上海で暮らしてみた -12ページ目

上海で暮らしてみた

2年目駐在員のささいな日常ブログ

最近、果物のライチ(レイシ)が食べたくて仕方ない病にかかっている。

きっかけは、出張者のM氏が日本へのおみやげに買ったライチを会社の冷蔵庫に忘れていき、
ありがたくいただいたこと。
うまい。

ライチは鮮度が落ちるのが早く、日本で食べるのは冷凍モノが多いそうで、
今までほとんど食べたことがありませんでした。

中国では6月になると果物屋の店頭にずらっと並び、値段も安い。

このくらいでだいたい400日本円くらい。

中身は白くプリっとした果物で、食感、みずみずしさ、さっぱりした甘さが好き。

食べ過ぎはあまり体によくないらしい(チョコレートやピーナッツの食べ過ぎに似た感じらしい)ので、
私が健康を害したらM氏のせいです。

ちなみに、これは果物屋で売ってたブドウ。
店員さんに持ち上げてもらうと・・・

でかすぎ。

謝謝!
先日日本に帰国する際、フライトが欠航になりました。
元々、17:10上海発、21:00成田着の予定だったのですが・・・

16:30
往路(成田発)の天候の影響(?)で、出発時刻が遅れるとの案内。
よくありますよね。
まだ余裕。

17:00
出発時刻は18:30頃の予定とのアナウンス。
お詫びに(?)搭乗口で弁当と飲み物が配られる。
なんかおかしい・・・

19:00
結局、飛行機に乗ったのは19:00。
で、そのまま1時間待たされ、ようやく動き出したのが20:00。
日本着いても終電ないよなぁ。どうしよ。
まぁとりあえず日本につけば言葉も通じるし、なんとかなるでしょ。

20:15
滑走路に向かって走っていると、突然停止してアナウンス。
「今から飛んでも成田の着陸可能時間を過ぎるので飛べません。
私たちもギリギリまでがんばりましたが・・・すみません。
お忘れ物のないよう、飛行機を降りてください」

えぇぇーーーー!?

欧米人が、「トウキョウは24時間空港じゃないのかい!?」って。まったくだ。


20:50
さて、大変なのはここから。
乗客はバスに乗せられて、とりあえず待合所みたいなところに集合。
全員、「で、どうしたらいいの?」状態で待っていると、係員が2人出てきて、
あっという間に20~30人くらいに囲まれます。


日本人の出張者は、「そのうちアナウンスがあるでしょう」なんて言ってますが・・・
ここは中国。冷静に並ぶ人がバカをみる国ですよ。
人ごみをかき分けて行くと、「虹橋空港(こことは別の空港)から翌日の9:00に出る便に40席ほど空きがある」って言ってます。
中国語のできない欧米人には悪いがどいてもらって、「虹橋!虹橋!」を連呼して引換券をゲット!
と思ったら、くれたのはただのシール。
で、そのあとどうしろと・・・?

21:30
結局、そのシールをもらった人が先に案内されて、その後いろいろあって、なんとか翌朝の便が確保できました。
JALとMU(中国東方航空)のコードシェア便だったのですが、JALのチケットの人はMUの便に切り替えできないなど、色々交渉が発生して手続きに時間がかかりました。

出国後にフライトキャンセルの場合、パスポートの出国印にはこのようにキャンセル印が押されます。


航空会社から「今日の夜はホテルが要るか?」と聞かれたので、興味本位から「要」というと、バスで連れていってもらえます。
ただ、こういう場合、航空会社は2人一部屋を用意すればいいと国際的なルールで決まっているらしく、
見知らぬ人とツインで泊まるか、追加料金を払ってシングルに変えてもらうしかないらしい。

私はとりあえずバスで市内まで戻り、結局自宅に帰ることに・・・
トホホな一日。
バスの中で盗み聞きした話では、手続きが遅かった人は翌日の夕方のフライトになったりしたらしい。
やはり早い者勝ちの国か。

また一つ、いい経験が出来た。


謝謝!




ここは、蘇州4大名園の一つである「留園」。


最も有名な庭園である拙政園などと比べると人が少なくてゆっくりと散策できます。
透かし彫りで飾られた窓や廊下が中国っぽくていい。

庭園は、建物や木々の配置、それらが池に映る姿、石の積み方、視線の動き方など、様々なことを計算して客人に感動を与えられる様に設計されているらしいです。
残念ながら私はそうした事に詳しくないのでガイドは出来ませんが、中国にいる間に少し興味をもって勉強したい気になってきました。

園内には、蘇州の近くにある太湖という湖からとれる穴だらけの奇岩「太湖石」が点在しています。
留園のメイン展示ともいえる「冠雲峰」という太湖石は高さが6.5mもあり、中国3大太湖石の一つでもあります。

どうみても気持ち悪い形をしたでかい石が、どーんと立てられています。
“3大”って言われると、なんとなく必見の様な気がしてくるから不思議。


場所が変わって・・・
ここは虎丘といって、寺の周囲に泉や庭を配置した庭園風の場所。
奥の方は昔の王の陵墓になっていて、その丘に建つ「雲厳寺塔」は、961年に建てられた蘇州最古の塔。
ガイドブックによると、「地盤沈下によって北側に3.5度傾いており、東洋の斜塔といわれる」。
そんな大げさな・・・と思っていたら、、、


目で見て傾いているのが明らかにわかるくらい。
1階部分を見ると、右側が押しつぶされているのがわかると思います。

地盤沈下ってか、建物が老朽化しすぎて、今にも崩れだしてきそう。
大丈夫かよ?
貴重な建造物なのだから、倒壊しない様に保全してほしい。

話は変わりますが、上海は既に夏になっています。
日本では「春一番」とか「梅雨入り」などが“発表”されますが、中国では気象庁にあたるところから「夏入り」が発表されます。
「平均気温22度以上の日が5日続く」と、その初日から夏が始まると判定されます。
今現在が春なのか夏なのかが明確で、「今年の春は平年並の72日間でした」みたいに報道されます。
今年は5月11日から夏入りしていますが、これは観測史上2番目の早さだそうな。
またあの暑い夏がやってくるかと思うと憂鬱・・・


謝謝!


「水郷のまち」として有名な蘇州。
ただ、確かに川は多いけど川幅が大きく、日本人が一般的にイメージする水郷とは少し違うと思う。

蘇州でよくみる風景はこんな感じで、こういう川の所々に石造りの橋がかかっています。



旧市街のやや西側に、昔ながらの蘇州の街並みを残しながら再開発して観光地化した「山塘街」という場所があります。
ここの風景は、水郷のイメージにぴったりでしょうか?
再開発した場所なので、風情のあるエリアはほんの一部分だけですが、
夜になると提灯がライトアップされて幻想的な風景が広がります。

これが昼の風景。


夜になるとこうなります。



川の両側には土産店や屋台が並び、臭豆腐や伝統菓子などが売られています。
サワガニの様な小さい蟹を揚げて(?)3匹串刺しにした食べ物が売られていましたが蘇州名物なのだろうか?
通行人の女子が殻ごとハサミごとバリバリ食ってましたが、私は口にする勇気はありませんでした。。

川岸には喫茶店もあり、テラス席(?)で食事やお茶を楽しみながら街並みを眺めることもできます。
規模が小さいのでガイドブックなどでは少ししか紹介れていないみたいですが、ちょっと立ち寄るのにはいい場所ですよ。



謝謝!
「晩メシとか、どうしてるんですか?」
日本の知人からよく聞かれます。

自炊はほとんど、というか全くしていません。
(冬は自宅で一人鍋もしましたが、、、)
料理の仕方を忘れそうでこわい。

会社の人や仕事関係の人、友人、日本人の会合などなどで皆と食事することもありますし、一人で外食することも多いです。

駐在員同士で食事する場合は、ほぼ100%の確率で日本食料理店に行きます。
上海には、出張者や短期滞在者を含めると日本人が10万人くらいいると言われていますから、
それなりの味の日本食を出すところも結構あります。
高いけど。

一人で食事する時も、やはり日本食が多いです。

たとえばこういうところ。


セルフサービス形式で、小皿に盛られた料理(トンカツ、鯖の味噌煮、きんぴらごぼう などなど・・・)をとっていき、最後に会計するシステム。
お一人様でも入りやすい。
味ですか?
こういう店なりに、といった感じ。
脂ののった焼き魚などにはなかなか巡り会えませんが、それでも日本の味付けで野菜もバランスよく食べられるのはありがたい。

セルフサービスで食器を片づけている横で店員がヒマそうにたむろっていたり、
結構混んでいるのに従業員が客席でまかないを食べてたりする。。。
こういうところはやっぱり中国の店ならでは。


上海にはたくさんの日本人の会合があります。
同じ出身地の人たちの会合、会社の所在地が同じ人たちの会合、同じ業種の人たちの会合などなど。
全部出席してたらきりがありませんが、そういうところで知り合った日本人と、
食事や買い物の場所について情報交換するのも結構楽しい。


謝謝!