藤本直人さんのヨガの教えと瞑想をよんで、気になるところまとめてみた。
かなり略しているので、興味のある人は、アマゾンのアンリミテッドで無料で読めるので、購読してほしい。
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思考がつくり出す様々な印象は考えている間はそれが実際の起こったり真実であるかのように感じる。
例えば会社の入り口で同僚のAさんに会ったので挨拶した。いつもなら挨拶を交わす仲だが、今日は無視された。すると思考は「Aさんに嫌われたか?なめられているんじゃないのか」と考え始める。そして、「Aさんが私を嫌いなら、次は私もAさんに冷たく接しよう」と考えたりする。このように実際に嫌われたかのように、不安や怒りを感じる。でも事実は「Aさんが挨拶に返答しなかった」事だけだ。
このように私たちは常に思考のフィルターを通して世界を見ている。できるだけこの思考のフィルターをはずして悩んだり、苦しんだりする必要をなくす。
思考がつくり出す印象の不確かさを理解する。「思考の言う通り心配したところで、全くあてにならない。だから問題が起きるまでは考える事をやめて、問題が実際に起きた時にどうするか考え始めればいい」
「思考の働きは自分の心を騒がせているだけだ」と気づく。
何かの後悔は、思考がつくり出す幻想で自分を苦しめているだけ。過去の過ちについてずっと悩むことは、<中略> 思考の力によって悩み事の形や見る角度を少しずつ変えて眺めながら怒ったり悲しんだりしている。本質的に問題を解決しようとする意志をもっていない。このような思考は私達をただ消耗させているだけであり、できるだけ止めた方がいい。