食事の前に

 

「われ今幸いに、仏祖の加護と衆生の恩恵によって、この清き食を受く。つつんで食の来由をたずねて、味の濃淡を問わず。その功徳を念じて品の多少をえらばじ。いただきます。」

 

(私は今、仏さまと全ての人々のおかげでこの尊いお食事を頂くことができます。ここにあらめて多くの恩と恵みによって頂ける食事であることに心から感謝するものでありますので、味について申し上げることなど一切ありません。そして食事を頂いた功徳をどのように人々にお返しするかを考え、おかずの多い少ないなど気にもとめません。いただきます)
 

〇〇〇

食事が終わたら

 

「われ今、この清き食を終わりて、心ゆたかに力身に充つ。願わくは、この心身を捧げて己が業にいそしみ誓って四恩に報い奉らん。ごちそうさまでした。」

 

(私は今、この私を生かすために作られた清らかな食事を頂き、心が豊かになり力がみなぎっています。この心と身体をもって人々をお救いすることをお誓いします。ごちそうさまでした。)

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「リンゴの心」木村昭則、荒了寛 から引用しました。

私達の食材となる動物植物の生命、それを育ててくれる人、それを運送してくれる人、目に見えない無数の人がいるおかげで私たちは食事にありつくという感謝を忘れない。お金を払っているから当然だという事はない。

 

翻弄されない心で、人生様々な事が起こるが、どんな風にも動じない、天の月の視点から冷静に見よ。

 

人生には様々な風が吹く。

八風とは、人の心を揺さぶりやすい次の8つの事柄のこと。
四順(私達に都合の良いもの)1.利益、2.名誉、3.称賛、4.楽

四違(私達に都合が悪い物)1.衰退 2.陰口 3.悪口 4.苦

 

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他人の言葉によって人間の心というのはいつも揺さぶられてしまう。

何事にも翻弄されない心を持つことは大切だ。

自分軸で生きていく。

 

 

嫉妬とは、自分が受け取る用意が出来ていない事を思い出させてくれた相手への強い恨みだ。 

 

もし、自分も世界の幸せを受け取る価値があると信じていたら、他の人の幸せな状況をみても、一層、幸せを感じるだけのはず。

 

しかし自分は受け取る価値が無いと信じ、かつ、そんな観念を持っていることを否定したら、否定している事を思い出させる相手に対し恨みと嫉妬を感じる。 

 

★★★

嫉妬は複雑な感情で、人の心理にはいろいろな要素が絡み合っている。

自己評価が低く、他者との比較が主な要素となるのだろう。

 

この前Youtubeで、普段あまり見る事がない、ジュエリーやハイブランド品を見せびらかしている(?)人の動画を見て、いつもなら「値段なんか言って下品だな」って思うけど、今回は、「すごいよね。私もこうなりた!」とすっうと思った。

なんか私成長しているよね。

藤本直人さんのヨガの教えと瞑想をよんで、気になるところまとめてみた。

かなり略しているので、興味のある人は、アマゾンのアンリミテッドで無料で読めるので、購読してほしい。

 

★★★

 

思考がつくり出す様々な印象は考えている間はそれが実際の起こったり真実であるかのように感じる。

 

例えば会社の入り口で同僚のAさんに会ったので挨拶した。いつもなら挨拶を交わす仲だが、今日は無視された。すると思考は「Aさんに嫌われたか?なめられているんじゃないのか」と考え始める。そして、「Aさんが私を嫌いなら、次は私もAさんに冷たく接しよう」と考えたりする。このように実際に嫌われたかのように、不安や怒りを感じる。でも事実は「Aさんが挨拶に返答しなかった」事だけだ。

 

このように私たちは常に思考のフィルターを通して世界を見ている。できるだけこの思考のフィルターをはずして悩んだり、苦しんだりする必要をなくす。

 

思考がつくり出す印象の不確かさを理解する。「思考の言う通り心配したところで、全くあてにならない。だから問題が起きるまでは考える事をやめて、問題が実際に起きた時にどうするか考え始めればいい」

「思考の働きは自分の心を騒がせているだけだ」と気づく。

 

何かの後悔は、思考がつくり出す幻想で自分を苦しめているだけ。過去の過ちについてずっと悩むことは、<中略> 思考の力によって悩み事の形や見る角度を少しずつ変えて眺めながら怒ったり悲しんだりしている。本質的に問題を解決しようとする意志をもっていない。このような思考は私達をただ消耗させているだけであり、できるだけ止めた方がいい。

 

 

心には3つの性質がある。

 

1.智慧 (直感・感動・愛・悟り)

 何かの聖典を読むときに、それが理論的に正しいというより、直感的に自分の胸の内で深く納得される。映画を見て感動する。困っている人を助けたい。胸の名内側から自然と怒る感情。この心の動きは生まれてから獲得するわけでなく、すでに備わっているものの想起である。

 

2. 欲望 (身体的な衝動・渇望、物欲、性欲)

 欲しい物を手に入れるには、大きな喜びが生じる。一方で、欲しい物が手に入らないと飢餓感や苦しみが起こる。常に移りやすく、喜びが起きたと思えば失われる。

 

3. 思考 (分析・比較)

 様々な問題を解決したり、未来の出来事を予測したり、他人と比べたりする。智慧と欲望の中間にあり、智恵にも使えるが、多くの人が欲望に使う。

 

思考の考えは、私たちに必要なものだが、心に大きな問題も起こす。例えば何か問題が起こると、その場では解決できなくても、ずっとそのことで悩んでしまう。また過去の嫌な出来事も何度も思い出して苦しくなったり、いつの間にか他人と比べて劣等感を感じるなど。

 

ヨガは、思考の動きを制御する事に注目している。必要な時には集中して、必要でないときだけ止めておく。思考の働きを自分でコントロールできるように練習していく。

 

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