心には3つの性質がある。
1.智慧 (直感・感動・愛・悟り)
何かの聖典を読むときに、それが理論的に正しいというより、直感的に自分の胸の内で深く納得される。映画を見て感動する。困っている人を助けたい。胸の名内側から自然と怒る感情。この心の動きは生まれてから獲得するわけでなく、すでに備わっているものの想起である。
2. 欲望 (身体的な衝動・渇望、物欲、性欲)
欲しい物を手に入れるには、大きな喜びが生じる。一方で、欲しい物が手に入らないと飢餓感や苦しみが起こる。常に移りやすく、喜びが起きたと思えば失われる。
3. 思考 (分析・比較)
様々な問題を解決したり、未来の出来事を予測したり、他人と比べたりする。智慧と欲望の中間にあり、智恵にも使えるが、多くの人が欲望に使う。
思考の考えは、私たちに必要なものだが、心に大きな問題も起こす。例えば何か問題が起こると、その場では解決できなくても、ずっとそのことで悩んでしまう。また過去の嫌な出来事も何度も思い出して苦しくなったり、いつの間にか他人と比べて劣等感を感じるなど。
ヨガは、思考の動きを制御する事に注目している。必要な時には集中して、必要でないときだけ止めておく。思考の働きを自分でコントロールできるように練習していく。
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