『リンゴの心』木村 秋則, 荒 了寛 より

 

人に対しても、自然に対して心は必ず伝わる。だからどんな知識を学ぶよりも、どんなに素晴らしい技術を習得するよりも、まず自分の心を育てることが第一だ。 

私は「無い物ねだり」をするより「あるもの探し」をする人生の方がはるかに幸せだと思う。 

自分を取り巻く環境は何も変わっていないのに、大事なものを見失ってたことに気づいたり、当たり前に思っていたことに感謝の気持ちが湧いてきたりするからです。 

人生は苦難に満ち溢れているように見えるけど、反対に「本来はだれもが恵まれすぎる程、めぐまれた世界に生きているんだという前提に立って物事を考えて行けば私たちは必ず幸せになれる」ということだ。 

何か問題が生じても「仏様の眼でみたらどうなんだろう」と常に自分の心を見つめなおせばいいのですから。 

 

★★★

木村秋則さんは、ずいぶん前にりんごを初めて無農薬で育てた人だというのを聞いたことがあったが、書籍を読むと興味深い人で、何冊か読んでみた。
木村さんの考えの素晴らしさを忘れないように、メモを取りながら読んでいるが、彼の言葉全てがすばらしく、全ての言葉が心にしみる。

 

瞑想とは「する」ものでなく、それはひとつの「性質」であり、あるプロセスの結果として生じるだ。プロセスを始めたり行うことができても、「性質」を行う事はできない。性質はただの結果なのだ。

例えば、庭に花が欲しかったら、庭にすわって「花瞑想」を始めない。庭に花が欲しければ、花ではなく、土壌、肥料、水、日光の事を考えなければいけない。これらの要素を適切に安配すれば花の実は結果として現れる。

しかし現代社会は、非常に目標社会になってしまった。皆ゴールばかり見て、土壌の事には興味をもたず、ことさら肥料にも興味がないのに、花と実は欲しがるのだ。
<中略>

今日、多くの人は、物質主義、精神主義、感情主義であり、物質的な身体しか尊重しない。人生はこの様に成り下がった。誰かが「私の人生(ライフ)」と言うと自分の仕事の事を話し始めたり、国や世界の経済状況や、車や犬について、または妻や夫の事を話すかもしれない。

しかし、唯一本物の人生とは、あなたの中で躍動している生命(ライフ)に他ならない。それ以外の物は私達の人生をよりよく見せたいと言う飾りに過ぎない。教育、キャリア、人間関係、結婚、子供、財産など人々は様々な物を求め、それによって人生がよくなると思っている。しかしほとんどの人が良くなるどころか、これらの人生の飾りに縛られる羽目になっている。
<中略>

瞑想は一つの性質であり、「やる」ものでなく「なる」ものだ。身体、マインド、感情とエネルギーを育て一定のレベルまで成熟させれば、自然と一日中瞑想的でいられるだろう。瞑想とは「停止」ではない。目を閉じて、じっとしていなくても瞑想的であることができる。瞑想とはこの世界で必要とされることを何でもこなせる驚異的な能力だ。

瞑想をとても簡単に説明するとあなたがここに座り、身体がここにあり、マインドがそこにあり、本当の自分はこの物理的身体と精神的蓄積の二つの次元から少し離れた場所にいる。物理的身体と精神的蓄積から少し離れる事、それが苦しみの終わりであり、瞑想的であることなのだ。

 

 

 

★★★

瞑想は、「する」ものでなく、「なる」もの。

瞑想は、肉体と精神・思考から自分が少し離れている状態。

それが苦しの終わりで、瞑想でいられる。

最近、ある人の事でイライラしている。

身近な人なので、どうしても会わなくてすむようにはならない。

 

イライラする度に、このイライラはどこから湧いて来るのか考えるが、

深く考えるたびにイライラが増す。

 

では、考えるのをやめようと思って数十秒するとまた考えている。

 

★★★

 

嫌いな人、苦手な人を克服する方法

 

嫌いな人、苦手な人の幸せを願う

 

感情を込めずに、口先だけでいい。

「○○さんが、幸せになりますように!もっと幸せになれ!!」

 

これだけで、嫌いな人が心から消え、気にならなくなる。

 

この幸せの祈りを最強の意地悪さんにしてみたのが、はじまりだ。

確かに、その人は私の前からいなくなった。

それでも、私の中ではその人がトラウマになっていて、

フラッシュバックで度々思い出した。

だから何か月もその人に幸せや感謝の祈りをした。

 

時間が経ってから、その人の意地悪さは、私の中の闇の部分を誇張して映し出していたんだなと感じた。

それから、私はその人の事をめったに思い出さなくなった。

 

この幸せの願いは、初めはかなり抵抗がある。

ただ、棒読みでいい。私の前から消えろ!の気分で伝えてもいい。

 

 

 

アメリカの精神科医、ウィリアム・グラッサー博士による

人間関係を破壊する致命的な7つの習慣
1. 批判する
2. 責める
3. 文句を言う
4. ガミガミ言う
5. 脅す
6. 罰する
7. 褒美で釣る

上記にたいする解決策・身に着けたい7つの習慣
1. 傾聴する
2. 支援する
3. 励ます
4. 尊敬する
5. 信頼する
6. 受容する
7. 意見の違いを交渉する


★★★
人間関係に悩んでいる人におすすめ。

 

私は、人間関係が深くなればなるほど、人間関係を破壊する致命的な習慣の行動をしている。特に2番目の責めるが酷い。しつこい自分の性格に本当に嫌になる。

 

気付く事が最初の一歩だと思って、学んでいこう。

 

 

 

 

馬鹿げた質問をするような人々にどう対処しているのかと尋ねられる。

「私の人生は彼らではなく、私自身のものだ」
これが私の在り方だ。それが私なのだ。

他人がどうであろうとも、それは彼らの選択だ。

私がどう在るかは、私の選択で、私の方法だ。

他人に何をされようと、私はこう在る。
私を怒らせたり、幸せにしたり、不幸にしたりする権利を

私は誰にも与えていないからだ。

この権利は私自身にしか、与えていない。

そろそろ、あなたもそうすべきだ。
あなたの感情を誰かが決めるなんて、それは究極の奴隷状態ではないだろうか?
 

★★★

私は、怒りがすぐ沸き起こる。

反応しないように心がけているが、まだまだ怒りをコントロールするのは苦手だ。

サドグル「他人の影響を受けずに自分らしく生きる」ができるようになりたい。