラウンドに初戦で負けた野球部の涙が詰まっている。僕は何かやらかしてみたい」とある。
歌詞には、「可愛くて憧れだったあの娘が今じゃ歌舞伎町で風俗嬢」「PK決めて英雄だったあいつが今じゃ小さな町の郵便屋さん」とある。

http://www.youtube.com/watch?v=fT6iKusdVYg
田舎は、夜になると本当に真っ暗だし、人もいなくて何もなくてやっぱり嫌だな、とかそういうことを考えるんだけど、やっぱりあの街が僕の生まれ育った街で、そこで18年分の悔しさとか寂しさとかそういうのを、積み重ねたんだなーとか思うと、捨てきれない気持ちを再確認せざるを得ないわけで。
 
あとは、『夢で逢えたら』とか『援助交際』。

http://www.youtube.com/watch?v=7vRWEy7Nehk
 

http://www.youtube.com/watch?v=Y2MGtwB-oFc
 
峯田くんの目は優しすぎて、だから銀杏BOYZは、どうしてもいつでも聴いてられないんだけど、でも不安定なときはこういう切実な歌が聴きたいんだ。
ベタだけど、『ソラニン』の曲を峯田くんがやってくれたら、まだ観に行く気になれたな。『色即―』とあまりにも被るから避けたんだろうけど。
ちなみに、僕は世代的にはやっぱりGOING STEADYなので、銀杏BOYZ以降に作られた曲はあまり明るくない。そういうわけで、誰か、いいのんあったら教えていただきたい。
 
 
 
5月2日は、忌野清志郎の命日でした。
特に何かをしたということはない。
ただ、いつまでもありがとう。

『息もできない』『あのとき始まったことのすべて』感想

昨日の記事なんだけど、結局なにが言いたいかっていうと、「僕らは『自ら情報を取捨選択している』とか考えているけど、そんなことは実はできていなくて、恣意的な意思にどうしても動かされてしまうものなんだ。例えば、どんな大きな事件でそれが今なお進展しているとしても、マスコミがそれを扱わなければ世間的には風化されて、自分自身も忘れてしまう。それは、仕方のないことで、しかしそういうことに気づいてさえいれば、ほんの少しだけどまだ反抗し得る可能性を残せるはずじゃないか」ということです。言ってみたけど、全然まとまってないがな。
とにかく、twitterやUstreamの隆盛で情報拡散の社会になっていく一方、血液型の性格診断を信じる人間がマジョリティ側であったり、茂○木健○一郎みたいな詐欺師が公共放送で番組持てるような時代。僕は何か叫びたかったのだ。
 
 
映画と小説の感想書きます。
いつまでも、最新の記事が『おっぱい』とか嫌なんで。
めちゃくちゃネタバレすると思います。今から書くのでどう転ぶかわからないけど。
 
『息もできない』
監督の名前知らないです。韓国の人です。
めちゃくちゃ周囲に薦められて、絶賛の声もtwitterとかで聴きまくって、ついに教授まで「観た? めちゃくちゃ薦められるんだけど」とか言い出して、なので観ました。
平日学生1000円なのでよかった。
正直、韓国映画って苦手です。まともに観たの『猟奇的な彼女』くらいです。これは、好きです。でも好きなのは、韓国の宗教的な文化背景あっての面白さであって、それ以外はいまいちわかりません。『トンマッコル―』は予告がよくて、DVDかテレビ放送で観たんだけど、面白くなかったし。
そういうわけで(わけもなにも、ほとんど観てないが)、それでも韓国ドラマよりは随分マシだけど、苦手です。
 
で、観ました。あらすじとか勝手に調べてください。
ある人は「今年度№1」と言い、ある人は「イーストウッドが何十年かけたことに、新人監督が到達した」(うろ覚え)と言ったそうです。
その時点で、かなりハードルはあがりました。
けど、できる限り公正な目で観ました。
全然わかりません。
いいと思ったのは、ラストシーンくらい。あの、ラストシーン…ヒロインの弟の姿が死んでしまった主人公に重なる部分、あそこにはすごくアイロニーも感じられたし、良かった。あれだけど、観にいってよかったと思うくらい。
あとは、演出もところどころうまいなーと感心して、稚拙な部分も垣間見えるぶん勉強になったのでよかった。具体的にはもう忘れたけど(←だからだめなんだ、僕は)
でも、そのくらい。
あとは、ただの不幸自慢大会でした。これは、作品の良し悪しじゃなくて、僕の趣味の問題なんだろうけど。
主人公もヒロインもひたすら不幸自慢。ああいう不幸自慢は本当に無理。
「父親が母に対して家庭内暴力をして、妹はそのはずみで刺されて死んで、病院に向かおうと走り出した母は車に轢かれて死にました」とか。「学校では教師にも同級生にも白い目で見られて、家に帰れば痴呆の父と学校にもいかず金を無心してくる弟がいます」とか。それでも一生懸命生きています、みたいな。
それが、最後まで続くのもいやだった。その展開も、よさがわからない。
主人公が、大切な人間の存在を感じ始めて、借金回収の稼業から足を洗うことを考える。甥っこの学芸会の日、最後の借金回収に行くんだけど、回収の相手に後ろから襲われて、さらに同行したヒロインの弟(そのことは知らない)から致命傷を受けて、死んでしまう。
この展開が、どうにもテンプレート通り過ぎて、冷めた。もう、「足を洗う」って辺りで、「死ぬんだろうなー」と思った。
展開がありがち過ぎるのもそうだけど、それ以上にここで、監督の底の浅さも見えてしまった。彼にとっては、究極の不幸がそこなんだろうな、と。
でも、違うと思うんだ。監督は、そこに悲哀を感じさせたかったんだろうけど、死ぬことよりももっとつらいことっていくらでもあると思う。監督は、主人公をそこで殺すことによって、主人公を逃がしたんだ。
 
で、すごく言いたいのは、これが一般的に受けるのはわかるけど、これだけわかりやすい映画を映画業界の人とか評論家、そうじゃなくても表現者側の人間が絶賛するのはすごく問題だと思う、ということ。
これが売れる映画だとしても、いい映画であってはいけないと思う。いい映画というのも、ことラストシーンに限っては許せるけど、それ以外は絶対無理。
この映画をそういう意味で評価するっていうのは、音楽ジャーナリストが浜○崎あ○ゆみやらORAN○GE R○ANG○Eやらアジア○ンカン○フージェネレーショ○ンを手放しで礼賛するようなもんだよ(ごめん、最近人気の音楽グループってよくわかんないや。三組目に関しては半分くらい私怨です)。
 
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つぎ。
 
小説『あのとき始まったことのすべて』
著:中村航
あらすじ…昔、隣の席だった女の子と再会する。修学旅行へ行ったグループのことを思い出す。その中の一人の、中学生時代の物語で、真実が紐解かれる。再会した女の子と行きずりのセックスをして、好きになる。お互い好きになる。でも、女の子は配置換えで大阪に行くことになる。
だいたいそんな感じです。たぶん、そんなに間違っていないはず。
 
なんだか、中村航が最近『恋愛小説の旗手』と言われて、石田衣良を髣髴とさせるんですが、しかし石平氏と違って中村氏は本当に恋愛描写に優れているし、彼と違ってそんなに調子にも乗らないと思うので、信用してます。石平氏はもう、新刊でても、それがIWGPシリーズだとしても、手に取ることさえしなくなった。テレビ出てたら、チャンネル変えようか若干悩むくらい。
でも、航氏の恋愛小説以外も読みたいよ!
 
今回の小説もよかったです。
まず、航氏の小説には毎回必ずと言っていいほど、素晴らしい"先輩"が登場する。今回も例外に無く。
たとえば、この世に『先輩力』と呼ぶ能力値があるなら航氏の小説に登場する先輩たちのそれはめちゃくちゃ高いですね。
と言うか、航氏は『先輩力』というタイトルでPHP新書とかから啓発本出したらいい。
あと、ちょうど、僕の気持ちとしてはタイムリーなストーリーだった。
最近は本当にもう、「あの頃、ああしていれば」とかそういうことばかり思っているので。だから、妙に感情移入してしまった。
言葉選びも面白いしなー、相変わらず。
と言うか、今回のヒロインが(おそらく)石井さんという女の子なんだけど、石井さんは惚れる。でも、白原さんも惚れる。でも、石井さんはスペックは低いけど、必殺技を持っているから最強、だから惚れる。そういう気分。なんとも説明しづらいけど、ここは読んでもらえばわかる、石井さんは惚れる。
と言うわけで、良かったです。
でも、恋愛小説以外も読みたい。『ぐるぐる回るすべり台』みたいな、甘酸っぱくないのにしっかり青い絶妙の青春小説を読みたい。
そう、中村航の小説はいつも絶妙。
伊○坂幸○太郎氏のようなストーリーの緻密さもないし、万○城目○学氏のようなエンターテイメント性もないし、森○見登美○彦氏のように飛びぬけておかしな人ばかり出てくるわけでもないけれど、中村航氏はいつも絶妙な小説を書く。
はああ~、いまいちこの作家が売れてるのかわからないんだが、文庫だと書店独自のランキングでも上位に入っているので、結構売れてるんだろうなー。
 
あと、修学旅行行きたい。奇しくも、今日の『けいおん!』も修学旅行だったけど(あの作品における舞台のモデルって京都のはずなのに、静岡を通って京都に旅行に行ってるのが不可解で仕方ない)。
この小説でも、「また、奈良に来よう」と言って、大人になった二人が奈良へ行くのだけど、僕も『10年後修学旅行』をしたいです。
同じグループは無理だと思うけど、まあ同じ中学校の仲間で、中学時代の修学旅行と同じコースを回る。どうせ、どこも似たり寄ったりのコースなので、そこは問題はないと思う。できれば、ちゃんと新幹線で行って、同じ日程の中で、同じホテルに泊まる。でも、大人だから、ちょっと高いものも食べられるし、お酒も飲めるし、お土産に木刀を買うこともない。
そして、10年前と同じ場所に立ちながら、しかし、きっと違うことを考える。それを実感したい。
でも、10年後だとしたら、もう2年後ですよ。たぶん、僕その頃も貧乏ですよ。無理っぽいです。そしたら、『15年後卒業旅行』にシフトチェンジです。
ちなみに、『5年後修学旅行』と『3年後修学旅行』には、一人で高速バスやら18きっぷ使った鈍行電車やらで行ったことはあります。前者は中学のときの京都で、後者は高校のときの神戸に。さすがに全部コピーしたわけではないけれど。
行きたいです。でも、貧乏です。ばんがります。
 
とにかく、『あのとき始まったことのすべて』は石井さんに惚れるために読むべきだと思う。
石井さんに惚れるためでなければ、たぶん読んでて主人公に感情移入して後悔ばかりが胸をうつはず。
僕みたいな男は、『あの頃』の話を好んでしたがるけど、なんだかんだ『あの頃』が嫌いです。
いま、『あの頃』に戻ってもきっと同じ過ちを繰り返すから。
 
 
 
あと、初見ではほかに吉田修一の『横道世之介』を読んだけど、案外いまいちでした。嫌悪感や不快感はさほどはないし、それなりに楽しめたけど、値段ほどの価値は感じなかった。
 
とりあえず、今、はっぴいえんどの音楽聴きながら脚本書いててblogなんて書いてる場合じゃないよ、ということに気づきました。

http://www.youtube.com/watch?v=6qwWRQln5_0
でもいま書かなければ、半月以上『おっぱいの話』が最新の記事になってしまっただろうから、これでよかったよ。
 
そういえば、weblogを移転したいのだけれど、どこのサービスがいいのかいまいちわからない。
bloggerは携帯電話からは見られないし、tumblrは気になるけどいまいち意味がわからない。
なので、移転するとしても随分先になりそう。

おっぱいの話

ちょっと怒ってるんですよ。
怒ってると言うか、もやもやしてます。
 
最近ね、「日本のマスコミなんて嘘ばっかり」とか「ニュース映像見ても、リアリティがない」と言い出すね、若者がね、若者だけじゃないかもしれないですけどね、いますね。
僕は、それがよくわからんのですよ。
そのくせね、インターネット上の情報とかね、wikipediaの情報とか信じたりするんですよ。
おかしいですよ。
言い分はわかりますよ。実際、ニュースなんて嘘ばっかりですよ。ニュース番組なんて出演者の名前からして半分以上が嘘ですからね。困ったもんですよ。
たとえばね、「あなたは幽霊を信じますか?」という話です、まあ信じる人信じない人それぞれいるでしょうけど。別に、宇宙人でもUMAでも超サイヤ人でもいいです。
僕は信じますね。信じたくないけど、信じざるを得ません。正確に言うと、「信じないということはない」んです。
なぜなら幽霊を見たことがないからです。僕は幽霊を見たことはありません。金縛りならあります。でもあれはただの疲れからくるものであって……あれ? でも、新しいアパートに引っ越してからは全くなくなったな、どーしたもんだこりゃ。
しかし、見たことがない、ってのは、存在しないことの証明にはならないんです。
つまり、見たことがない、ってのが、存在しないことの証明になるのなら、鳩山一○郎はこの世に存在しません。僕は直に見たことがないので。会ったことがある人もいるだろうけど、もしかしたら会ったことのある人がみんな嘘をついてるかもしれない。だから、僕からしたら、彼は存在しないのですよ。その原理で言えば、ビールの嫌いなドイツ人も、ヨーグルトの嫌いなブルガリア人も、仕事の合間にドーナツを食べないアメリカの保安官も、自転車に乗れない中国人も、カンガルーみたいなオーストラリア人も存在しないことになります。
 
つまりね、リアルとはなんだ、という話ですよ。
目に見えるものだけが真実か? と。そういう話です。
たとえばね、電車が通ってますよ。新宿行きの電車だとしますよ。その電車が本当に新宿に行く保証なんてどこにもないじゃないですか。
何を信じてるんですか?
JRには信頼がありますか? 小田急には実績がありますか?
でも、あなたは車掌の顔も名前も初恋の女の子も知らないじゃないですか? なのに、どうして信じられましょう。
そう思ってね、この前銀座から渋谷まで歩いてみたら4時間近くかかりましたよ!! スタート時点で、逆方向に向かって歩いてましたよ!! 「六本木なのにゲーム」を一人でしましたよ。「六本木なのに、紙パックの自販機」とか言って、一人で笑って。
 
そもそも、あなたの目には本当に真実が映っているのかな!?
言ってしまえば、あなたがいまそこに存在すること自体疑ってかかるべきなんじゃないかな。リアル『トゥルーマンショー』ですよ。観たことないですけどね!! おもしろいですか? この映画!!!
 
でもね、そんなね、何にも信じないでいたらね、生きてなんていけませんよ。
つまりね、話はまとめに向かって一直線ですけれども、結局「もっと信じたらいいじゃない」って話です。
信じたらいいんですよ。そして、バカを見ればいいんですよ。
「情報を自分で取捨選択しなければいけない」なんてね、うんこですよ。なぜ、情報を受信する側がそんな労苦に勤しまなければならないんですか!! 
騙されることもあるでしょうよ。でも、騙されたらいいんですよ。騙されても、ひとを愛したらいいんですよ。
主は仰いました。
「右の頬を叩かれたら、左の頬を差し出しなさい」。
どいつもこいつもね、自分がバカを見ることを恐れすぎてるんですよ。
電車内でご老人に席を譲ったらすぐ次の駅で大量に人が降りて、しれっとその人の隣に座る屈辱を味わいなさいよ!!
すべてを信じてバカを見たらいいんですよ。
 
そんな疑心暗鬼に生きたって、生きづらいですよ。
生きづらい、ってのはね、「息がしづらい」ってことなんですよ。窒息して死にますよ。
同じ死ぬなら、信じて死にましょうよ。
必死に生きるんですよ。必死に生きたら、必ず死ぬんです。
 
つまりね、何が言いたいかっていうとね、マスコミなんて嘘ばっかりですよ。僕は信じません。
僕は知ってますよ、どんなに頑張ったって海賊王にはなれないんですよ。もう。諦めました。
そもそも僕自身が嘘つきなのに、何が「信じろ」だっつー話ですよ。
 
 
 
もうこの話は終わります。
本題に入ります。
 
おっぱいの話なんですけどね。
たとえば、以前付き合ってた女性と再会するとするじゃないですか。
その女性とは、それなりにいくとこまでいってるわけですよ。具体的に言えば、口唇ヘルペスをうつすような行為であったり、性病をうつすような行為ですよね。
そして、数年経って再会。
もう、そしたらおっぱいは揉んではいけないんですか?
これはすごく難しい問題だと思うんですよね。そして、出会い系のスパムコメントが増えるような話題だと思うんです。
一糸まとわぬ姿も見てるわけで、かつては胸を揉んだり吸ったり乳首の形をまじまじと見たりしてたわけですよね。
それを、いまさら揉んではダメ、と言われてどうしたらいいんでしょう。どうしたらいいんですか?
恋愛って何ですか?
男は馬鹿ですからね、頭では「今は恋人同士ではない」と思っていても、ふとした瞬間に「なんで揉んじゃだめなんだ?」と思うはずなんですよ。
いや、僕もわかってるんです。
それなりに常識ある人間ですから。
これが答えのでない問答なのは、ちゃんとわかってます。
だから、今日はもう寝ます。
 
最近疲れ気味なんです。
できれば、この記事を読んだことは忘れてほしいな、と思ってます。
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