蘇州を観光してみた その4 | 上海で暮らしてみた

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2年目駐在員のささいな日常ブログ

ここは、蘇州4大名園の一つである「留園」。


最も有名な庭園である拙政園などと比べると人が少なくてゆっくりと散策できます。
透かし彫りで飾られた窓や廊下が中国っぽくていい。

庭園は、建物や木々の配置、それらが池に映る姿、石の積み方、視線の動き方など、様々なことを計算して客人に感動を与えられる様に設計されているらしいです。
残念ながら私はそうした事に詳しくないのでガイドは出来ませんが、中国にいる間に少し興味をもって勉強したい気になってきました。

園内には、蘇州の近くにある太湖という湖からとれる穴だらけの奇岩「太湖石」が点在しています。
留園のメイン展示ともいえる「冠雲峰」という太湖石は高さが6.5mもあり、中国3大太湖石の一つでもあります。

どうみても気持ち悪い形をしたでかい石が、どーんと立てられています。
“3大”って言われると、なんとなく必見の様な気がしてくるから不思議。


場所が変わって・・・
ここは虎丘といって、寺の周囲に泉や庭を配置した庭園風の場所。
奥の方は昔の王の陵墓になっていて、その丘に建つ「雲厳寺塔」は、961年に建てられた蘇州最古の塔。
ガイドブックによると、「地盤沈下によって北側に3.5度傾いており、東洋の斜塔といわれる」。
そんな大げさな・・・と思っていたら、、、


目で見て傾いているのが明らかにわかるくらい。
1階部分を見ると、右側が押しつぶされているのがわかると思います。

地盤沈下ってか、建物が老朽化しすぎて、今にも崩れだしてきそう。
大丈夫かよ?
貴重な建造物なのだから、倒壊しない様に保全してほしい。

話は変わりますが、上海は既に夏になっています。
日本では「春一番」とか「梅雨入り」などが“発表”されますが、中国では気象庁にあたるところから「夏入り」が発表されます。
「平均気温22度以上の日が5日続く」と、その初日から夏が始まると判定されます。
今現在が春なのか夏なのかが明確で、「今年の春は平年並の72日間でした」みたいに報道されます。
今年は5月11日から夏入りしていますが、これは観測史上2番目の早さだそうな。
またあの暑い夏がやってくるかと思うと憂鬱・・・


謝謝!