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上海で暮らしてみた

2年目駐在員のささいな日常ブログ

私が日本にいた時の趣味の一つは乗馬。
決して上流階級的な生活はしてないけど、月1~2回くらい乗馬クラブに通っていました。

上海への赴任が決まってからは趣味も中断せざるを得なかったのですが、
蘇州で外乗(乗馬クラブ内の運動場ではなく、森林や海岸などクラブの外にでて散策すること)できる企画を見つけて行ってきた!

場所は蘇州中心部から西へ車で20分くらいのところにある採石場(?)みたいな所にあります。


参加したのは、夫婦2組とその子供1人、それと私の様に1名で参加した人が3人の合計8人。
馬はサラブレッドではなく、少し野性的な感じの馬で、個人的には競走馬の様にシャープな馬よりも、そういう愛嬌のある馬の方が好き。

乗馬の装備は日本と同じで、予想外に(?)ヘルメットやボディプロテクターなどをちゃんと付けます。

実は、参加した8人のうち乗馬経験者は私の他に1名だけで、その他の人たちは初体験だったのですが、
最初に「常歩」したあと、いきなり「速歩」。
馬の走る速度はおおまかに下記の4段階があって、初体験の人が「速歩」の馬に乗るとほとんど制御できずにお尻が痛くなります。

常歩→徒歩
速歩→ジョギングくらい
駈歩→走る(パカラっパカラって感じ)
襲歩→競馬の走り方

「馬に乗って楽しく散策~」って聞いてたのに、、、みんな必死に乗ってた。

途中で2組に分かれて、我々経験者組は遠距離コースで駈歩を。
日本の外乗だと、山道の駈歩はちょっと危険なのでかなりの経験者でないとやらせてもらえず、私のレベルだと厳しいのですが、
中国では自由に走らせてくれて、この日は乗馬人生で最高速度&最長時間の駈歩を体験。
爽快!気持ちいい!

外乗コースは途中こんな風景の場所を通っていきます。

岩場を削ったような場所で、ドラマや映画の撮影に使われるところらしい。

普通の車道も歩くので、車に乗った人から、もの珍しそうに写真を撮られることもあります。


今回行った乗馬クラブは一応会員制だけど、ビジターでも乗れるみたい。
上海にはいろんなスポーツサークルがあるので、乗馬部も立ち上げて定期的に行けたら楽しいかも(!?)


謝謝!


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新彊ウイグル自治区の民族料理が食べられる「耶里夏麗新彊レストラン」。
私の家から徒歩5分のところにあります。

人の多い徐家匯でも特に人気のある店で、週末の19:00頃ともなれば、30~40人の席待ちがでます。

色々な料理が楽しめますが、いち押しは肉!羊肉です。

この骨付き肉に、調味料(辛いタレか、クミンなどの混合スパイス)をつけて食べるのがたまらなくおいしい。
一応中国料理ですが、地理的に近いウズベクの影響があって、トルコやインドなどのスパイス系料理の好きな人なら絶対気に入ると思います。

羊肉の串刺しもおすすめ。

羊肉串は上海のいたるところで食べられますが、この店のは肉がジューシーで、脂身と赤身が交互に付けられているので食べた時に肉汁が広がり、食感もいい。
クミンやチリパウダー(たぶん)で絶妙に味付けされています。
混んでる店を待ちきれない人は、店頭でテイクアウトもできます。

店内にも注目。

どこかエキゾチックな感じ、といいましょうか。
週末の夜(だけ?)にはダンスショーも開催されます。
店員のサービスも中国にしてはめずらしくいいです。

また、隠れた名品がミルクティー。
これもほのかにスパイスの香りがしておいしい。

上海に遊びに来た際は是非行きましょう!(私が行きたいので)

中国は明日から労働節で3連休。
その代わり、昨日(土曜)も今日(日曜)も仕事日。
労働節なんて名前ついてるけど、ただ祝日が1日あるだけなんだよなぁ。。


謝謝!


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先週開催されたF1中国グランプリ。

特にモータースポーツファンということではありませんが、一度生で見てみたい!ってことで行ってきました。
日本だったら鈴鹿まで見に行くのも大変ですが、上海なら市内から地下鉄で約1時間で行けます。

地下鉄に乗ると車内は欧米系の人達と中国人、日本人でごった返しています。
混雑した車内をぬう様に、商売熱心な中国商人が双眼鏡やフェラーリのロゴみたいなのがついた帽子、耳栓(笑)などを売りにやってきます。
記念に耳栓を買っておいた(大声の人が多いから普段も役にたつか?)。


決勝スタートの3時間前くらいに会場に着いたのですが、サーキット前の広場は既に盛り上がってます!

左はアロンソ(スペイン)の応援団、右はライコネン(フィンランド)の応援団。


会場を盛り上げてくれるレースクイーンも。

中国人のおっさんが最高にミスマッチ。
私は1番美人を選んで控えめに1枚。鼻の下はのびてないよ。

こちらはスタンドから見た風景。

F1は、観戦場所がとても大事。
ここは「B5」観覧台というところで、メインスタンドを抜けた第1カーブのところがよく見えます。
スピードが落ちるので迫力は減りますが、追い抜きポイントなので結構楽しめます。

決勝スタート!と同時にものずごい爆音が響いて、
排気ガスとは違う、ちょっと火薬みたいなにおいが一瞬漂います。




実は、F1決勝の前にポルシェのレースが前座的にあって、それはそれで迫力があったのですが、
それとは別次元のスピードと音!
来てよかった!見ているだけでテンションあがる。

レース展開は。。。もともと詳しくないのでよくわかりません。
生でみると、実況中継がないのが困る。
周回遅れがでたり、タイヤ交換でピットインしたりすると、トップが誰なのかもよくわからない。

全部で56周のレースを終えて、優勝したのはフェラーリのアロンソ。
実況がないので、気づいたら終わってた・・・
次回見に来る機会があれば、少しは勉強してから来よう。

なお、「F1」とはご存知の通り「Formula One」の略ですが、中国語では「一級方程式」といいます(笑)


謝謝!
私の一番好きな果物はイチゴ。
中国でもイチゴ狩りが出来るというので行ってみることに。
イチゴ狩りは人気のある企画で、週末にはバスツアーの予約がいっぱいになるらしい。

上海郊外の青浦という場所にイチゴ農園があり、品種改良の研究などもしているそうです。
バスで1時間くらい走って着いた先には、広大な平地にビニールハウスがズラっと並んでいました。

中国全体では200種類くらいの品種があるらしく、中でも人気なのは「紅霞」という品種。
糖度が高くて少し酸味もあります。
日本の「とちおとめ」に近いですが、そこまで甘さと酸味のバランスは良くないです。


イチゴ狩りの風景は日本と同じ。


食べごろのを摘み取っていただきます。
日本だったら「ヘタ」を入れる袋みたいのをもらって、ゴミが散らからないようにしますが、
ここは中国なので適当に捨てていきます。

と思ったら・・・
次々に食べていたら怒られた。
中国では摘み取った分を箱に入れて、重さにより買い取るのが常識でした。
つまり、ビニールハウスの中で食べたら、その分はタダ食いになるので叱られる。

イチゴ狩りはその場で食べるから楽しいんじゃないか!?
って抗議しても意味ないか。ここ中国だし。

というわけで、叱られたあとは箱に入れて、大量に持ち帰りました。

このくらいで50元(=約750円)。

また一つ、中国での新しい経験ができた。

謝謝!


引越しの際に、トイレのウォシュレット(TOTOではないが・・)をめぐって事件が起こりました。

私が前の家に入居する際にウォシュレットをつける様に希望したのですが、オーナーは拒否し、私が自腹で付けるならOKということになりました。
料金は2,000元(当時のレートで25,000円くらい)。私の方で負担して設置しました。

その際、不動産会社の当時の担当者だった蒋という人物に現金で2,000元を渡し、領収書を受け取りました。


今回の引越しにあたり、ウォシュレットは自腹で購入したので、便器からはずして新居に持っていきました。
ところが、部屋のオーナーが、「あれは私が買ったのだから、元に戻せ」というのです。

何をおっしゃいますやら。。。

と思っていたら、オーナーが強い口調で現状復帰を求めてきます。
私のことを盗っ人ヤローくらいに。

そこで、不動産会社を入れて話し合いの場を設け、私は自信たっぷりに領収書を提示しました。
ところが・・・!
オーナーも領収書をもっているではありませんか!

オーナーは私の領収書がニセモノだといいますが、捺印状況や税務局の番号から判断してどちらの領収書も本物と思われます。
(中国では領収書の管理は厳格で、税務局発行のものしか効力がありません)


更に、どういうわけか、オーナーと当社(部屋の契約者名義は、私が勤める会社名になっています)との契約書が2種類あり(!)、
ウォシュレットが備品に含まれている契約書(以下、甲契約書)と、含まれていない契約書(同、乙契約書)が存在することがわかりました。

当社が捺印したのは、もちろん乙契約書ですが、オーナーが持っている甲契約書にも当社の捺印があるというのです。
そんなばかな。

オーナーに甲契約書を持参してもらうと、そこに捺印されていたのは当社の名称が刻まれたニセモノの判子でした。


<左がニセモノの判子。右の本物には中央の★マークがなく、周囲にはアルファベット文字が配列されています>




つまり、こういうことです。

オーナーは、私の要請に応じて自腹でウォシュレット「A」を購入し、私の部屋に設置した。
当時の不動産会社の担当だった蒋は、それとは別のウォシュレット「B」を購入し、別のどこかに設置した。
蒋は、ウォシュレット「B」を私の部屋に付けたと嘘をつき、私から2,000元をだまし取った。
更に蒋は、ニセの判子までつくって「甲契約書」を作成し、オーナーを納得させる工作を行なった。

そうなると、蒋から2,000元を回収するのが筋なのですが、、、、
この男、昨年12月に会社の金を横領したのがバレてクビになり、その後行方をくらましています。
私のウォシュレット以外にも不正に金を入手していた案件が複数あり、不動産会社も行方を追っていますが携帯もつながりません。
2,000元で訴訟を起こすわけにもいかないし・・・

結局、オーナーの言い分は正しいので、騙された私と、元社員の雇用者である不動産会社との間で交渉になり、現在も係争中。

蒋には色々なトラブルに対応してもらったし、一緒に食事もしたのに。。
中国人がみんなこんな感じということはありませんが、、、勉強代と思ってこれからは気をつけよう。
中国人総経理に話したら、「あいつ商売うまいなぁ~」って笑われた・・


ちなみに、
そんな大変な思いをして移動したウォシュレットですが、後日新居に取り付けてみると・・・


便器とサイズがあわねーよ。


トホホ・・


謝謝!