食事の前に
「われ今幸いに、仏祖の加護と衆生の恩恵によって、この清き食を受く。つつんで食の来由をたずねて、味の濃淡を問わず。その功徳を念じて品の多少をえらばじ。いただきます。」
(私は今、仏さまと全ての人々のおかげでこの尊いお食事を頂くことができます。ここにあらめて多くの恩と恵みによって頂ける食事であることに心から感謝するものでありますので、味について申し上げることなど一切ありません。そして食事を頂いた功徳をどのように人々にお返しするかを考え、おかずの多い少ないなど気にもとめません。いただきます)
〇〇〇
食事が終わたら
「われ今、この清き食を終わりて、心ゆたかに力身に充つ。願わくは、この心身を捧げて己が業にいそしみ誓って四恩に報い奉らん。ごちそうさまでした。」
(私は今、この私を生かすために作られた清らかな食事を頂き、心が豊かになり力がみなぎっています。この心と身体をもって人々をお救いすることをお誓いします。ごちそうさまでした。)
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「リンゴの心」木村昭則、荒了寛 から引用しました。
私達の食材となる動物植物の生命、それを育ててくれる人、それを運送してくれる人、目に見えない無数の人がいるおかげで私たちは食事にありつくという感謝を忘れない。お金を払っているから当然だという事はない。